スマートフォンの魅力のひとつには、OSを含むプラットフォームごと新しいバージョンにバージョンアップできることが挙げられます。iPhoneも旧機種「iPhone 3GS」などで最新プラットフォーム「iOS 4」が利用できたりしますよね。

Androidでも、現在リリースされている最新のバージョンが2.2となります。これがいよいよ日本でも利用できるようになるのです。Android 2.2は、開発コードネームが「Froyo（フローズンヨーグルト）」として開発されてきたもので、最大の特徴がJITコンパイラによって動作速度が格段に向上したことです。これによって、同じ機種でもよりサクサクと操作できるようになっています。

また、パソコンと同じFLASH 10.1に対応。ほぼパソコンと同様にFLASHコンテンツを表示でき、例えば、ニコニコ動画などもウェブブラウザで表示できるようになる見込みです。加えて、Microsoft Exchangeに標準対応やGoogleアカウントのマルチアカウント、ライブ壁紙、Androidマーケットのアプリ更新機能強化、動画撮影解像度のHD撮影（720p）などに対応します。

他にも、ウェブブラウザでファイルのアップロードできたり、追加アプリケーションをmicroSDカードに移動したり、Bluetoothによるアドレス交換、パスワードポリシーの設定、電話帳検索／ソート機能強化といった細かな点にも変更が加えられており、これまでどうしてもiPhoneよりもいまいちと言われていたAndroidスマートフォンもかなり使い勝手が改善されてきています。

ただし、ソフトバンクでは、2.2での追加機能のひとつであるテザリング（パソコンなどのモデム／ルーターとして利用する）機能が封印されているとのことで、利用できないそうです。このあたりは、通信事業者の施策もあるので、仕方がないところですかね。

9月末には、ディスプレイがSuper LCDに変更された「Desire X06HT II」も発売予定ですし、早く2.2になった「Desire」が使いたいですね！


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