本体正面（左）と背面（右）



背面のカメラ部分
GS03は、2011年12月1日に発売された前モデル「GS02」の基本機能を継承しつつ、全体的なスペックを向上したモデルといえる。

CPUは1.5GHzのデュアルコア（Texas Instruments OMAP4460）、ROMに4GB、RAMに1GBの本体メモリを搭載し、WCDMA（1700MHz/2300MHz）とGSM（850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz）の通信方式に対応。通信速度は、最大受信（下り）21Mbps、最大送信（上り）5.8MbpsのHSPA+に対応する。

本体のサイズは約129（H） ×65（W） ×10.3（D） mm、質量は約110g。ディスプレイは約4.3インチ QHD（960×540ドット）のスーパー有機ELを搭載する。ディスプレイ直下にはメニュー、ホーム、バックのセンサーキーを、ディスプレイの右上には約130万画素のサブカメラを備える。

背面のメインカメラはフルHD撮影が可能な約800万画素カメラを搭載し、カメラモジュール直下にフォトライトを備える。内蔵する電池パックの容量は1,650mAh。内蔵タイプのため、取り外しができない仕様となっており、交換の際は修理扱いで有料となる。本体カラーはブラックの1色展開。

電池パックが内蔵されていることで、背面の取り外し可能なカバーも備えていない。そのため、手に持った際はとても薄い印象を感じる。さらに重さも非常に軽く感じ、スタイリッシュ、コンパクトに持ち運びたいユーザーには嬉しいサイズ感となっている。




本体向かって左側面（画像上）と右側面（画像下）



本体向かって上部側面（画像上）と下部側面（画像下）
本体左側面には上下キー、右側面には電源キーとmicroSDカードスロットを搭載。最大32GBまでのmicroSDHCに対応する。本体上部側面には3.5mmのイヤホンジャックとUSIMカードスロットを、下部側面にはマイクを搭載している。




立体的なグラフィックのオリジナルUI「マジック 3D」
独自UIのマジック3Dを搭載している。ホーム画面では立体的な表示でシート移動ができ、見た目の格好良さだけでなく、隣り合うシートが見やすいという効果もある。画面下部のドック部分もタップすると回転するアニメーション効果も施されており、サクサクと滑らかに動作するだけでなく触っていて心地よいデザインという印象。




テザリングのON/OFFが簡単にできる「Pocket WiFi」ウィジェット



USBテザリングにも対応する
イー・モバイル向けのスマートフォンではお馴染みのPocket WiFi（ポケット・ワイファイ）ウィジェットも搭載している。最大8台までの無線LAN搭載機器を同時に接続できるテザリング機能に対応しており、テザリングのON/OFF切替がこのウィジェットをタップするだけでできる。また、GS03ではUSB接続によるテザリングも可能。

設定画面は、「設定」→無線とネットワークの「その他」→「テザリングとPocket WiFi」から呼び出してそれぞれ設定することが可能。ウィジェット設置はドロワー内のウィジェット一覧からPocket WiFiのウィジェットを長押ししてホームに貼り付けるだけの簡単操作。




アプリ一覧1ページ目（左）と2ページ目（右）



アプリ一覧3ページ目と4ページ目（右）
アプリ一覧のページは4ページ50個のアプリアイコンが並ぶ。Android標準や基本的なアプリ以外には「GREE」「HMV ONLINE」「じゃらんnet」「Yahoo！ショッピング」などが目に付く。また、「ファイルマネージャー」やオフィス系アプリの「Polaris Office（ポラリス･オフィス）」といったツール、ビジネス系アプリもプリセットされている。




電話のダイヤル画面（左）と文字入力画面（右）
通話発信時のダイヤル画面はクールなデザインを採用している。日本語文字入力システムには、GS02から引き続き「FSKAREN（エフエスカレン）」を搭載している。もちろんフリック入力も可能。




内部ストレージの空き容量は約2.2GB（左）。Androidのバージョンは4.0.3（右）
ROMは4GBのうち、内部ストレージの空き容量（ユーザー領域）が約2.2GB。よほどヘビーな使い方をしなければ困るほどではない空き容量といえるだろう。




ステータスバーのメニュー表示
画面上部のステータスバーを引き下げた際のメニュー表示には、「Wi-Fi」「Bluetooth」「GPS」「データ通信」「自動回転」がワンタップでON/OFF切替できるようになっている。




ロック画面のキーアサインが可能に！
GS02にも搭載されていたが、ロック解除画面からロック解除せずメールかカメラなどを一発起動できる機能がGS03でも搭載されている。GS02ではデフォルトで設定された機能（アプリ）以外のアプリは設定不可能だったが、GS03では自分好みに起動したいアプリを設定できるようになった。

設定方法は、「設定」→「セキュリティ」→「ショートカットの設定」とすすみ、既に設定されているアイコンをタップすると次に設定したいアプリのアイコンが並ぶ「3Dロック解除」に推移する。その中から設定したいアプリアイコンをタップすれば変更ができる。実際に操作した動画で確認してほしい。


S-MAX：イー・モバイルの「GS03」のロック解除画面のアプリ設定方法

そのほか、ロック解除、ホーム画面、ドロワー、ブラウザ、設定画面（ストレージ、端末情報、データ使用）、ステータスバーメニューな­どの基本操作を動画で紹介する。

S-MAX：イー・モバイルの2012年夏モデル「GS03」を試す！


■主な仕様

基本仕様
カラー		ブラック
サイズ　（W×H×D）		65mm×129 mm×7.9 (最厚部10.3）mm
重さ		約110g（電池内蔵※1）
OS		Android　4.0
ディスプレイ（サイズ/解像度）		4.3インチ / 540×960ドット（QHD）
ディスプレイ種類		スーパー有機EL / 静電容量方式タッチスクリーン
CPU		Texas Instruments OMAP4460 1.5GHz (デュアルコア)
内蔵カメラ		メイン：約800万画素 / サブ：約130万画素
通信方式	WCDMA	1700MHz / 2100MHz
	GSM	850MHz / 900 MHz / 1800 MHz / 1900 MHz
通信速度	最大受信通信速度	21Mbps
	最大送信通信速度	5.8Mbps
本体メモリ		ROM 4GB / RAM 1GB
外部メモリ		microSDスロット / microSDHCスロット（最大32GB）
Bluetooth®		Ver. 3.0
使用時間※2	連続待受時間	約450時間
	連続通話時間	約480分
電池容量		1650mAh
充電時間		AC接続時 約210分 / USB接続時 約320分
Pocket WiFi機能（テザリング）	同時接続可能台数	最大8台
	連続通信時間*2	約360分

※1 電池は取り外しできません（電池の交換は有料となります）。
※2 使用環境、機能の設定状況により変動します。




■関連リンク
・エスマックス（S-MAX）
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