ついに3Dもモバイルの時代へ突入!
※Android 3Dコンテンツは裸眼で視聴可能です。

ソフトバンクモバイルは、11月4日に開催された新機種発表会にて、Android向け3Dコンテンツを開始すると発表しました。対応しているのは、3Dディスプレイを搭載している「GALAPAGOS SoftBank 003SH」と「GALAPAGOS SoftBank 005SH」の2機種。


従来よりフィーチャーフォン向けには3D対応ディスプレイが登場していました。しかしながら、端末の中でのみ完結しており、今回サービスと連動するのはソフトバンクが初となります。

どんな技術を使っている?
視差バリアという技術を利用し、左右に見える画を違うものを見せる事で擬似的に立体映像を再生します。画像の解像度は半分になってしまいますが、裸眼で3D体験できるメリットがあります。
IMGP3185

3D対応液晶テレビなどでは専用のメガネを利用し閲覧します。その場合は、画面上より飛び出すように表現されますが、この裸眼で見られる視差バリア方式3Dではやや控えめの表現となります。
個人差はあるものの、正面より見る事で3D表現を感じることができました。

対応サービス
3D技術が対応するサービスは、「USTREAM(ユーストリーム)」「ゲーム」「動画」の3つ。それぞれ専用のコンテンツが用意され従来の2Dコンテンツが3Dになる訳ではないので注意です。

USTREAM(ユーストリーム)
IMGP3117

専用のカメラを利用し、撮影角度の違う動画を2つ同時に撮影。それを同時配信する事で端末上で合成し3D映像化するそうです。
IMGP3115
画像のような専用カメラが必要。これはUSTREAMスタジオなどに配置していきたいそう。


説明員によると、現在は003SHと005SH専用となっておりPCや他の端末で3Dを体験する事はできないということ。他の3D対応端末が登場した場合、利用できるかどうかは不明だそうです。
IMGP3114

コンテンツ自体は003SHが発売開始する12月には用意したいとの事。
実際に生中継されている状態で体験でき、どうしても動画を処理している関係上10秒~15秒ほど遅れて表示されるようです。


ゲーム
3D対応ゲームは「パワプロ(野球ゲーム)」や「マージャン」、「魔界村(アクション)」、「バイオハザード(ホラーアドベンチャー)」等がプレイ可能な状態でした。
IMGP3177

どれも動作が遅いという感じも無く快適にプレイ可能。ただ3D対応にするにあたり解像度や明るさがやや落ちている印象でした。


動画
3Dの専用動画コンテンツが用意されます。専用という事もあり、正面から閲覧すれば立体表現は非常に分かりやすいものとなっています。


3Dコンテンツの課題
裸眼で3Dコンテンツが体験できるAndroidスマートフォンが登場した訳なのですが、課題も残されています。
まずは角度。視差バリアを利用している手前正面から閲覧しないと立体表現を受けにくくなってしまいます。なのでどうしても寝ながら視聴するというものにはあまり向いていません。また左右で違う映像を見ているので目も疲れがちになってしまいます。
この辺は短い動画程度であれば問題無いのですが、映画などでは少々疲れてしまいます。一気に視聴するというよりは、ある程度小出しに見る方がいいかもしれません。

また、動画のコマ数を半分にして左右に違う動画を流しているのでどうしても残像感が残ってしまったり明るさが暗くなりがちだったりします。この辺も技術的に解決して欲しいところ。

タッチパネル対応3Dディスプレイや、3D対応コンテンツの配信など実験的な部分はありますが、今後3Dコンテンツはキラーコンテンツになり得る可能性がありますので、是非とも今後に期待したいものだと思います。

記事執筆:ホセ


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