東日本大震災から10年間のテクノロジーや通信の進化について考えてみた! |
「何を書こうか」ではなく「何から書こうか」……そう考え続けて3日程経ってしまいました。何について書くのかは、1ヶ月ほど前から決めていたのですが。
あと数日で、東日本大震災(以下、震災)から10年です。この10年、筆者の生活は停滞している感覚と激動する感覚が同時並行で襲ってくる、不思議な状態がずっと続いていました。
停滞する感覚とは筆者の心の病の問題であり、それは数年前に寛解しました。激動の感覚とはテクノロジーの進化であり、追いかけても追いかけても追いつかないその技術の進歩の早さにゆえに、筆者が勉強の虫のようになってしまった現在があります。
テクノロジーや通信の世界は震災から何を学び、どう進化してきたのか。私たちは震災をどう教訓としていくべきなのか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は東日本大震災からの10年をテクノロジーや通信の視点から振り返りつつ、これからの私たちの生活について考えます。
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