各社利用可能通信量を増量!無制限サービスも出てきたデータ専用格安SIMサービスの料金をざっくりと比較


データ通信専用格安SIMサービスの利用料金を比較!

NTTドコモやau(KDDIおよび沖縄セルラー)といった携帯電話事業者(MNO)のネットワークを借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として行っているサービスは、月々の利用料が安いことが多いことやSIMカード(契約)のみを提供していることから「格安SIM」と呼ばれ、コスト意識の高いユーザーなどで話題となっています。

これらのサービスはMNOに通信帯域当たりの利用料を払うことで提供しているため、高速で通信し続けるには高い料金を払わないといけなくなり、それを避けるために通信速度を制限したり、月または週、日当たりに利用できる通信量に上限を設けたりすることで利益が出るようなプランになっています。

また、MVNOがMNOに支払う帯域当たりの利用料は毎年見直され、利用料を決める算定式についてもガイドラインが改正されたことでより安いサービスを提供できるようになりました。

これにより、少し前までは月当たり1GBまでの通信ができるプランが大体月額900円前後で提供されてきましたが、ここ最近はこれ以上値下げするよりも月当たりに利用できる通信量を増量するほうがいいといった判断から同じ利用料で2GBにするといったことが多くのサービスで実施されています。

一方で、月当たりの通信量上限を設定しないサービスもより高速なプランがぷららモバイルLTEやU-mobileから出てきており、すでに自分に合ったサービス・プランがどれなのか選ぶのは大変になってきていますが、今後はさらに多くのバリエーションが出てくると思うと楽しみな状況になっています。

そこで、今回はNTTドコモとauの回線を利用したMVNOによるサービスのデータ通信専用プランの概要と利用料金について非常にざっくりとまとめて比較してみたいと思います。


まず、現在提供されている中ではケイ・オプティコム「mineo」のみがau回線を用いており、それ以外はNTTドコモ回線を利用しています。

そのため、最大通信速度や利用可能エリアはmineoがauと同じとなりますが、それ以外はNTTドコモと同じとなります。

また、mineoはデータ通信はauの4G(FDD-LTEおよびWiMAX 2+方式、サービス名「4G LTE」)のみを利用しており、それ以外はNTTドコモの3G(W-CDMA方式、サービス名「FOMA」)と4G(FDD-LTE方式、サービス名「Xi」)を利用しています。

以上を踏まえた上で、用途的に主に通信速度制限がないサービスと通信速度制限があるサービスに分けたまとめが以下の表になります。

◯通信速度制限なし
通信速度制限がないサービスではNTTドコモ回線が現在は下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbps、au回線が下り最大150Mbpsおよび上り最大25Mbpsとなっています。

ただし、制限はないといってもまったくないわけではなく、細かな速度制御をしている場合が多いほか、利用者が多くネットワーク(無線またはインフラ部分)が混雑していたりすると遅くなったりします。

その代わりに月または週、日当たりに利用できる通信量に上限があり、これを超えると速度制限(サービス・プランによって200〜300Kbps程度)が行われ、この制限を解除するには追加料金をチャージするといった形が取られています。

ざっくりと分けると月当たりと日当たりの通信量上限が決められているものが多く、少ないですが週当たりや月当たりでも二段階制などもあります。

各社増量した結果、安いプランでは月当たり2GBで900円前後となっており、これは同じ程度の料金で日当たりだと70〜80MBとなっています。なお、動画などを見たり見なかったりといった場合には月当たりのほうが使いやすいと思われます。

また、U-mobileやB.exiteモバイルLTEでは1GBのままですが月額利用料が790円および750円と安めに設定されているほか、mineoはau回線のため増量傾向は不利であるためか、キャンペーンとして11月の1ヶ月分は1GB増量するといった施策を行っています。

この他、現時点ではヨドバシカメラオリジナルSIMや@nifty do LTE、b-mobile X SIMあたりはまだ増量または利用料金値下げなどの動きをしていません(ただし、@niftyでは音声通話にも対応したサービス「NifMo」を11月23日に提供予定で詳細は未発表)。

なお、通信量上限を超えた場合の速度制限されたときの最大速度は自分に合った通信量上限を選べばあまり超えることはないかなと思い省き、代わりにセルスタンバイ問題や、LINEなどの各コミュニケーションツールでSMS認証が多く採用されていることからSMSオプションの有無と価格を入れています。個人的にはデータ通信専用プランならSMSオプションは付けたほうがいいかなと思っています。

