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MNPワンストップ方式について考えてみた! |
既報通り、NTTドコモやKDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルの各移動体通信事業者(MNO)や仮想移動体通信事業者(MVNO)である日本通信などが5月24日以降、次々に「MNPワンストップ方式」に対応を開始しました。
MNPワンストップ方式とは携帯電話番号ポータビリティー制度(MNP)による携帯電話を変えずに携帯電話サービスの事業者(以下、通信キャリア)の乗り換えが「MNP予約番号」なしで可能になるという手続きの仕組みで(詳細は後述)、総務省による通信契約者流動化の本命とも言える施策です。
携帯電話サービスの利用者としてはより安いサービスへの乗り換え手続きが簡便化するので非常に有り難い施策ですが、一方で犯罪リスクが上昇する可能性があるなど、若干の不安も残したスタートだとする見解も少なからずあります。
MNPワンストップ方式の何が便利で、どこにリスクが内在しているのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」では今回、そんなMNPワンストップ方式のメリットやリスクについて考察していきたいと思います。
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