VoLTEに初対応したau向けシニアケータイ「かんたんケータイ KYF32」を写真で紹介!

既報の通り、KDDIは7月28日に「au発表会 2016 Summer Vol.2」を開催し、au 4G LTEとau VoLTEにも対応するシニアなど向けフィーチャーフォン「かんたんケータイ(型番:KYF32)」(京セラ製)を発表しました。

発売日は7月30日(土)で、すでにauショップや量販店などのau携帯電話取扱店および公式Webストア「au Online Shop」で予約受付を実施しており、価格(税込)は本体価格が32,400円、MNPでの契約ならば実質負担は10,800円、新規契約と機種変更では実質負担は21,600円となっています。

今回、発表会にて実施された展示コーナーにて実機をタッチ&トライする機会を得ましたので、かんたんケータイ KYF32の各部や特長を写真や動画で紹介したいと思います。

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かんたんケータイ KYF32はすでに販売されている「AQUOS K」シリーズや「GRATINA 4G」と同じように4G LTEに対応した折りたたみ型フィーチャーフォン(従来型携帯電話、いわゆる「ガラケー」)で、au向けのシニアなど向け「簡単ケータイ」シリーズの後継機種になります。

AQUOS Kシリーズなどがガラケーにスマートフォン(スマホ)の要素を盛り込んだ「ガラホ」と呼ばれているのに対し、かんたんケータイはどちらかというとスマホの部品やOS(Android)を流用しつつ、従来の簡単ケータイと同じ仕様をめざした製品になります。

カラーバリエーションはゴールド、ピンク、ブルーの3色が用意され、各色ともに光沢感のある塗装が施されています。また、ヒンジ部分から背面液晶にかけて、少し濃いめのカラーが配色されているのがカラーおよびデザインのアクセントになっています。

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さらに本体裏面も表面同様に光沢感のある仕上げになっており、カメラやライト、赤外線受光部、スピーカー、卓上ホルダとの接点が配置されています。電池パックは交換可能で、裏面の外装を丸ごと取り外す方式になっているので継ぎ目がありません。

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本体を開いたところも外側同様、各ボディーカラーを配しています。ディスプレイの縁はもちろん、カーソルキーや数字キーについてもボディカラーに揃っています。

またブルーだけはダーク系のカラーリングとなっているため、数字キーに印刷された文字が白字になっていたり、ディスプレイ下部に配置された3つのショートカットキーが明るい色のキーになっています。

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ディスプレイは過去のau向け簡単ケータイシリーズとしては最大の約3.4インチに。従来機種よりもコントラスト比も高く、解像度もフルワイドVGA(480×854ドット)になったことで、文字の表示も滑らかになり、見やすさが向上しています。

ディスプレイ上部に受話スピーカーはなく、これは京セラ独自の「スマートソニックレシーバー」が搭載されているためで、ディスプレイ面が振動して音を出すため、画面部のどこに耳を当てても相手の声が聞こえるようになっています。今回初めて対応するau VoLTEと合わせ、聞きとりやすい高音質通話が可能です。

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数字キーなどはすべて独立しており、隣のキーを押し間違えることがないよう配慮されています。さらに前機種「簡単ケータイ K012」よりもキーサイズが大型化し、キー表面をフラットにすることで押しやすさを改善するなど、パッと見でわかりづらい部分まで使いやすさに対する工夫を行っています。

加えて、電源キーはスライドスイッチ式に。ターゲットのシニア層からボタンの長押しはわかりづらいという声があり、過去機種に搭載したスライドスイッチの評判が良かったことから、かんたんケータイ KYF32でも不意の電源オフなどを防ぐためにスライドスイッチを採用したそうです。

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本体左側には充電やデータ転送に利用するmicroUSB端子と防犯ブザーキーが用意されています。かんたんケータイ KYF32は防水・防塵・耐衝撃となっているため、microUSB端子のカバーはパッキンが装着されています。一方、防犯ブザーは誤って押してしまわないよう、後述する音量キーなどと質感が変えられているという細かな配慮がなされています。

