J:COMでは「LINE」などの通話アプリで日常的なコミュニケーションを利用する人が多い中で無料通話をするためには通話アプリ経由で操作をする必要があり、通話アプリから電話帳へ遷移する手間や気づかないうちに着信履歴から折り返ししてしまったために高い通話料が適用されてしまったという事象も見受けられるとのこと。

さらに99％の通話が60分以内であることを受け、J:COM MOBILEではより多くの人に安心して通話を利用してもらえるように着信履歴からそのまま折り返しても、また従来の電話帳からそのまま通話しても1通話60分以内なら無料となるかけ放題（60分／回）の提供を開始します。

発表会に登壇した同社 代表取締役社長の石川雄三氏はMVNOでかけ放題を実現するに当たり、同社では移動体通信事業者（MNO）からの音声通話における卸価格の低下が検討されており、現状では採算的に厳しいものの、将来的に音声通話の卸価格引き下げを先取りして先行して実現させたと説明していました。

なお、J:COM MOBILEでは1回5分以内の「かけ放題5分」（月額850円）も提供していますが、通話の多くは5分以内ではあるものの、より安心して通話を使いたい人とニーズが分かれるため、棲み分けができるのではないかとし、利用状況に合わせてかけ放題オプションを選択してもらいたいということです。


またMVNOの契約数が2倍と伸びており、今年9月24日からはJ:COM TVやJ:COM NETを契約していなくても誰でも公式WebストアでJ:COM MOBILEを契約できるようにするなど、J:COM MOBILEのサービスを順次刷新し、J:COM MOBILEの拡大に力を入れています。特にiPhone SE（第2世代）やGalaxy A20が人気で、料金プランとしては1GBで月額980円が最も選ばれているという。

一方で、公式WebストアでJ:COM MOBILEを契約できるようにしましたが、急激に加入数が増えたというほどではないとしつつ、MNOなどと比べれば圧倒的にオンライン契約の比率は高いのではないかとし、今後は新たに投入したAQUOS sense3などの販売台数向上も期待しているとのこと。

その他、KDDIやソフトバンクがサブブランドにて20GBプランの提供を発表しましたが、特別な条件なく使えるシンプルな料金構造であるため、キャンペーンなどで十分に戦えるのではないかといった考えを示しました。

















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