日本でも展示がスタートした3つ折りフォルダブルスマホ「Samsung Galaxy Z TriFold」を見てきた!

既報通り、Samsung Electronics(以下、Samsung)の日本法人であるサムスン電子ジャパンは12日、Samsungが展開する「Galaxy」ブランドにおける初の3つ折りスマートフォン(スマホ)「Galaxy Z TriFold」を世界最大級のブランドショーケース/旗艦店「Galaxy Harajuku」(東京・原宿)と体験スペース「Galaxy Studio Osaka」(大阪・なんば)にて2026年2月12日(木)より展示開始するとお知らせしました。

Galaxy Z TriFoldは現時点では日本における発売は予定していませんが、昨年12月に海外で発表・発売されて以降、韓国では8回目の追加販売まで即完売、アメリカでは発売後5分で完売となるというように世界で大好評となっているため、日本でもSamsungのGlobalブランドとしての体験価値を伝えする1つの取り組みとして日本未発売のGalaxy Z TriFoldを展示することにしたということです。

今回、実際にGalaxy HarajukuでそんなGalaxy Z TriFoldを試してきたのでその模様を写真や動画を交えて紹介します。なお、Galaxy Harajukuには建物に入ってすぐの左手に1台だけ展示されており、自由にタッチ&トライができるようになっていました。横にスタッフの方もいて聞きたいことがあるなら聞けますし、黙ってひたすらタッチ&トライしていても大丈夫な感じだったので、興味がある人は是非行ってみて欲しいところです。

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Galaxy Z TriFoldを開いた状態。メインディスプレイは10.0インチQXGA+で、1〜120Hzアダプティブリフレッシュレートや最大輝度1600nitsなどに対応

Samsungでは2019年より折り曲げられるディスプレイを用いた折りたためるフォルダブルスマホとして「Galaxy Z」シリーズを展開していますが、Galaxy Z TriFoldはこれまでの内側に折り畳める大画面なメインディスプレイ、折りたたんだ状態でも外側の片面にカバーディスプレイを搭載して通常のスマホのように使える“横開き型”の「Galaxy Z Fold」をさらに進化させ、同社初の2箇所で折りたたんだ3つ折りスマホとなります。

これにより、開いた状態では標準的なタブレットと同等の大きさとなる約10.0インチQXGA+(2160×1584ドット)Dynamic AMOLED 2X(有機EL)ディスプレイ(約269ppi)を搭載して大画面で操作でき、閉じた状態ではアスペクト比9:21の約6.5インチFHD+(1080×2560ドット)Dynamic AMOLED 2X(有機EL)ディスプレイ(約422ppi)を搭載して普通のスマホのように使えます。またチップセット(SoC)にはQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform for Galaxy」を搭載して高い性能を備えています。

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Galaxy Z TriFold(左)と横に置いてあった11インチタブレット「Galaxy Tab S11」(右)を比べてたところ。縦はGalaxy Z TriFoldが約159.2mm、Galaxy Tab S11が約165.3mmで割と近い


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Galaxy Z TriFold(上)と11インチタブレット「Galaxy Tab S11」(下)の比較。横幅はGalaxy Z TriFoldが約214.1mm、Galaxy Tab S11が253.8mmとかなり違う

発売時期が近いこともあり、基本的な仕様は2つ折りの横開き型な最新機種「[[Galaxy Z Fold7]]」に近く、開いたときの厚みが約3.9〜4.2mmと非常に薄く、タブレットと比べるとパンチホールを採用していることもあって画面の周りの縁(ベゼル)が非常に狭く、11インチに迫る10インチサイズであるものの、アスペクト比の違いはありますが、本体サイズはかなり11インチタブレットと比べるとかなり小さくなっています。一方、画面の折り目はやはり気になる人には気になる感じに。

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Galaxy Z TriFoldの開いた状態における背面。側面などのフレームは高強度ながら過度な重量増を防ぐ「Advanced Armor Aluminum」によるアルミニウム製、ヒンジの外装はチタン製に


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Galaxy Z TriFoldは開いた状態ではGalaxy Z Fold8のように非常に薄い。リアカメラの出っ張りはそれなりにある感じ

サイズは開いた状態で約159.2×214.1×3.9〜4.2mm、閉じた状態で約159.2×75.0×12.9mm、質量は約309g、本体カラーはクラフテッド ブラックの1色展開で、背面は中央にカバーディスプレイ、左側に背面パネル、右側に中敷部分となり、背面パネルと中敷部分は模様のある同じような質感ですが、背面パネルは樹脂が混ぜ込まれて強度を高めたセラミックガラス繊維強化ポリマー製、中敷部分はプラスチック製です。背面パネルは模様があるためか、指紋はあまり目立っていませんでした。カメラは以下の構成に。

<カバーディスプレイセルフィーカメラ>
・約1000万画素CMOS(1/3.0型、1画素1.22μm)+広角レンズ(F2.2、焦点距離24mm)

<メインディスプレイカメラ>
・約1000万画素CMOS(1/3.0型、1画素1.22μm)+超広角レンズ(F2.2、焦点距離18mm)

