首都圏暮らしの「必需品」!

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、本日午前4時から、おサイフケータイ(モバイルFeliCa)向けIC乗車券システム「モバイルSuica」のAndroidスマートフォン向けサービスを順次開始しています。

自分が主に愛用しているNTTドコモのFOMA回線では、その午前4時からサービス開始、ということで、早起きしてセットアップしてみました。ちなみに、au(KDDI・沖縄セルラー)向けが本日正午から、SoftBank(ソフトバンクモバイル)およびディズニー・モバイル向けが本日16時から提供開始となります。

■アプリのダウンロード
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まずはアプリのダウンロードから!

まずは、モバイルSuicaのアプリケーションをダウンロードしなくてはいけません。FOMAカードを挿入した状態でAndroidマーケットで「モバイルSuica」をキーワードに検索すると一発で見つかると思います。自分が試した時間現在では、パソコン版のAndroidマーケットにはまだ未掲載(検索に引っかからない状態)でした。端末からの検索がオススメです。

■初期設定
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初回起動時の確認とアプリの初期化

初回起動時には、モバイルSuicaアプリが端末のどんな情報にアクセスするのか確認する画面が現れます。「同意する(以後確認なし)」をタップすれば、この画面は二度と現れません。起動ごとに確認したい場合は、「同意する」をタップすればOKです。その後、初回起動時のみアプリの初期化が行われます。

なお、この初期化を含めて、全ての通信は無線LAN経由でも大丈夫そうです。3G回線で通信するより各種処理が早く済む事が想定されるので、無線LAN越しでのセットアップがオススメです。

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セットアップを始めよう!

この後は、今までのiモード端末(あるいはEZweb・Yahoo!ケータイ端末)と同様にモバイルSuicaのセットアップを進めます。今回は、通常使っている、クレジットカード登録済み・通勤定期券付きのモバイルSuicaアカウントとは別に、EASYモバイルSuica(クレジットカード情報を登録しない簡易サービス)を登録してみることにしました。

なお、画面にも出てきますが、登録情報を携帯電話上で入れるのが面倒な場合は、モバイルSuicaのWebサイトで仮登録することもできます。タッチパネルなどで入力するのが...という方は是非そちらもご活用ください。

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EASYモバイルSuicaは「クレジットカードを登録しない」を選べばOK

通常のモバイルSuicaサービスを利用する場合、クレジットカード(またはVISAデビットカード)の登録が必要です。登録すると、クレジットカードによるオンラインチャージ、通勤・通学定期券の購入(年度で初めて通学定期券を買う場合は書面による事前申請が必要)、普通列車用Suicaグリーン券の購入、紛失時の再発行などが可能です。ただし、Viewカード以外のクレジットカードの場合、年会費が1000円かかります(クレジットカード登録時に引き落としがかかります)。Viewカードの場合は、当面年会費がかからないほか、東海旅客鉄道(JR東海)が提供する東海道・山陽新幹線の「エクスプレス予約」のチケットレスサービス「EX-ICサービス」も利用可能です。

一方、EASYモバイルSuicaでは、基本的なIC乗車券サービスと電子マネーサービスが利用できます。チャージは原則としてNEWDAYSなど、コンビニエンスストアにおいて現金ですることになります。オンラインバンキングでの銀行口座からのオンラインチャージには対応していますが、いまのところ、Androidスマートフォンではじぶん銀行のみ対応しています。クレジットカード情報を登録すれば、いつでも通常のモバイルSuicaに移行できるので、可能であればクレジットカード、それが難しいようであればVISAデビットカードを用意して使うことをオススメします。

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入力画面は、ほぼケータイと同様だが...

登録情報をスマートフォンで入力する場合、大体今までのケータイ版と一緒なのですが、登録する携帯電話メールアドレスのドメインにキャリアのもの(ドコモならdocomo.ne.jp)のほかにGmail(gmail.com)が増えていることがスマートフォン版らしい感じがします。

この入力が済むと、「仮登録」が完了します。そのまま続行すると、本登録処理に入ります。

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本登録が完了すれば、スマートフォンが「モバイルSuica」に!!


本登録処理が完了すると、モバイルSuicaとして使えるようになります。画面は携帯電話と同じ文言を原則として使っているせいか、「指定されたソフトを~」という文言が出てきますが、ドコモのiモード端末と違って、別アプリは必要ないのでご安心下さいw

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Android版はウィジェットで残高確認OK!


Android版はタッチパネルに最適化されたユーザーインターフェイスになっています。また、ウィジェットによる残高確認も可能です。それ以外は、ケータイで慣れ親しんだモバイルSuicaと同様に操作可能です。

繰り返しですが、この後、正午からはau(KDDI・沖縄セルラー)向け、16時からはSoftBank(ソフトバンクモバイル)向けにサービスが開始するAndroid版モバイルSuica。ますます日本的スマートフォンが便利になります。皆さんもぜひこの機会にモバイルSuicaの世界を堪能してみてください! 定期券や券売機の購入列に並ばなくて済む快感と来たら...

記事執筆:せう


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モバイルSuica公式ページ(JR東日本)