FCNTの新フラッグシップスマホ「arrows Alpha2」を写真や動画で紹介!ミッドハイながら価格を上げずできる全てを尽くした【レポート】


新フラッグシップスマホ「FCNT arrows Alpha2」をファーストインプレッション!

既報通り、Lenovo Group傘下のFCNTが展開する「arrows」ブランドの新商品として5G対応フラッグシップスマートフォン(スマホ)「arrows Alpha2(アローズ アルファツー)」(FCNT製)を発表しました。FCNTは18日、当初はarrows Alpha2がNTTドコモから「arrows Alpha2 F-51G」として発売されると案内していましたが、新たにオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「arrows Alpha2(型番:M10)」も発売するとお知らせしています。

また発売時期が2026年8月下旬を予定していましたが、正式にNTTドコモ版およびメーカー版ともに2026年8月27日(木)に発売され、発売に先立ってNTTドコモではすでに2026年6月25日(木)10時から予約受付を実施していましたが、メーカー版も8月18日(火)11時より順次予約受付が開始されており、メーカー版の販路は量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)に加え、移動体通信事業者(MNO)でもKDDIおよび沖縄セルラー電話がメーカー版を取り扱うブランド「au Flex Style」、ソフトバンクがメーカー版を取り扱うブランド「SoftBank Free Style」および「Y!mobile Free Style」として販売し、さらに楽天モバイルでも販売されます。

販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いによって複数あり、価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格が8GB RAM+256GBストレージで94,900円、12GB RAM+512GBストレージが118,800円とのことですが、各販路における価格についてはこちらの記事にまとめているのでご参照ください。またメーカー版の販路は現時点ではMNO以外ではAmazon.co.jpや楽天市場、MonotaRO、エディオン、コジマ、ジョーシン、ソフマップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、カメラのキタムラ、IIJmio、mineo、LIBMOとなっています。

本記事ではFCNTが開催した『FCNT「arrows Alpha2」商品戦略発表会』において実際にarrows Alpha2を試す機会がありましたのでその模様を主に外観や特徴を中心に写真や動画を交えて紹介したいと思います。なお、FCNTではすでに紹介していますが、arrows Alpha2の発売に合わせてメーカー版向け補償サービス「FCNTスマホ保証サービス」を提供に向けて準備中だとのことで、詳細は決まり次第、同社の公式Webサイトにて案内予定だということです。


買い替えサイクルを意識し、4年前のハイエンドよりも性能の高いDimensity 8350 Extremeの採用は維持したとのこと。実際に2022年に発売されたXperia 1 IVやGalaxy S22などが搭載しているQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform」よりも性能はおよそ30%高い

arrows Alpha2はarrowsブランドにおいて昨年に発売した新生FCNTでは初のフラッグシップスマホ「arrows Alpha」のコンセプトを継承し、arrows Alphaの後継機種となる最上位モデルとなっており、新たにテーマとして「AI新時代のニューノーマルに『手が届くハイエンド』への挑戦」を掲げ、半導体、特にスマホではメモリーの価格が急騰して製品価格への影響が著しくなっている中でarrows Alphaからスペックを下げずにいかにして価格を抑えるかといったことが最も苦慮したということです。

そうした中で今できるすべてを尽くして開発したとし、チップセット(SoC)は4nmプロセスで製造されたMediaTek製「Dimensity 8350 Extreme」(オクタコアCPU「3.35GHz Cortex-A715コア×4+2.2GHz Cortex-A510コア×4」、ヘキサコアGPU「1400MHz Mali-G615 MC6」)に据え置かれたものの、新たにスタイリッシュなデザインながらも耐衝撃性・耐傷性を向上して昨今のハイエンドスマホの高価格化の中ではより手の届きやすい機種に仕上がっています。


詳細は明かせないとしつつ、メモリー以外の原価はarrows Alphaから10%以上コストダウンできたとして「削ったのは体験価値ではなく、FCNTのコスト」と強くアピールしていました

具体的にはarrows Alpha2ではarrows Alphaから要望のあった画面の周りの縁(ベゼル)が太く形状が野暮ったいなどのデザイン面のほか、カラーバリエーションが少ない、2.5Dディスプレイは画面保護フィルムが貼りにくい、microSDカードスロットは維持して欲しい、4K/60fpsの動画撮影がしたい、自律神経測定は2分もかかって長くて結局使わなくなったなどの点を改善し、利用者とともに開発したと説明していました。

