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エコシステム

秋吉 健のArcaic Singularity:たかが1ポイント、されど1ポイント。アンケート調査から見える通信各社の経済圏への人々の関心と意識【コラム】


通信各社の経済圏と人々の意識について考えてみた!

みなさんはポイントカードや電子マネー決済のポイント利用の可否を気にしながら買い物をするでしょうか。かくいう筆者はポイント利用に非常に疎く、ポイント2倍デーなどのキャンペーンにもあまり食いつかないタイプであるため、恐らく相当損をしているのだろうなぁと感じることが多々あります。

そんなポイントサービスや決済関連のエコシステムを「○○経済圏」と呼ぶようになって久しい今日この頃、その多くは通信会社を中心に構築されています。これは現代の電子決済システムの根幹をモバイル通信が担っているからですが、ここ数年で通信会社の経済圏とユーザーの関係や意識が大きく変わってきています。

人々は何を理由に経済圏を選び、どのように使いこなしているのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は通信会社各社が構築する経済圏の現在について考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:それは序曲か狂想曲か。NTTドコモの「dデリバリー」終了や「dミールキット」普及に見る巨大経済圏の足跡と未来【コラム】


通信会社とフードデリバリー系サービスについて考えてみた!

NTTドコモの「とあるサービス」が6月30日に終了しました。そのサービスとは当ブログメディアでも紹介していたようにフードデリバリーサービスの「dデリバリー」です。

dデリバリーの終了に「コロナ禍で巣ごもり需要が増加しているはずのに、何故?」と思われた方も多いでしょう。実際、この業界の大手である「Uber Eats」や「出前館」などは業績を大きく伸ばしており、業界的にも十分伸びしろが期待できる状況でした。

一方、NTTドコモにはdデリバリーと似たようなもう1つの宅配サービス「dミールキット」があります。こちらは料理や惣菜を宅配するのではなく、食材やレトルト食品など、自宅で調理が必要な素材を宅配するものです。

通信会社であるNTTドコモが、一見すると畑違いにも思えるフードデリバリーや食材宅配サービスに注力し続ける理由とは一体何でしょうか。そしてそれはNTTドコモに特異的な動きなのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はNTTドコモのサービスを中心に、通信会社とフードデリバリーおよび食材宅配サービスについて考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:iモードが世界中の社会や経済を変えた?画期的だったエコシステムや概念……模倣サービスの現在を携帯電話史とともに考える【コラム】


iモードの歴史とiモードが残した成功体験について考えてみた!

NTTドコモは7日、ひっそりと1つのプレスリリースを公開しました。既報通り、2021年11月30日をもって「iモード公式サイト」の提供を終了するという内容です。「iモード」自体は2026年3月31日に終了となりますが、それに先立ち「店じまい」の支度としての公式サイト終了ということになります(2026年3月31日までは各企業のiモードサイトなどは利用可能)。

わずか250文字足らずのプレスリリースですが、この業界に携わる者や筆者のように業界を見つめる者以外の人々であっても、感慨深く想う人は多いのではないでしょうか。日本のみならず、世界に名を轟かせたiモード。その登場と設計思想は多くのオンラインサービスやエコシステムに多大な影響を与えました。

iモードは何を創り、何を残したのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はiモードの歴史を振り返り、iモードが教えてくれたエコシステムやサービスの在り方について考えます。

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秋吉 健のArcaic Singularity:フォートナイトがApp StoreやGoogle Playから突然の削除!背景にある理由をプラットフォームガイドラインから考える【コラム】


フォートナイトのリジェクト問題について考えてみた!

みなさんはフォートナイトを遊んだことがあるでしょうか。全世界で3億5000万以上もアカウントがあるとされる、最大100人のプレイヤーが戦うバトルロイヤル方式のTPS(サードパーソン・シューティング)ゲームです。

その大人気ゲームが、8月14日にAppleのApp StoreやGoogleのGoogle Playといったモバイルプラットフォームからリジェクト(配信停止)されました。リジェクトの適用期間は不明ですが、その理由はガイドライン違反とのことです。フォートナイトは何を違反し、今後どうなるのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はフォートナイトのリジェクト問題から、モバイルプラットフォーマーのマーケットガイドラインの原点について考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:電波を掴む者が世界を掴む。自社経済圏の確立を急ぐMNO各社の目論見と戦略、そして未来の社会について考える【コラム】


「脱・通信会社」へ邁進する各社の取り組みとその戦略について考えてみた!

12日、KDDIは都内で「スマートマネー構想」に関する記者発表会を開催しました。スマートマネー構想とは、KDDIがこれまで進めてきた「じぶん銀行」(2004年)や「auかんたん決済」(2010年)、そして「au WALLET」(2014年)といった金融・決済サービスをさらに拡大し、投資やローン、保険・年金といった金融サービスまで幅広くカバーし、これら全てのサービスをスマートフォン(スマホ)1つで完結させた自社経済圏を構築するというものです。

KDDIはこの構想のため、自グループの金融系ブランド会社・7社を全てauブランドで統一し、そのうち5社を「au フィナンシャルホールディングス」として2019年度内に再編することも発表しています。

こういった自社金融経済圏の構築を目指しているのはKDDIばかりではありません。現在その先頭を走っているのはNTTドコモであり、2017年に策定した中期戦略2020「beyond宣言」により、ライフスタイル革新の観点からフィンテック分野への積極的な投資と企業間共創を推し進めています。

これまで通信会社(≒移動体通信事業者、MNO)と言えば、「土管屋」などと揶揄されるほどに通信インフラの整備事業への取り組みばかりがクローズアップされてきましたが、ここ1~2年で流れは一気に変わりました。次世代高速通信「5G」サービスを目前に控えた2019年、通信の世界では一体何が起こっているのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は通信業界が狙う「ポスト・通信事業」への取り組みと戦略、そしてその目論見について考察します。

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