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本体右側にはストラップホール、音量キー、読み上げキーが配置。音量キーは押しやすさや誤操作を防ぐために音量アップ、音量ダウンが別々のキーになっています。

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画面表示は大きめの文字と視認性の高い「かんたんメニュー」に1本化されました。従来機種では一部の設定や操作がかんたんメニューでは行えませんでしたが、かんたんケータイ KYF32ではすべてをかんたんメニューで行うことができるように改善されています。

また、操作中に決定やオプションなど、次に押すべきボタンが画面上に表示されるボタンカラーと連動して発光するのも従来機種から引き継がれた特長のひとつ。

操作について相談された際「緑色に光っているボタンを押して」や「電話を取るときは光っているボタンを押して」といった使い方の案内も行いやすく、使う側としても光っているキーだけを押していけば操作できるのは安心できるポイントでしょう。

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簡単ケータイシリーズで人気の機能である歩数計も搭載。プラットフォームがAndroidに変更になったかんたんケータイ KYF32でも歩数計機能は継続して搭載されています。

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歩数計機能を楽しくするコンテンツとして「東海道五十三次を歩く」が搭載。歩いた距離に応じて到着した宿場の浮世絵が表示されます。

こちらは待受画面に設定可能で
 ・直近で到着した宿場の浮世絵
 ・東海道を歩いた場合の現在地
 ・本日の歩数と距離
 ・累計の歩数と距離
を表示することができます。

ひと目で現在の歩数などが確認でき、目標をイメージしてウォーキング、散歩に取り組めるような仕組みになっているのはおもしろい工夫でではないでしょうか。

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背面に配置されているサブディスプレイはモノクロの常時表示。サブディスプレイのサイズも大きく、表示される時計や日付も太字でくっきりと表示されるためかなり見やすくなっています。

サイドキーを押すことで表示内容を切り替えることも可能で、「時計」および「時計+歩数計」、「歩数計詳細」の3つの表示を切り替えることができます。

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最後に公式アクセサリーブランド「au +1 Collection」からかんたんケータイ KYF32に対応したカバーも発売が予定されています。クリアまたはレザー調(ブラック)のカバーで、表面・裏面それぞれにはめ込むジャケットタイプ。もちろん、取り付けた状態で本体を開くことや各種操作を行う事が可能です。

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その他、かんたんケータイ KYF32の特長やスペックは以上の通り。防水・防塵・耐衝撃といった日常的なトラブルから本体を守る機能はもちろん、写真撮影時に本体を握った際に指が映り込むと教えてくれる機能など、使いやすさをとにかく強化した一台に仕上がっています。

先代である簡単ケータイ K012から4年ぶりの折りたたみ型のシニア層など向け機種となるかんたんケータイ KYF32は、今まで使っていたユーザーにも「もっと簡単、便利になった」とオススメできる1台でもあり、これから携帯電話を持ってみようと考えるシニア層にもきっとしっくりくる1台でしょう。

なお、直営店「au SHINJUKU」や「au NAGOYA」、「au OSAKA」、「au FUKUOKA」、「au HAKATA」にて2016年7月29日(金)より先行展示が実施されるので、ご両親などに検討している人などは是非チェックしに行ってみてください。

【au 2016年夏モデル 京セラ製「かんたんケータイ KYF32」】

動画リンク:https://youtu.be/Shi2RX-dSKc

◯主な仕様
商品名かんたんケータイ KYF32
メーカー京セラ
ディスプレイ約3.4インチFWVGA TFT液晶
サイズ約51(W) x 116(H) x 18.1(D) mm
重量約137g
カラーゴールド、ピンク、ブルー
カメラ約800万画素CMOS
内蔵メモリー(RAM)約1GB
内蔵ストレージ約8GB
外部ストレージmicroSDHC(最大32GBまで)
電池容量1410mAh
連続通話時間(VoLTE)約490分
連続待受時間(LTE)約400時間
4G LTE
受信時最大速度75Mbps
キャリアアグリゲーション(CA)-
WiMAX 2+-
VoLTE
シンクコール-
ボイスパーティー
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SMS
フルセグ-
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記事執筆:黒ぽん(迎 悟)


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