<リアカメラ>
・約2億画素CMOS(1/1.3型、1画素0.6μm、9in1、Multi-Directional PDAF)/広角レンズ(F1.7、焦点距離24mm、OIS)
・約1200万画素CMOS(1/2.55型、1画素1.4μm、Dual Pixel PDAF)+超広角レンズ(F2.2、画角120°、焦点距離13mm)
・約1000万画素CMOS(1/3.94型、1画素1.0μm、PDAF)+望遠レンズ(F2.4、焦点距離67mm、光学3倍ズーム、OIS)

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Galaxy Z TriFoldを折りたたんでいくところ。順番に折り畳まないと、画面に注意が表示されます。なお、内側にしか折り畳めないため、“Z”にはならない


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中敷部分のみを折りたたんだところ。メインディスプレイは点灯しているものの、カバーディスプレイはまだ消えていました(設定で変更できるかも)


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完全に折り畳んだ状態のGalaxy Z TriFoldの背面

ヒンジはこれまでのGalaxy Zシリーズで培ってきた革新的な技術を基盤に「Armor FlexHinge」をさらに進化させて3つ折りに最適化しており、サイズの異なる2つのヒンジをデュアルレール構造で組み合わせることによって全体の重量や内部構成が異なる部分でもより滑らかで安定した開閉動作を実現しています。さらにこのヒンジによってディスプレイパネル同士がほぼ隙間なくしっかりと接合されるため、より薄く、携帯性に優れた製品になっています。

また10インチの画面を3つ折りにしてポケットに収めるために開発された新たなディスプレイ技術を採用しており、デュアルフォールド構造に求められる耐久性を確保するため、衝撃吸収層の上に強化オーバーコートを加えることによってディスプレイ全体の耐衝撃性と耐久性を一段と向上させ、優れた薄さと剛性と軽量を両立させたフレーム設計によって折りたたみ時にスクリーン同士が接触することを防ぎ、薄さを維持しつつひび割れへの耐性を高め、引き続いて防水・防塵(IP48)をサポートしています。生体認証としては指紋認証(側面)や顔認証に対応しています。

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Galaxy Z TriFoldを完全に折り畳んで普通のスマホのように持ってみたところ。さすがに最近のスマホと比べると厚くで重いものの、普通には使えます

その他の仕様では5600mAhバッテリーやUSB Type-C端子(USB 3.2)、急速充電(最大45W)、ワイヤレス充電(最大15W)、16GB内蔵メモリー(RAM)、512GBまたは1TB内蔵ストレージ、デュアルステレオスピーカー、Wi-Fi 7に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠の無線LAN(2.4および5、6GHz)、Bluetooth 5.4、NFC Type A/B、UWB、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS、NavIC)、加速度センサー、近接センサー、気圧センサー、環境光センサー、ジャイロスコープ、電子コンパスなど。

SIMは販売される国・地域によってnanoSIMカード(4FF)スロットが2つのモデル、nanoSIMカードスロットが2つとデュアルeSIMのモデル、nanoSIMカードスロットが2つとトリプルeSIMのモデルがありますが、どのモデルでも最大2つまでのSIMのみが同時利用でき、デュアルSIMデュアル5Gに対応しており、対応周波数帯は今回、展示されていたグローバル向け「Galaxy Z TriFold(型番:SM-F968B/DS)」は以下の通り。

5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n20, n25, n26, n28, n38, n40, n41, n66, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42, 66
3G W-CDMA: Band I, IV, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz


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OSにはAndroid 16をベースにした独自ユーザーインターフェース「One UI 8」がプリインストールされており、開いた状態では6.5インチのスマホ3台分相当のレイアウトで動作する10インチの大画面で、日常のあらゆるシーンでマルチタスクがさらに快適になり、縦長のアプリ3つを横並びで同時に操作したり、マルチウィンドウでアプリサイズを調整して重要な情報を見やすく表示したり、文書チェックの際には画面を縦向きにして集中して作業することも可能です。

例えば、新居の設計プランを作成する建築家の場合に大画面を活用して図面の確認しながら提案書作成、寸法計算を大画面で同時に進められ、さらに急な電話が入っても表示された画面を崩すことなく応答でき、作業の流れが途切れません。また作業に戻る際もタスクバーから最近使ったアプリをすぐに呼び出し、ワンタップで元の作業環境を表示できます。また「マイファイル」や「Samsung Health」などの馴染みのあるアプリも大画面向けに最適化されており、情報整理や必要な情報がひと目で把握できるようになります。

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なお、Galaxy Z TriFoldはすべて緻密な設計要件を満たすために繰り返し複数の厳格な品質検査実施しており、例えば、フレキシブルプリント基板(FPCB)にはCTスキャンを行い、設計通りに正確に製造されていることを確認した上で他のディスプレイ内部コンポーネントとの接合工程に進み、さらにレーザースキャンによって内部コンポーネントが設計上の高さに正確に実装されているかを検証して外装表面の品質を確保しているということです。前述通りに現時点では日本での発売は予定されていませんが、できれば次機種でもいいので日本で3つ折りスマホが早く登場することを期待したいところです。



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記事執筆:memn0ck


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