Fx0のWebブラウザーはホーム画面の右上にある「ブラウザ」をタッチすると起動します。アイコンもパソコン（PC）向けWebブラウザー「Firefox」と同じなので、PCでFirefoxを利用している人には馴染みがあるかと思います。

また、Webブラウザーの詳細を示す「UserAgent」からWebブラウザーのコアエンジン「Gecko」のバージョン32.0を採用した「Firefox」のバージョン32.0であることがわかります。

Mozilla/5.0 (Mobile; LGL25; rv:32.0) Gecko/32.0 Firefox/32.0

使い方は以下の動画を参照して欲しいですが、右上をタップするとタブ切り替えや設定を表示する歯車アイコンなどが現れます。タブは試した限りでは20個以上同時に開けましたので、通常利用には十分問題ないでしょう（情報量が多いページの場合はもしかしたらメモリー不足になる可能性もありますが）。

また、他のWebブラウザーと同様に画面上部にあるアドレスバーにURLを入力すればWebページが表示できるほか、検索語を入力すればWeb検索が行えます。なお、検索エンジンは購入時はGoogleが設定されていますが、設定からYahooやBingに変更できます。

【Fx0にてWebブラウザーを操作しているところ】


他のスマホのWebブラウザーとはどの程度違うのかということで、iPhoneとAndroidと比較してみました。まずはThe Web Standards Projectが提供するテストプログラム「Acid3」にてWeb標準への準拠度を測定してみました。

なお、利用したのは「iPhone 6 Plus」（iOS 8.1.2）の標準Webブラウザー「Safari」と「Nexus 5」（Android 5.0.1 Lollipop）の標準Webブラウザー「Chrome」（）を利用しています。その結果、さすがに最近のWebブラウザーは優秀ですべて100点となりました。



次にWebページの表示速度を決めるといってもいいプログラミング言語のJavaScriptに対する性能をチェックできる「SunSpider」を用いて評価してみました。今回は最新版となる1.0.2を実行しました。SunSpiderを各端末で実行した結果は以下の通りです。なお、msの数字が少ないほうが高速です。

機種	SunSpider結果
	1回目	2回目	3回目	平均
Fx0	1566.7	1563.1	1545.3	1558.4
iPhone 6 Plus	352.8	360.0	365.6	359.5
Nexus 5	881.6	890.8	882.1	884.8

結果ではほぼ機種のスペック通りという感じで、さすがにiPhone 6 Plusは高い性能を示しているほか、Nexus 5も1年以上前の機種ながら1000msを切るというようにかなり前線しています。一方、どちらかというとAndroidを採用したハイスペックモデルと比べるとCPUなどがミドルレンジとなっているFx0は若干遅くなっています。とはいえ、およそ3年半前の「Windows Phone IS12T」のときに実施した「iPhone 4」や「Xperia arc」と比べるとかなり高速化しているのがわかります。

使い勝手としては現在のiPhoneやAndroidのWebブラウザーとそれほど遜色のないFx0のWebブラウザーですが、上記の動画でも示したように当ブログメディア「S-MAX（エスマックス）」はFx0でもスマホ向け表示になっていますが、WebページによってはPC向けページが表示されてしまうため、スマホ向けページで閲覧したいという場合には少し閲覧しにくいといった場合もあるように思います。



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