新機種を除く既存スマートフォンでは現在唯一のAndroid 4.2! |
NTTドコモは、Gogoleが提供するスマートフォンおよびタブレット「Nexusシリーズ」の名前を冠した「GALAXY NEXUS SC-04E」(サムスン電子製)において2013年5月9日(木)以降から順次Android 4.2.2(開発コード名:Jelly Beans)へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を提供開始しています。
GALAXY NEXUS SC-04Eは、Googleが主導するモバイル向けプラットフォーム「Android」のリファレンスモデル(ベースモデル)で、メーカーやキャリア独自の機能は極力搭載しない代わりにAndroid OSのアップデートは優先的に行われるという特徴があります。そのため、シンプルな構成とアップデートを魅力としたユーザーからも人気のモデルとなっているのです。
確かに、Googleの直営Webストア「Google Playストア」にて販売されているグローバルモデルの「GALAXY Nexus」と比べると、OSバージョンアップの配信がかなり遅くなってはいますが、NTTドコモの中では、現在、唯一のOSバージョンアップによるAndroid 4.2になった機種となります。
今回は実際にGALAXY NEXUS SC-04DをAndroid 4.2.2にアップデートしてみましたので、追加された新機能などを紹介してみようと思います。
◯ソフトウェア更新の方法はどうやるの?
ソフトウェア更新(アップデート)は非常に簡単です。画面上に通知が来るか、設定の端末情報からソフトウェアアップデートを選択する程度となります。
更新時間は10分程度で、最近のスマートフォンでは契約カード(SIMカード)を入れないと更新できない場合がありますが、このGALAXY NEXUS SC-04DはSIMカードを挿入していない状態でも大丈夫でした。
◯今回追加された機能は何があるの?
今回Android 4.2.2になったGALAXY NEXUS SC-04D追加された機能は以下の4つとなります。
1)ロックスクリーンウィジェット(ロックスクリーンにウィジェットを貼り付け可能)
2)Photo Sphere(360°のパノラマ撮影が可能)
3)DayDream(スクリーンセーバー)
4)Quick Setting(通知バーから画面の明るさやWi-Fi、Bluetoothなどの設定が可能)
そこで、これらの新機能を実際に使ってみました!
☆ロックスクリーンウィジェット
これは、ロックスクリーン上に1画面用の大きなウィジェットを配置できますよという機能で、例えばGmailの受信ボックスを表示させたり、すぐにカメラを起動させるといったこともできるようになります。
ロック画面では、通常は時計と解除用のマークが表示されているのですが、この時計側(画面上部)を下にスワイプします。すると、外の画面(ウィジェット)が利用できるようになるという寸法です。
このように用意された機能を張り付けることで、利便性がアップします。ホーム画面やドロワーからアプリを呼び出すことなくよく利用するアプリを表示できます。
ただし、パスワードロックなどをかけた状態でもウィジェット表示(ある程度の内容)は見られる点には注意しましょう。もし心配であれば、メールや予定といったウィジェットは張り付けない方が無難かもしれません。
使ってみた感想としては、素早く情報にアクセスできるようになる点は評価したいと思いますが、外のウィジェットへ移行する場合にロック解除画面上部をスワイプするのが面倒だなと思いました。
そこまでするのであれば、通常通りロック解除してホーム画面に張り付けたウィジェットを見ても同じなのかなと思ってしまいます。もう少し操作への手間が減れば良いなと思います。
☆Photo Sphere(360°のパノラマ撮影が可能)
これは従来より提供されているパノラマ撮影に似た機能となります。ちょうどGoogleマップのストリートビューのような写真が撮影できると思っていただくとイメージ湧くと思います。
この機能はカメラから起動します。写真撮影/ムービー撮影/パノラマ撮影を切り替える部分からスタートします。
起動すると、いきなり灰色の画面が登場。小さな窓のようなものの上に水色の丸が出てくるので、それを少し大きな円で囲います。すると自動でシャッターが切れPhoto Sphereのスタートです。
撮影されたイメージの横にまた水色の丸が出てくるので、こんどはそれに合わせます。この作業でおおよそ50枚程度撮影すると360°のパノラマ撮影が完了するという仕組み。
できあがった画像イメージです。イメージでは少しおかしい感じになっていますが、端末上で観てみると見事に360°風景を再現しています。それはまんまストリートビュー状態!
