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AQUOS PHONE SH-12Cで動画を見よう!

AQUOS PHONEの液晶画面は、QHD(960×540)と言われる解像度となっている。これはFHD(1920×1080)の1/4の解像度となり、フルハイビジョンが映像ソースなら整数倍で割れるので画質の低下が少なくて済む。

今回は、AQUOS PHONEで観れるMP4(H.264)形式のQHD動画を作成して再生可能なビットレートを検証してみよう。

さて、AQUOUS PHONEにはスマートファミリンクと呼ばれるネットワーク経由での映像共有サービスがある。これはAQUOS PHONEとAQUOSブルーレイ、AQUOS(テレビ)とWi-Fiネットワーク経由で映像のやりとりを行えるサービスとなっている。例えば、AQUOSブルーレイで録画した番組を、ストリーミングでAQUOS PHONEで観ることができる。

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PCのDLNAサーバーと接続したところ。写真やMP3データなどの再生が可能だ。

実はNASやDLNAネットワークがあれば、AQUOUS PHONEとDLNAサーバー(他社のDLNA製品、PC用のDLNAサーバー)を接続することは可能で、写真や音楽データの共有は簡単だ。ただし動画に関しては、AQUOS PHONE対応のデータ形式でも再生不可能で、録画した番組視聴にはAQUOSブルーレイが必要なようだ。

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録画された地デジ番組一覧は表示される。

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番組は再生出来ない。



ネットワーク接続はあきらめて、実データをAQUOS PHONEに入れて持ちだそうと思い、デジタル一眼レフで撮影したフルハイビジョン動画をQHDサイズに変換して最適なビットレートを検証することにした。

使用したソフトウェアは、WindowsでNVIDIAのCUDAを利用したMP4エンコードが行えるFreemake Video Converter(http://www.freemake.com/)を使用した。動画変換中のCPU負荷を抑えることができ、尚且つエンコードが速いというメリットがある。

QHD解像度で、ビットレートを変更した画像のキャプチャ(※AQUOS PHONEではキャプチャできないためWindosでキャプチャ)を順に掲載する。

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500Kbps。ファイルサイズは小さいが流石に細かい描写には向かない。

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1,000Kbps。500Kbpsと同程度。この様な細かい描写が無ければ綺麗に見えるシーンもある。

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2,000Kbps。細かい部分のエッジが見える様になった。動画として観ると特に問題なし。

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4,000Kbps。更に細部が描写される様になった。2,000Kbpsと比較すると動きに強くなった印象がある。

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4,600Kbps。これ以上ビットレート上げると再生不可のデータとなってしまうので、この辺が上限値だろう。

実際に動画を見るなら2,000Kbpsから4,000Kbpsの間でちょうど良いファイルサイズになるようエンコードすれば良さそうだ。
動画ファイルは、SDカードの好きなフォルダへデータを放り込むだけでギャラリーから認識させることが出来る。

QHDの変換設定はこちら。
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ソースがHD以下の場合は、変換の設定を変更しよう。こちらはDVD解像度の設定の例。
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DVD画質なら解像度が低くなる分、ビットレートに若干余裕が出来るので、更に動きに強い映像にすることができる。


今まで動画のエンコードというと時間がかかったり、CPU負荷がかかり作業が重くなるという印象があったが、CUDAを使用するとエンコードが快適で、QHD動画作成が苦にならないといった印象だ。

AQUOS PHONEに限らず、他の機種ユーザーでNVIDIAのGeForceユーザーならCUDAでエンコードをして、動画ライフを楽しもう!


記事執筆:mi2_303


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