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実はウィルコムでは初めてとなるシャープの折りたたみ型PHS

既報通り、ウィルコムとソフトバンクモバイルは29日、2012年夏以降に発売する予定の新モデル「ソフトバンクモバイル・ウィルコム新商品発表会 2012 Summer」を開催し、シャープのウィルコム端末では初となる折りたたみ型PHSの「PANTONE PHS WX01SH」が発表されました。発売は2012年8月予定。

本機は過去にソフトバンクモバイルから発売された「PANTONE 001SH」から外形の金型やソフトウェアを流用することで、開発コストを押さえて開発された「手軽に誰とでも定額を楽しむことができる」ことをコンセプトとしたローエンド&ローコストに該当するモデルとなります。

発表会場にて実機の展示がありましたので、他社製のウィルコムPHS電話機との相違点などを交えながら紹介します。

■外観は完全にソフトバンクモバイルの001SH
前述の通り外装部の金型をソフトバンクモバイルPANTONE 001SHから流用しており、見た目にはまったく同じ端末に見えます。

開いたところにウィルコムのロゴや型番、カメラ部の「2.0MEGA PIXELS 」の表記以外は基本的にまったく同じです。ただし、内部のチップセットが一部異なる関係上重量はわずかに軽くなっています。

本体カラーも001SH(全10色)から全7色に変更となっています。

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本体カラーはホワイト・ブルー・ピンク・ゴールド・ビビッドピンク・イエロー・ブラックの全7色


サイズは外形が102mm×50mm×17.4mm(折りたたみ時の高さ・幅・厚さ)、重量は約93gで、Webブラウザはフルブラウザ対応のNetFrontを採用。

ライトメール・Eメール・赤外線通信・JAVAアプリ・Flash Liteなどウィルコムのローエンド帯端末ながら必要最低限の機能は実装されています。

また、ウィルコムウィジェット・USB接続によるPHSモデム機能は非搭載となっています。

その他にもベースとなった001SHに搭載されていたワンセグ・Bluetoothも非搭載となっており、カメラユニットも320万画素のカメラから200万画素へと変更されています。

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表面と裏面(折りたたみ時)


表面には約0.7インチのサブディスプレイがあり、時計や着信・メールの通知などが表示できます。

裏面には約200万画素CMOSのカメラユニットと外部スピーカー、左側面側につながっているストラップホールがあります。裏面のバッテリーカバーを外して、バッテリーをどかすとmicroSDカードスロット(microSDHC32GBまで対応)があります。

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端末を開いたところ。

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カメラ部付近のアップ

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右側面(上)と左側面(下)


右側面にはカメラのシャッターボタンと赤外線通信ユニットが、左側面には裏側とつながっているストラップホールがあります。

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天面と底面(折りたたみ時)


底面側には充電用の外部接続用の端子があります。この充電用の接続端子も001SHの金型流用のため、ソフトバンクモバイル3GやNTTドコモのFOMA音声端末で見られるタイプの接続端子になっており、ウィルコムのPHSではおなじみのmicroUSBまたはminiUSB端子による接続での充電ではなくなっています。

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外部端子

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メニュー画面


メインディスプレイは約2.9インチのWQVGA(400×240ドット)となっています。


■WX01SHのとても特殊な設計
この端末は前述の通り外形の金型の他にもカメラ撮影のインターフェースやファイルフォルダのデザインなどを001SHから「移植」して(001のソフトウェアをトロンに移植しているということ)できあがっています。そのため、ところどころで001SHとそっくりな部分を見かけることになります。

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カメラ起動中の画面

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データフォルダの画面


これまでシャープのケータイを使ってきた人には馴染みやすいかもしれませんね。

記事執筆:河童丸


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