NTTドコモおよびau、SoftBankの各Xperia Z4にソフトウェア更新が提供!

ソニーモバイルコミュニケーションズのフラッグシップスマートフォン(スマホ)の最新モデル「Xperia Z4」が日本国内において6月10日にNTTドコモから、6月11日にau by KDDIから、6月12日にSoftBankから発売されました。

発売に伴って各社からそれぞれ発売日に不具合修正などを実施するソフトウェア更新が提供開始されていますが、これらのソフトウェア更新を実施することで問題視されている発熱問題が多少は改善されるのではないかということが明らかになっています。

各社のソフトウェア更新はそれぞれ公式Webページを参照してください。おおまかに変更点は以下の通りとなっています。

◯NTTドコモ「Xperia Z4 SO-03G」
Xperia Z4 SO-03Gの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
※下記以外にも、より快適にご利用いただくための更新や一部仕様および表示変更などが含まれています。

改善される事象
・特定の条件下でスピーカ音が小さくなる場合がある。


◯au「Xperia Z4 SOV31」
Xperia Z4 SOV31 アップデート情報 | 製品アップデート情報 | au
以下の事象が改善されます。
・シンクコールの性能改善。
・LINE通話終了後、メディア音量(注1)が小さくなる場合があります。
注1)端末から出力される、通話以外の全ての音量。
※更新されるソフトウェアには、上記以外に、より快適にXperia™ Z4 SOV31をご利用いただくための改善内容が含まれております。


◯SoftBank「Xperia Z4 401SO」
Xperia Z4をご利用中のお客さまへ | 個人のお客さまへのお知らせ | お知らせ | モバイル | ソフトバンク
一部アプリを利用すると音量が小さくなる事象の改善
※上記事象以外にも、より快適にご利用いただくための更新が含まれております。


このうちXperia Z4 SOV31を購入したきもば氏によると、購入時には発熱問題があるとされていたQualcomm製「Snapdragon 810」の「rev1」(初期バージョン)であったのに対し、ソフトウェア更新後には「rev2(表示は2.1)」(セカンドバージョン)になっていることが示されています。

Snapdragon 810はごく初期に搭載した「LG Flex 2」などの機種において発熱問題が指摘され、その後、Xiaomiが発熱問題をクリアしたSnapdragon 810を搭載しているとしてそのバージョンが「rev2」であることを示していました。

ただし、当初のrev1ほどの発熱はなかったとしても根本的な解決はされていない可能性も高く、実際に時期的には問題をクリアしたバージョンが搭載されていてもおかしくない今夏モデルであってもそれなりに発熱することがこれまでにわかっています。

各メーカーごとにQualcommと一緒になって調整しているため、発熱問題もソフトウェアのチューニングである程度抑えられるのかもしれませんので、今後も注視していきたい問題かなと思われます。



記事執筆:memn0ck


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