またarrws Alphaが日本のオープン市場における8万円以上のスマホの中で販売台数1位(2025年7月~2026年6月)を達成したとし、中でも実際にarrows Alphaを購入した人を対象に同社が行ったアンケートから約3割が10万円以上のハイエンドモデルから乗り換えているということで「手が届くハイエンド」の市場を作れ、大きな手応えを感じられたとのことで、さらにarrows Alpha2では販路を広げて販売台数の拡大をめざしているということです。


モデルはarrows Alphaと同様にメーカー版とNTTドコモ版のみですが、メーカー版は新たにauやSoftBank、Y!mobileでも取り扱われることになりました

特に力を入れたのは堅牢性を上げながらもデザイン性を向上させたことだとのことで、arrows Alpha2では段差のないフラットボディーデザインを採用するとともに手に持った時のグリップ性を高めており、素材は再生アルミニウムを使用することによって軽量化を実現し、また傷がつきにくい新素材のグラスファイバーを背面パネルに採用することで耐衝撃性と耐傷性を向上させているほか、堅牢性を保ちながら画面の狭額縁化も実現したということです。

さらにIP6Xの防塵性能およびIPX6・IPX8・IPX9の高温・高圧にも対応した最高水準の防水性能を備え、水に濡れる状況での使用に加え、ボタン押下での試験も行ったことにより、河川などの淡水での水中撮影にも対応し、arrowsシリーズで培ってきた耐久性・堅牢性をさらに向上させて米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810H」規格の23項目に準拠しています。これにより、世界196カ国の10mm以下のスマホで世界一の頑丈さを実現したとしています。


arrows Alpha2のインディゴ

arrows Alpha2のホワイト

arrows Alpha2のレッド

arrows Alpha2のブルーグリーン

また新たに画面が強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」(Corning製)で覆われた2Dフルフラットパネルが採用され、arrowsシリーズ史上最高となる画面割れに対する耐衝撃性・耐落下性を実現し、独自落下試験はarrows Alphaの1.5mからarrows Alpha2では1.8mに高くなったところからコンクリートに落下させる仕様に変更され、カメラ撮影時などで手を伸ばした状態から落としても大丈夫なようになり、画面割れに強い堅牢性によって利用時の安心・安全が強化されてます。引き続いて泡ハンドソープで洗えたり、アルコール除菌ができるため、常に清潔に保つことが可能です。

画面は上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約6.4インチSuper HD+(1200×2670ドット)LTPO AMOLED(有機EL)ディスプレイ(約457ppi)で、最大144Hzまで対応するリフレッシュレートによって細部まで鮮明で滑らかな映像を省電力で楽しむことができ、さらに最大3000nitの高輝度パネルを用いているため、屋外での視認性を高めます。また画面の周りの縁(ベゼル)は狭く、上左右は1.35mm、下も1.5mm以下となるベゼルレスデザインを採用し、3D音響技術「Dolby Atmos」対応の立体音響とハイレゾ音源再生によって臨場感と没入感のある高精細な視聴体験を楽しむことが可能です。


arrows Alpha2のブルーグリーンを手に持ってみたところ

arrows Alpha2のパンチホール部分。ベゼルはarrows Alphaでは上が2.48mm、下が3.16mm、左右が1.46mmだったのに対し、arrows Alpha2では上が1.9mm、下が2.5mm、左右が1.15mmとなり、最近の他社のスマホと比べても遜色のない細さに

arrows Alphaでは画面の端がラウンドした2.5Dガラスでしたが、arrows Alpha2では2Dフルフラットガラスになり、画面保護フィルムも貼りやすくなっています

パンチホール部分には約4990万画素CMOS(1/2.7型、PDAF、4in1)+広角レンズ(F2.0、画角91°)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては側面指紋センサーを搭載しています。一方、リアカメラはメインセンサーにSony Semiconductor製の高画質なイメージセンサー「LYTIA 710」を採用した約5030万画素CMOS(1/1.56型、PDAF、4in1)+広角レンズ(F1.88、画角84°、OIS)となっており、暗い場所や低照度環境ではノイズの発生をarrows Alphaと比べて約15%も抑え、夜間でも鮮明な撮影を可能にします。