サービス
(提供会社)
プラン データ通信量上限 月額利用料 SMSオプション
月額利用料
BIG SIM
(ビックカメラ)
ミニマムスタート 2GB/月 900円 140円
ライトスタート 4GB/月 1,520円 140円
ファミリーシェア 7GB/月 2,560円 140円
U-mobile
(U-NEXT)
データ専用 1GB 1GB/月 790円 150円
データ専用 3GB 3GB/月 1,480円 150円
データ専用 ダブルフィックス 3GB/月 1GBまで680円
1GB以上1,980円
150円
LTE使い放題 無制限 2,480円 150円
OCN モバイル ONE
(NTTコミュニケーションズ)
70MB/日 70MB/日 900円 120円
100MB/日 100MB/日 1,380円 120円
2GB/月 2GB/月 1,100円 120円
4GB/月 4GB/月 1,450円 120円
IIJ高速モバイル/D
(IIJ)
ミニマムスタート 2GB/月 900円 140円
ライトスタート 4GB/月 1,520円 140円
ファミリーシェア 7GB/月 2,560円 140円
So-net PLAY SIM
(ソネット)
80M/day 80MB/日 880円
135M/day 135MB/日 1,278円
BIGLOBE LTE・3G
(ビッグローブ)
エントリー 2GB/月 900円 120円
ライトS 5GB/月 1,505円 120円
ライトM 8GB/月 2,838円 120円
スタンダード 10GB/月 3,790円 120円
楽天ブロードバンドLTE
(楽天)
エントリープラス 2.1GB/月 900円 140円
ライトプラス 5GB/月 1,677円 140円
BB.exiteモバイルLTE
(エキサイト)
1GB(SIM1枚) 1GB/月 750円 140円
2GB(SIM1枚) 2GB/月 870円 140円
4GB(SIM1枚) 4GB/月 1,440円 140円
0GB(SIM3枚) 100MB/月 1,100円 140円
1GB(SIM3枚) 1GB/月 1,280円 140円
2GB(SIM3枚) 2GB/月 1,520円 140円
4GB(SIM3枚) 4GB/月 1,980円 140円
hi-ho LTE typeD
(ハイホー)
ミニマムスタート 2GB/月 933円 140円
アソート 2GB/月 1,409円 140円
ファミリーシェア 7GB/月 2,838円 140円
SANNET LTEサービス
(SANNET)
モバイルエントリーオプション 2.1GB/月 900円 140円
モバイルライトオプション 5GB/月 1,677円 140円
モバイルデイリーオプション 70MB/日 890円 140円
Tikiモバイル LTEライト
(エヌディエス)
タイプM 70MB/日 934円 140円
タイプM 2GB/月 934円 140円
b-mobile X SIM
(日本通信)
I 1.01GB/月 900円
N 51MB/日 900円
B 2.2GB/月 1,505円
Flat 7GB/月 2,980円
ヨドバシカメラオリジナルSIM
(Wireless Gate)
920円 1GB/月 852円 139円
2,480円 5GB/月 2,297円 139円
5,490円 10GB/月 5,084円 無料
@nifty do LTE
(ニフティ)
エントリーにねん 200MB/月 850円
ライトにねん 1GB/月 1,150円
スタンダードにねん 5GB/月 3,350円
ぷららモバイルLTE
(NTTぷらら)
定額ライト 50MB/日 900円 162円
二段階定額 100MB/日 30.5MBまで361円
30.5MB以上2,361円
162円
定額 100MB/日 1,885円 162円
mineo
(ケイ・オプティコム)
シングルタイプ1GB 1GB/月 980円
シングルタイプ2GB 2GB/月 1,580円
シングルタイプ3GB 3GB/月 2,330円

◯通信量制限なし
当初は「イオンSIM」などで通信速度の上限が数百Kbpsと低速な通信量制限がないサービスが多かったのですが、現在ではすっかりマイナーなサービスとなっていて、”980円SIM”と呼ばれていたデータ通信専用のイオンSIMはすでに受付終了しています。

そんな中でも長らくがんばっているServersMan SIMと、”ワンコインSIM”として今夏に開始したヨドバシカメラオリジナルSIMの480円プランは低速ながら手軽に利用できるプランとなっています。

さらに、今年9月に開始されて大きな話題となった3Mbpsと比較的速度制限が緩いながら通信量制限がないぷららモバイルLTEの定額無制限プランや、11月1日に開始したばかりの通信量制限も通信速度制限もないU-mobileのLTE使い放題プランといった動画を見たりするのもできる速度ながら通信量制限のないプランも出てきています。

とはいえ、現状ではU-mobileのLTE使い放題プランも実測では数Mbps程度のようなので、利用者が多い場合はさらに遅くなったりすることもあり、どこまで速度が出るのかといった保証はないので逆に使いにくいといった考え方もできるかと思います。

サービス
(提供会社)
プラン 通信速度制限 月額利用料 SMSオプション
月額利用料
ヨドバシカメラオリジナルSIM
(Wireless Gate)
480円 250Kbps 445円 139円
ServersMan SIM
(DTI)
ServersMan SIM LTE 250Kbps 467円 143円
OCN モバイル ONE
(NTTコミュニケーションズ)
500kbps
(7GB/月制限)
500kbps 1,800円 120円
ぷららモバイルLTE
(NTTぷらら)
定額無制限 3Mbps 2,759円 162円
U-mobile
(U-NEXT)
LTE使い放題 無制限 2,480円 150円

以上のように非常にざっくりと比較しましたが、細かく見ていくと、まずはじめに各サービスでは初期事務手数料もしくはSIMパッケージの購入といった料金がかかるほか、期間限定で利用料の初月無料や最大2ヶ月無料などのキャンペーンも実施されており、トータルでのコストはどこが安いのかというのは個別に見ていかないとなかなか判断しづらいところではあります(特にSIMパッケージは安売りされていたりもしますし)。

その他、サービスによっては最低利用期間が設けられており、その期間より短い場合の解約には解約料がかかる場合がありますのでご注意ください。

記事執筆:memn0ck

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