既報通り、携帯電話関連の世界最大の業界団体であるGSMA(Global System Mobile Association)が運営する国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identity:IMEI)のデータベースにおいてSamsung Electronics(以下、Samsung)の未発表な次期フォルダブルスマートフォン(スマホ)と見られる開発機「Q8(型番:SM-F976U)」および「H8(型番:SM-F971U)」、「B8(型番:SM-F776U)」が登録されています。
型番規則からSM-F976*とSM-F971*がGalaxy Z Foldシリーズ、SM-F776*がGalaxy Z Flipシリーズの次機種となると見られ、噂ではSM-F976*が「Galaxy Z Fold8 Ultra」、SM-F971*が「Galaxy Z Fold8」、SM-F776*が「Galaxy Z Flip8」(ともに仮称)となると噂されています。その後も各機種ともにさまざまな認証機関を通過していることが明らかになっています。
今回、このうちのGalaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 UltraがIEC(国際電気標準会議)の電気機器安全規格適合試験制度を運営するIECEEにてデンマークの認証機関「UL Solutions(Demko)」における検査を2026年4月30日(木)付で通過したことが公開されています。認証番号はGalaxy Z Fold8が「DK-179836-UL」、Galaxy Z Fold8 Ultraが「DK-179834-UL」で、両機種ともに最大45Wの「超急速充電2.0」に対応していることが示されています。
なお、認証ではGalaxy Z Fold8が「SM-F971D」および「SM-F971Z」、「SM-F971W」、「SM-F971B/DS」、「SM-F971Q」、「SM-F9710」、「SM-F971B」、「SM-F971U1」、「SM-F971N」、「SM-F971J」、「SM-F971U」、Galaxy Z Fold8 Ultraが「SM-F976N」、「SM-F976Q」、「SM-F976U1」、「SM-F976B/DS」、「SM-F976J」、「SM-F9760」、「SM-F976B」、「SM-F976W」、「SM-F976U」、「SM-F976Z」、「SM-F976D」といった型番で通過しています。
このうちの末尾「D」がNTTドコモ向け、「J」がKDDI・沖縄セルラー電話向け、「Z」がソフトバンク向け、「Q」が日本のオープン市場向け(いわゆる「SIMフリーモデル」)となり、少なくとも現時点ではSamsungの日本法人であるサムスン電子ジャパンがGalaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraの両機種を日本で発売する準備を順調に進めているようです。なお、GSMAのIMEIデータベースでは末尾「C」の楽天モバイル向けもありましたが、現時点ではIECEEで公開されている認証情報では記載されていません。
ただし、過去にもIECEEで公開されている認証情報には記載がない場合でも実際に発売されたケースも多々あるため(例えば、以前に紹介したように「Galaxy S26」ではIECEEではNTTドコモ向けとKDDI・沖縄セルラー電話向けのみが記載されており、ソフトバンク向けや楽天モバイル向け、オープン市場向けはありませんでした)、実際にどうなるかわかりませんし、ここ最近のサムスン電子ジャパンの方針を鑑みると、楽天モバイルでも販売される可能性は高そうです。
Samsungが展開する「Galaxy」ブランドではその年の後半に画面が折り畳めるフォルダブルスマホであるGalaxy Zシリーズを2019年より投入しており、画面を折り畳んで閉じた状態では普通のスマホとして使え、開くとタブレット級の大画面になる横開き型のGalaxy Z Foldシリーズと、画面を折り畳んで閉じた状態では非常にコンパクトになって持ち歩きやすく、開くと普通のスマホとして使える縦開き型のGalaxy Z Flipシリーズを展開しています。
Galaxy Zシリーズも今年で8世代目となり、現時点では未発表なので製品名は不明ですが、これまで通りであれば、Galaxy Z Fold8およびGalaxy Z Flip8となり、さらに昨年は「Galaxy Z Fold7(型番:SM-F966*)」や「Galaxy Z Flip7(型番:SM-F766*)」に加え、Galaxy Z Flipシリーズの初の廉価版である「Galaxy Z Flip7 FE(型番:SM-F761*)」が登場しました。なお、Galaxy Z Foldシリーズには3つ折りの「Galaxy Z TriFold(型番:SM-F968*)」も2025年12月に発売されています。
そうした中で新たに次期フォルダブルスマホとしてSM-F971*およびSM-F976*、SM-F776*の存在が明らかになり、SM-F776*はこれまで通りにGalaxy Z Flip8となるほか、SM-F976*は新たにGalaxy Zシリーズ初の“Ultra”を冠するGalaxy Z Fold8 Ultraとなりそうで、逆にGalaxy Z Fold8はCADデータなどから過去にない新しいラインナップとなる横幅の広いモデルになるとされています。
なお、各機種ともに恐らく例年通りに2026年7〜8月に発表・発売されると予想され、日本でもGalaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultra、Galaxy Z Flip8が発売されると見られるほか、Galaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraはともにチップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform for Galaxy」を搭載してより高い性能を備えた機種になりそうです。
| 機種 | 販路 | 型番 |
| Galaxy Z Fold8 Ultra | メーカー版 | SM-F976Q |
| NTTドコモ版 | SC-56G | |
| au版 | SCG39 | |
| ソフトバンク版 | SM-F976Z | |
| 楽天モバイル版 | SM-F976C | |
| Galaxy Z Fold8 | メーカー版 | SM-F971Q |
| NTTドコモ版 | SC-57G | |
| au版 | SCG41 | |
| ソフトバンク版 | SM-F971Z | |
| 楽天モバイル版 | SM-F971C | |
| Galaxy Z Flip8 | メーカー版 | SM-F776Q |
| NTTドコモ版 | SC-55G | |
| au版 | SCG40 | |
| ソフトバンク版 | SM-F776Z | |
| 楽天モバイル版 | SM-F776C |
| 機種 | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold8 | Galaxy Z Flip8 |
| サイズ | 158.4×143.2×4.5mm 158.4×72.8×9mm |
123.9×161.4×4.9mm 123.9×82.2×9.8mm |
ー |
| メインディスプレイ | 8.0インチ | 7.6インチ | 6.9インチ |
| カバーディスプレイ | 6.5インチ | 5.4インチ | 4.1インチ |
| 内蔵メモリー(RAM) | 12GB、16GB | 12GB | |
| 内蔵ストレージ | 256GB、512GB、1TB | 256GB、512GB | |
| 電池容量 | 5000mAh | 5000mAh | 4300mAh |
| 急速充電 | 最大45W | 最大45W | 最大25W |
| ワイヤレス充電 | 最大25W | 最大25W | 最大15W |
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