KDDIおよび沖縄セルラー電話は27日、衛星とスマートフォン(スマホ)などの直接通信サービス「au Starlink Direct」の海外ローミングについてこれまで提供してきたアメリカ合衆国(以下、米国)およびカナダに加え、新たに2026年8月31日(日本時間)からフィリピン共和国(以下、フィリピン)およびニュージーランドでの対応を開始すると発表しています。
これにより、アメリカ・カナダ・フィリピン・ニュージーランドの4カ国において地上基地局の電波が届きにくいエリアで空が見える状況であれば、Space Exploration Technologies(以下、SpaceX)が提供する衛星通信サービス「Starlink」による衛星とスマホなどの直接通信が可能になり、日本国内のau Starlink Directと同様に対応アプリでのテキストメッセージ送受信や位置情報の共有などが利用できます。
すでに日本でau Starlink Directを利用している場合は対象国においても当面の間、申込不要で圏外エリアでのデータ通信を利用でき、利用に当たっては対象機種を事前に最新のソフトウェア更新を行い、ローミング設定を有効にする必要があります。設定後に対象国の圏外エリアに移動すると、自動で連携事業者提供のStarlink衛星と接続し、衛星通信による海外ローミングが開始されます。
接続先のローミン事業業者はフィリピンではGlobe Telcom、ニュージーランドではSpark New Zealandとなっており、フィリピンではパラワン島エルニド周辺などといった秘境の絶景リゾート地におけるアイランドホッピングやダイビングなどを楽しむ際にも通信が可能でまたニュージーランドでは人里離れた自然エリアでのトレッキングやハイキングなどでも通信でき、安心して観光などを楽しめます。
au Starlink DirectはスマホなどがStarlinkの衛星と直接接続し、空が見える場所なら圏外エリアでも通信できるサービスで、携帯電話サービス「au」において2025年4月より提供しており、メッセージ送受信のほか、位置情報共有や緊急地震速報受信、AI相談などに加えて対応アプリでのデータ通信が利用できます。また対象のスマートウォッチでもメッセージ送受信や位置情報共有、緊急地震速報受信が利用可能です。
またau回線の人口カバー率は99.9%を超えていますが、日本特有の地形によって面積カバー率は約60%となっており、au Starlink Directは残りの約40%も含めた日本全土での通信を可能にします。さらに通信環境の整備が困難な山間部や島しょ部でも家族や友人との連絡手段や緊急時の活用が期待でき、auを利用している人に加え、他社回線を契約中の場合でも専用プランが用意されているため、副回線としてなどでも利用しやすくなっています。
| 対象国 | 連携事業者 | 提供開始日(日本時間) |
| 米国 | T-Mobile USA | 2026年3月4日 |
| カナダ | Rogers Communications Canada | 2026年6月17日 |
| フィリピン | Globe Telcom | 2026年8月31日 |
| ニュージーランド | Spark New Zealand | 2026年8月31日 |
そうした中でau Starlink Directの海外ローミングは今年3月の提供開始以降、連休期間を中心に多くの人に海外での衛星通信を利用されており、KDDIおよび沖縄セルラー電話では今後もau Starlink Directの海外ローミングの対象国・対象機種の拡大を通じて“つなぐチカラ”を進化させ、誰もが思いを実現できる社会の実現をめざしていくということです。なお、連携事業者によるコメントは以下の通り。
<Globe Telcom コンシューマーモバイル事業責任者 Eric Tanbauco氏>
「Globeはこれまでも常にコネクティビティ分野におけるイノベーションの最前線に立ってきました。そして、Starlinkを活用した取り組みを国際ローミングへと拡大することは、その次のステップです。KDDIとのパートナーシップを通じて、衛星通信を活用したコネクティビティがネットワークの境界を越え、お客さまにとってよりシームレスな渡航・旅行体験を実現できる可能性を探求していきます。」
<Spark New Zealand CCO(Chief Customer Officer) Mark Beder氏>
「今回の海外ローミングは、通信事業者同士がそれぞれのお客さまの接続体験向上に向けて協力することで、何を実現できるかを示す素晴らしい事例です。海外渡航中でも、衛星を活用したテキスト通信や軽量データ通信サービスへのアクセスを可能にすることで、従来のモバイル通信エリア外でも、お客さまの通信がつながり続けられる環境を実現しています。KDDIはSparkにとって重要なパートナーであり、今後も協力関係を継続しながら、両国間を行き来するSparkおよびKDDIのお客さまに対して、新たな接続手段を提供していけることを楽しみにしています。」
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