AIの活用事例として画像生成や動画生成がありますが、仕事や日常で利用できる機能として文字起こしや要約などがあり、最も実用的なのはこれらを利用した会議の議事録作成と言っても過言ではないでしょう。録音したデータの文字起こし、要約をAIが行うことによって議事録の作成を大幅に短縮できます。
会議の録音や文字起こしをして議事録を作成するのはスマートフォン(スマホ)でもできますが、スマホは会議中も他のことに利用したいといったこともありますし、頻繁に利用するならやはりボイスレコーダーなどの専用機器を利用したほうが便利です。そんなAIを活用して文字起こしや要約などができるAI議事録を手軽にできるウェアラブルAIボイスレコーダー「Plaud NotePin S」がPLAUDより2026年3月23日(月)に発売されました。
販路は公式Webサイト( https://jp.plaud.ai/ )内の公式Webストアのほか、Amazon.co.jpや楽天市場、エディオンおよびビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラといったECサイトや量販店などとなっており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格が28,600円となるとのこと。カラーはブラックおよびシルバー、パープルの3色展開です。今回、そんなPlaud NotePin SをPLAUDよりご提供していただき、実際に試してみましたのでその模様を紹介します。
Plaud NotePin Sは身につけられたりもできる超小型なウェアラブルAIボイスレコーダーで、サイズは約51mm×21mm×11mm、質量は約17.4gとなっています。この小さな本体にMEMSマイクを2個搭載し、最適録音範囲が最大3mとなっているため、一般的な会議室の広さなら十分に音が拾えると思われます。また連続録音時間が最大20時間で、スタンバイ時間なら最大40日間持ち、充電は専用のクレードルにて行います。
本体には物理ボタンを搭載しており、録音ボタンの長押しで録音の開始・停止を確実に行うことができ、録音中は本体のライトが点灯するのでわかりやすく、録音ボタンは録音中のハイライトの記録としても利用できます。またPlaud NotePin Sには4種類のアクセサリー(マグネットピン、クリップ、リストバンド、ネックレス)が同梱されており、ウェアラブルスタイルで体に装着することができるため、利用シーンを選びません。
ボイスレコーダーの利用シーンで意外と困るのが、レコーダーを置く場所です。会議室のような場所ではテーブルに置くことができますが、オープンスペースで椅子しかないような場所や立った状態で取材が必要なシーンではボイスレコーダーを片手で持つようなスタイルとなり、別途メモを取ったり、写真を撮影するのが難しくなります。そうしたときにもPlaud NotePin Sならさまざまな使い方ができるので助かります。
録音データはスマホなど向けアプリ「Plaud」(以下、Plaudアプリ)を起動するとスマホに転送され、クラウド上のAIにて録音データの文字起こし、要約の生成が実行されます。またユニークな機能として「Ask Plaud」があり、録音・文字起こししたデータに対し、チャット形式で質問できるAI機能で、会議内容の要約、タスク抽出、特定情報の検索を自動で行います。長時間の記録を読まずに結論や重要ポイントを瞬時に把握できるため、業務効率を向上させます。
さらに「インフォグラフィック生成機能」も搭載しており、会議内容やブレインストーミングのログをAIが解析して図解形式のインフォグラフィックとして自動生成してくれます。プレゼン資料や共有資料として活用できます。加えて「Plaud Desktop」という機能があり、パソコン(PC)上でデータの閲覧が可能なのも便利に使えるところです。さらに執筆時点では試せていませんが、つい先日にはAppleの「探す」機能に対応し、かばんに入れておけば、忘れ物防止トラッカーとしても使えるようになっています。
Plaud NotePin SのAI機能の利用については文字起こし時間が月300分まで無料の「Starterプラン」が用意されており、製品を購入してアプリでユーザー登録するとすぐに利用が可能です。週に一度60分程度のミーティングの文字起こしであれば無料プランで対応可能ですが、より頻繁に利用するのであれば有料プランがオススメです。
有料プランとしては「Proプラン」(文字起こし時間が月1200分まで年額16,800円)、「Unlimitedプラン」(文字起こし時間が無制限の年額40,000円)があります。また文字起こしパッケージも用意されており、600分まで2,000円、6000分まで15,000円となっています。無料プランで運用してみて足りなくなったら文字起こしパッケージを都度購入する方法もあります。
実際にPlaud NotePin Sを使ってみると、非常に便利です。録音後、Plaudアプリを起動するだけでデータ転送が行われ、「生成」を選択すれば文字起こしが行われて要約が実行されるため、議事録の作成が簡単に行えます。またPlaud NotePin Sは超小型のため、体に身に着けておき、録音したいときにボタンを押すだけで録音が可能です。打合せ、取材、大学の講義など、活用できますので、常に持ち歩くようになりました。会議の多いビジネスマンにもオススメな製品だと感じました。
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