筆者はスマートフォン(スマホ)を2005年に発売されたシャープの「W-ZERO3」からはじまり、AndroidやiPhoneなどと20年愛用していますが、この20年間でエポックメイキングだったモデルとして特に記憶にあるのが2013年に発売になったソニーの「Xperia Z Ultra」があります。同じく2013年に発売した代表的な機種としては「iPhone 5s」があり、画面サイズは4インチ。
その時代にXperia Z Ultraは6.4インチという大画面サイズでリリースされ、横幅が約92mmとパスポートとほぼ同じサイズでした。広い画面サイズは当時、PDAでミニキーボードの親指入力を愛用していた筆者にとっては親指入力しやすく視認性も高いため、お気に入りのモデルでした。ただ当時としてはサイズが大きすぎるため、後継機種はリリースされずに終わってしまいました。
その後、ソニーから後継機種がリリースされず、他のメーカーからも似たようなサイズ感やコンセプトの製品は出ず、Xperia Z Ultraの愛好家はXperia Z Ultraの通称「ズルトラ」をもじって「ズルトラ難民」と呼ばれていました。
スマホの大画面化によってズルトラ難民たちは他の機種が活用できるようにはなってきましたが、残念ながら筆者にとてしっくりくるサイズの機種にはこれまで出会えてませんでした。例えば、大画面というだけであれば、横開き型の「Samsung Galaxy Z Fold」シリーズでは閉じた時のカバーディスプレイは約6.5インチですが、開いた時のメインディスプレイは約8.0インチで、カバーディスプレイは細長く、メインディスプレイは正方形に近くなっており、実際に使ってみると、両手の親指入力でバランスが悪く感じます。
これまでに唯一、ズルトラ難民だった筆者にといって魅力的な機種だと感じられたのは今年4月に中国で発売された「HUAWEI Pura X MAX」で、2026年5月に上海に行った際に旗艦店「HUAWEIストア」で実機を触る機会がありました。画面サイズは閉じた時は5.4インチ、開くと7.7インチのワイドな大画面で、横長パスポート型のモデルとなっており、重量約229gです。Xperia Z Ultraを彷彿させる画面サイズが使いやすく感じられました。
日本で購入できるパスポートサイズのスマホの登場を待ち望んていたところ、今回、新しいSamsung Galaxy Z Foldシリーズとして「Samsung Galaxy Z Fold 8」(以下、Galaxy Z Fold 8)が2026年8月7日(金)に発売になりました。Galaxy Z Fold 8はパスポートサイズを採用した横長メインディスプレイで、ズルトラ難民だった筆者にとって理想のディスプレイサイズのため、迷わず購入しました。購入方法はオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)を楽天市場の「Samsung公式ストア」にて購入しました。
Galaxy Z Fold8はカバーディスプレイが上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比16:10の約5.5インチ1248×1972ドット有機EL「Foldable Dynamic AMOLED 2X」、メインディスプレイが上部右側にパンチホールを配置したアスペクト比4:3の約7.6インチ1848×2448ドット有機EL「Foldable Dynamic AMOLED 2X」(約403ppi)で、サイズは閉じた時が約124×82×9.7mm、開いた時が約161×124×4.5mmで、閉じた時には日本のパスポート(約125×88mm)に近いサイズ感となります。
Galaxy Z Fold8を使い始めてみてやはり閉じた状態でのカバーディスプレイによる親指入力は使いやすいサイズであることが実感できました。またメインディスプレイでもバランスが良く入力しやすく感じます。メインディスプレイの縦横比も絶妙で、動画や写真、電子書籍などのコンテンツの閲覧性が高くなっています。昨今は16:9のサイズの動画が多くなっていますが、Galaxy Z Fold8のメインディスプレイのサイズに合わせて拡大すると、左右の端は切れてしまいますが、動画への没入感はアップします。
さらに驚いたのが、カバーディスプレイ(高さ124mm)は「iPhone 13 mini」と同程度の高さ(高さ131.5 mm)になります。iPhoneのminiシリーズはコンパクトで使いやすく、スマホの2台持ちのサブ機として最適だったのですが、iPhone 13 miniや「iPhone 12 mini」でリリースが止まってしまいました。Galaxy Z Fold8はカバーディスプレイにてiPhone miniシリーズのようにコンパクトに操作ができます。
Galaxy Z Fold8のサイズ感はXperia Z UltraやiPhone miniシリーズを使っていた筆者にとってカバーディスプレイでコンパクトに操作ができて親指入力がしやすく、メインディスプレイでコンテンツ閲覧のしやすい理想的なサイズの機種でした。今までのスマホのサイズの悩みが一気に解決したGalaxy Z Fold8を愛用しようと思います。できれば、Galaxy Z Fold8の後継機種が今後も出て欲しいですし、似たようなサイズ感の機種が他からも出て選択肢が増えることを願っています。
| 機種名 | Galaxy Z Fold8 (ギャラクシー ゼット フォールドエイト) |
| サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜] | オープン時:約123.9×161.4×4.5mm クローズ時:約123.9×81.9×9.7mm |
| 質量[g](電池含む) | 約201g |
| 本体カラー | ラベンダー グラファイト クリーム ピスタチオ |
| メインディスプレイ | 約7.6インチ有機EL 1828×2584ドット 416ppi 3000nits |
| カバーディスプレイ | 約5.5インチ 1264×1848ドット 407ppi |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform for Galaxy |
| 内蔵メモリー(RAM) | 12GB、16GB |
| 内蔵ストレージ | 256GB、512GB、1TB |
| 外部ストレージ(最大対応容量) | ー |
| アウトリアカメラ | 約5000万画素(広角レンズ) 約5000万画素CMOS(超広角レンズ) |
| カバーディスプレイフロントカメラ | 約1000万画素CMOS(広角レンズ) |
| メインディスプレイフロントカメラ | 約1000万画素CMOS(広角レンズ) |
| バッテリー容量 | 4800mAh(内蔵電池) |
| 連続待受時間(静止時) | 5G NR:約581時間 4G LTE:約581時間 |
| 連続通話時間(静止時) | VoNR:約1130時間 VoLTE:約3060時間 |
| 連続動画再生時間 | 約26時間 |
| 充電時間 | 約85分(USB Type-C PD-PPS対応 ACアダプター使用時) |
| 接続端子 | USB Type-C(USB 3.2 Gen 1z) |
| 急速充電 | 最大45W |
| ワイヤレス充電 | ⚪︎(最大25W) |
| Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be(2.4、5、6GHz) |
| Bluetooth | Version 6.0 |
| 赤外線 | ー |
| テザリング同時接続数 [Wi-Fi/Bluetooth/USB] |
10台/4台/1台 |
| 防水・防塵 | ○(IPX8)/○(IP4X) |
| ワンセグ/フルセグ/FMラジオ | ー/ー/ー |
| おサイフケータイ(FeliCa)/NFC | ○/○ |
| 生体認証 | ○(指紋<側面>、顔) |
| ハイレゾ音源 | ○ |
| SIMカード | nanoSIM、eSIM |
| OS | Android 17 |
| メーカー | Samsung Electronics |
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