またリアカメラはデュアル構成で、もう1つも約4990万画素CMOS(1/2.7型、PDAF、4in1)+超広角レンズ(F2.05、画角120°)と高画素なので、さまざまなシーンで高精細な撮影が可能で、電源キーを2回押すことでカメラが起動するので撮影したい時に素早くカメラを起動することができます。また4K/60fpsの高精細・高フレームレート動画撮影にも対応して動きのあるシーンもなめらかに記録でき、HDR動画に対応しているため、白飛びを抑えながら自然なディテールを再現します。そしてAIが被写体を検出して明るさや色味を最適化したり、動く被写体に対してブレを軽減する最適なシャッタースピードにするなどというように状況に合わせて最適化を行います。


arrows Alpha2のインディゴの背面。グラスファイバーを使って何層にも折って重ねる独自製法で、繊維の網目が透けて光の当たり方で見え方が変わることによって高級感を演出しています

arrows Alpha2のレッドのリアカメラ部分。もちろんおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しており、しっかりと非接触IC機能のアンテナの位置がわかる「おサイフケータイマーク」が記載されています

リアカメラのメインカメラのイメージセンサーはSony Semiconductor製「LYTIA 710」を採用し、暗所などの低照度環境におけるノイズ発生を15%低減しているとのこと

バッテリーは高いエネルギー密度を誇るシリコンカーボンバッテリーをarrowsシリーズとして初めて搭載し、LSIとソフトウエアアルゴリズムを活用した電池長持ち技術を組み合わせることによって大容量5370mAhで長寿命の電池持ちを実現しており、1回のフル充電で2日間に渡る長時間を安心して利用でき、さらに急速充電「PD 3.0」(最大90W)にも対応しているので、1%から100%まで約40分の急速充電が可能です。

また独自の充電制御技術によって電池の劣化を抑えて4年後でも初期容量の80%を維持するため、購入時の電池持ちが長期間続きます。その他、快適に長く利用できるように充電による負荷を電池にかけずに直接電力を供給する「ダイレクト給電」機能も搭載しています。さらに利用者からの要望が多かったというmicroSDカードスロット(最大2TB)も引き続いて搭載しており、4K/60fpsの動画撮影にも対応したため、撮影した動画をmicroSDカードに移すことによって内蔵ストレージに余裕を持たせることが可能となっています。

その他の仕様はUSB Type-C端子(USB 3.1、OTG、DisplayPort1.4)およびおサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、Wi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および、5、6GHz)、Bluetooth 5.4、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC)、デュアルステレオスピーカー、緊急速報など。ワンセグやフルセグ、FMラジオ、赤外線通信、ワイヤレス充電、3.5mmイヤホンマイク端子には非対応とのこと。

携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通りで、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIM×2のデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)となっています。OSは Android 16をプリインストールしており、3回のOSバージョンアップと5年間のソフトウェアアップデートが保証されており、仮想メモリーを最大16GBまで追加できるため、8GB RAMモデルなら合計24GB相当、12GB RAMモデルなら合計28GBとして利用でき、高いパフォーマンスを実感できるようになっているということです。

[arrows Alpha2 – M10 / F-51G]
5G NR: n1, n3, n28, n40, n41, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 41, 42
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz


arrows Alpha2の右側面には音量上下キーや電源キー、アンテナライン、左側面にはアクションキーや通気口穴、アンテナラインがあります。なお、これまでの通常の構造では水中でキーを押すと水没する危険性があるとし、物理キーは特殊な止水構造に対応しているとのこと

arrows Alpha2の上側面にはサブマイクやアンテナライン、左側面にはnanoSIMカードおよびmicroSDカードのスロット(トレイ)、USB Type-C端子、メインマイク(受話口)、外部スピーカー、アンテナラインがあります

発表会ではarrows Alpha2の分解展示も行われており、ミドルフレームやリアカメラパーツには100%リサイクル素材が用いられているほか、ポリカーボネート(PC)はフレームで65%、ブラケットで50%のリサイクル素材が用いられているとのこと