これも使ってみた感想は、まず50枚撮影がちょっと恥ずかしいなぁと。位置合わせするたびにシャッター音がします。しかしながら、出来映えはちょっと感動。数十枚の写真をつなぎ合わせするので、向きによって当然明るさも変化するのですが、これも自然につなぎ合わせをしてくれます。
ただし、注意したいのは、撮影中に少しでも移動してしまうとつなぎ合わせがおかしくなってしまうので、撮影は移動しなくても良い場所で撮影しましょう。
撮影中に移動すると、このようにつなぎ合わせがおかしくなります。これを逆手に取っておもしろ写真を作成する手もあるかも。
パノラマ撮影よりも臨場感あふれる写真が撮影できますので、思い出の場所、絶景などで利用すると効果絶大だと思います。
☆DayDream(スクリーンセーバー)
クレードルに乗せた場合や充電中に表示させるスクリーンセーバーを設定/選択できるようになりました。
設定できる内容は、「時計」「カラー(カラフルな画面のみ)」「カレント(ニュース表示)」「フォトテーブル」「フォトフレーム」の5つです。
うち、「フォトテーブル」「フォトフレーム」の2つは写真の表示をしてくれる機能で、充電中はデジタルフォトフレーム状態となってくれます。
オススメは「時計」設定!このような感じにシンプル表示!
充電中は手頃な卓上時計となってくれます。なお、起動のタイミング設定で「ホルダー装着時」ではなく「充電時」にしましょう。(ホルダーを持っている方はホルダー装着時の設定で良いと思います)
☆Quick Setting(通知バーから画面の明るさやWi-Fi、Bluetoothなどの設定が可能)
これは、SC-04Dに限っていえばとてもオススメの追加機能。理由としては、SC-04Dは通知バーからでは設定を変更することができず、設定から変更するか設置したウィジェットから変更するしかありませんでした。今回のアップデートで、通知バーよりそのまま設定変更が可能になったのです。
通知バーを表示させ、画面右上の四角い場所をタップ(このSC-04Dが通知バーから設定を変更できる外部アプリを入れています)。
設定できる内容は、以下のようになります。
ユーザー表示:端末のユーザー表示をします
画面の明るさ:ディズプレイの明るさをオートか任意に変更します
設定:本体の設定を変更します
Wi-Fi:Wi-Fi設定を開きます(長押しでWi-Fiのオン・オフ)
3G通信:データ使用量確認画面を開きます
バッテリー残量:バッテリーメーターを開きます
機内モード:機内モードのオン・オフ
Bluetooth:Bluetooth設定を開きます(長押しでBluetoothのオン・オフ)
すぐに設定変更できるようになったのは良いですね!
このように、4つの新機能を利用してみましたが、どれも面白いほか実用面でも役立つ機能となっています。
ただ、使い勝手の変わったカメラ機能で縦横の切替が遅くなってしまったのが気になりますが、それ以外は快適に利用できています。
なお、ちょっとした裏技を最後に紹介しておきます。
Android 4.2以降では表示しなくなった「開発者向けオプション」ですが、これは「端末情報」内の「ビルド番号」を連打することで表示できるようになります。USBデバックモードや、アニメーション設定の変更はここからできます。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・NTTドコモ、既存23モデルのAndroid 4.1および4.2 Jelly BeanへのOSバージョンアップ予定を発表 - S-MAX
・NTTドコモ、GALAXY NEXUS SC-04DにAndroid 4.2 Jelly BeanへOSバージョンアップするソフトウェア更新を提供開始 - S-MAX
・SC-04Dアップデート情報|NTTドコモ
ソフトウェア更新(アップデート)は非常に簡単です。画面上に通知が来るか、設定の端末情報からソフトウェアアップデートを選択する程度となります。
更新時間は10分程度で、最近のスマートフォンでは契約カード(SIMカード)を入れないと更新できない場合がありますが、このGALAXY NEXUS SC-04DはSIMカードを挿入していない状態でも大丈夫でした。
◯今回追加された機能は何があるの?
今回Android 4.2.2になったGALAXY NEXUS SC-04D追加された機能は以下の4つとなります。
1)ロックスクリーンウィジェット(ロックスクリーンにウィジェットを貼り付け可能)
2)Photo Sphere(360°のパノラマ撮影が可能)
3)DayDream(スクリーンセーバー)
4)Quick Setting(通知バーから画面の明るさやWi-Fi、Bluetoothなどの設定が可能)
そこで、これらの新機能を実際に使ってみました!