さらに情報整理などをスマートにサポートしてくれる「arrows AI」も強化され、知りたい情報をチャット形式で検索し、使う人の好みを学習してパーソナライズされた回答を提供し、会議など録音したデータの文字起こしや要約、日常的に受信する大量の通知を要約して効率化をサポートします。またarrows AIは画像生成やプレイリスト作成に対応し、さらにはWeb検索やファクトチェックに強い「Perplexity」やBusiness AIとして定番の「Microsoft Copilot」も搭載しており、用途に応じてAIサービスを使い分けることができます。

もちろんGoogleのAI機能「Gemini」も搭載しており、AIアシスタントや「かこって検索」で知りたいことへ気軽にアクセスでき、Gemini Liveの音声対話にも対応し、「消しゴムマジック」を使えば写真に意図せず写りこんだ人や物を識別して自然に切り抜け、「編集マジック」を使えば写った人や物を移動させたり拡大縮小させたりして構図を調整することができます。また最大3つまで機能を割り当てられる「アクションキー」に使いたいAIを割り当てることで素早くAIを起動することができるほか、好きなアプリもアクションキーに割り当てることができるので、スムーズな日常生活をサポートします。

その他にもカメラ下の脈波センサーによって指先から取得したバイタルデータから自律神経活動の傾向を分析して毎日のコンディションをレポートし、分析アルゴリズムは京都大学名誉教授の監修のもとでAI技術を活用して構築しており、測定結果に応じた自律神経を整える生活のアドバイスや豆知識を実践することによって健康的な生活習慣づくりをサポートしてくれます。また文字入力アプリは「Super ATOK ULTIAS」をプリインストールしており、文字入力キーボードをお気に入りのデザインにカスタマイズできるほか、無料で登録・利用できる「ATOKキーワードExpress」によって最新キーワードが定期的に配信されて予測候補に表示されるため、トレンドの言葉もスムーズに入力できます。

<arrows Alpha2の主な仕様>
製品名(読み方) arrows Alpha2(アローズ アルファツー )
サイズ 約155×72×8.6mm
質量 約187g
本体色 インディゴ、ホワイト、レッド、ブルーグリーン
ディスプレイ 約6.4インチ有機EL
Super HD+(1200×2670ドット)
最大144Hzリフレッシュレート
最大輝度3000nits
チップセット(SoC) MediaTek Dimensity 8350 Extreme
CPU オクタコア
(3.35GHz Cortex-A715コア×4+2.2GHz Cortex-A510コア×4)
GPU ヘキサコア
(1400MHz Mali-G615 MC6)
内蔵メモリー(RAM) 8GB、12GB
内蔵ストレージ 256GB、512GB(UFS)
外部ストレージ microSD/microSDHC/microSDXC(最大2TB)
リアカメラ 約5030万画素CMOS(1/1.5型)+広角カメラ(F1.88)
約4990万画素CMOS(1/2.7型)+超広角カメラ(F2.05)
フロントカメラ 約4990万画素CMOS(1/2.7型)+広角カメラ(F2.0)
バッテリー容量 5370mAh(取外不可)
外部接続・充電端子 USB Type-C
(USB 3.1、OTG、DP 1.4)
急速充電 ⚪︎(PD3.0)
ワイヤレス充電
連続待受時間(LTE) 8GB RAM+256GBストレージ:約610時間
12GB RAM+512GBストレージ:約590時間
連続通話時間(VoLTE) 約2100分
充電時間 約40分
生体認証 指紋、顔
防水/防塵/耐衝撃 ○(IPX6、IPX8、IPX9)/○(IP6X)/○(MIL)
FeliCa/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ/FMラジオ ー/ー/ー
ハイレゾ音源
緊急速報
位置情報取得 GPS、GLONASS、Beidou、QZSS、Galileo、NavIC
無線LAN(Wi-Fi) IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠
(2.4、5、6GHz)
Bluetooth Version 5.4
テザリング同時接続数
[Wi-Fi/USB/Bluetooth]
10台/1台/4台
赤外線通信
SIM nanoSIMカード×1+eSIMまたはeSIM×2
(デュアルSIM)
OS Android 16
メーカー FCNT
ドコモオンラインショップ
ahamo
記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)

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