☆ロックスクリーンウィジェット
これは、ロックスクリーン上に1画面用の大きなウィジェットを配置できますよという機能で、例えばGmailの受信ボックスを表示させたり、すぐにカメラを起動させるといったこともできるようになります。
ロック画面では、通常は時計と解除用のマークが表示されているのですが、この時計側(画面上部)を下にスワイプします。すると、外の画面(ウィジェット)が利用できるようになるという寸法です。
このように用意された機能を張り付けることで、利便性がアップします。ホーム画面やドロワーからアプリを呼び出すことなくよく利用するアプリを表示できます。
ただし、パスワードロックなどをかけた状態でもウィジェット表示(ある程度の内容)は見られる点には注意しましょう。もし心配であれば、メールや予定といったウィジェットは張り付けない方が無難かもしれません。
使ってみた感想としては、素早く情報にアクセスできるようになる点は評価したいと思いますが、外のウィジェットへ移行する場合にロック解除画面上部をスワイプするのが面倒だなと思いました。
そこまでするのであれば、通常通りロック解除してホーム画面に張り付けたウィジェットを見ても同じなのかなと思ってしまいます。もう少し操作への手間が減れば良いなと思います。
☆Photo Sphere(360°のパノラマ撮影が可能)
これは従来より提供されているパノラマ撮影に似た機能となります。ちょうどGoogleマップのストリートビューのような写真が撮影できると思っていただくとイメージ湧くと思います。
この機能はカメラから起動します。写真撮影/ムービー撮影/パノラマ撮影を切り替える部分からスタートします。
起動すると、いきなり灰色の画面が登場。小さな窓のようなものの上に水色の丸が出てくるので、それを少し大きな円で囲います。すると自動でシャッターが切れPhoto Sphereのスタートです。
撮影されたイメージの横にまた水色の丸が出てくるので、こんどはそれに合わせます。この作業でおおよそ50枚程度撮影すると360°のパノラマ撮影が完了するという仕組み。
できあがった画像イメージです。イメージでは少しおかしい感じになっていますが、端末上で観てみると見事に360°風景を再現しています。それはまんまストリートビュー状態!
これも使ってみた感想は、まず50枚撮影がちょっと恥ずかしいなぁと。位置合わせするたびにシャッター音がします。しかしながら、出来映えはちょっと感動。数十枚の写真をつなぎ合わせするので、向きによって当然明るさも変化するのですが、これも自然につなぎ合わせをしてくれます。
ただし、注意したいのは、撮影中に少しでも移動してしまうとつなぎ合わせがおかしくなってしまうので、撮影は移動しなくても良い場所で撮影しましょう。
撮影中に移動すると、このようにつなぎ合わせがおかしくなります。これを逆手に取っておもしろ写真を作成する手もあるかも。
パノラマ撮影よりも臨場感あふれる写真が撮影できますので、思い出の場所、絶景などで利用すると効果絶大だと思います。
☆DayDream(スクリーンセーバー)
クレードルに乗せた場合や充電中に表示させるスクリーンセーバーを設定/選択できるようになりました。
設定できる内容は、「時計」「カラー(カラフルな画面のみ)」「カレント(ニュース表示)」「フォトテーブル」「フォトフレーム」の5つです。
うち、「フォトテーブル」「フォトフレーム」の2つは写真の表示をしてくれる機能で、充電中はデジタルフォトフレーム状態となってくれます。
オススメは「時計」設定!このような感じにシンプル表示!
充電中は手頃な卓上時計となってくれます。なお、起動のタイミング設定で「ホルダー装着時」ではなく「充電時」にしましょう。(ホルダーを持っている方はホルダー装着時の設定で良いと思います)
☆Quick Setting(通知バーから画面の明るさやWi-Fi、Bluetoothなどの設定が可能)
これは、SC-04Dに限っていえばとてもオススメの追加機能。理由としては、SC-04Dは通知バーからでは設定を変更することができず、設定から変更するか設置したウィジェットから変更するしかありませんでした。今回のアップデートで、通知バーよりそのまま設定変更が可能になったのです。
通知バーを表示させ、画面右上の四角い場所をタップ(このSC-04Dが通知バーから設定を変更できる外部アプリを入れています)。
設定できる内容は、以下のようになります。
ユーザー表示:端末のユーザー表示をします
画面の明るさ:ディズプレイの明るさをオートか任意に変更します
設定:本体の設定を変更します
Wi-Fi:Wi-Fi設定を開きます(長押しでWi-Fiのオン・オフ)
3G通信:データ使用量確認画面を開きます
バッテリー残量:バッテリーメーターを開きます
機内モード:機内モードのオン・オフ
Bluetooth:Bluetooth設定を開きます(長押しでBluetoothのオン・オフ)
すぐに設定変更できるようになったのは良いですね!
このように、4つの新機能を利用してみましたが、どれも面白いほか実用面でも役立つ機能となっています。
ただ、使い勝手の変わったカメラ機能で縦横の切替が遅くなってしまったのが気になりますが、それ以外は快適に利用できています。
なお、ちょっとした裏技を最後に紹介しておきます。
Android 4.2以降では表示しなくなった「開発者向けオプション」ですが、これは「端末情報」内の「ビルド番号」を連打することで表示できるようになります。USBデバックモードや、アニメーション設定の変更はここからできます。
記事執筆:ホセ(布施繁樹)
■関連リンク
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・NTTドコモ、既存23モデルのAndroid 4.1および4.2 Jelly BeanへのOSバージョンアップ予定を発表 - S-MAX
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・SC-04Dアップデート情報|NTTドコモ