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フラッグシップスマホ「Huawei Mate S」を発表! |
Huawei Technologies(以下、Huawei)は2日(現地時間)、ドイツ・ベルリンにて2015年9月4日(金)から9月9日(水)まで開催される世界最大級の家電見本市「IFA 2015」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、同社の「Mate」シリーズの新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Huawei Mate S」(以下、Mate S)を発表しています。
指紋センサーや防滴仕様などを備えつつ、最大の特長は約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)有機ELディスプレイを搭載し、他の製品と同様に静電式で指などでタッチ操作できるほか、触る強さも判別する感圧機能「Force Touch」に対応するモデルも用意されます。
プレスカンファレンスでははじめに投入される1次販売国・地域には含まれませんでしたが、日本法人の華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)では日本での販売予定であることを発表しています。
販売予定国・地域は日本以外にも中国およびフランス、ドイツ、イスラエル、スペイン、サウスアフリカ、アラブ首長国連邦など30ヵ国以上で、事前予約は西ヨーロッパの公式Webストア「Vmall.eu」では2015年9月15日(火)から受付開始されます。
なお、価格は内蔵ストレージが32GBのStandard versionが649ユーロ(約87,000円)、64GBのPremium versionが699ユーロ(約93,000円)、128GBで感圧機能に対応したForce Touch versionは後日詳細を案内するとのこと。
Mate Sは5.5インチサイズのMateシリーズのスマホです。Mateシリーズでは日本でも発売された「Ascend Mate 7」に続くモデルですが、特長だった画面サイズは小さくなりました。
一方、その代わりに特長としては美しい曲線によるフルメタルボディーや2.5D曲面ガラス「Gorilla Glass 4」などの"優れたハーモニーデザイン"、新たに対応するForch Touchのほか、指紋センサーや画面を小突くことで操作できる「Knuckle Sense 2.0」などの"力強いタッチ"、そして、"強力なカメラ"と"スマートライフ"の4つが挙げられています。
Fource Touchは画像を表示したときに、タッチより少し強めに押しこむことで触っている部分が拡大されたりといった機能が紹介されていました。また、専用アプリによって画面中央部分に測定物を置くことで、100〜400gの計測範囲で計りとして使えるとのこと。
同社の「Huawei P8」シリーズで搭載されていたKnuckle Senseも2.0になり、画面キャプチャーだけでなく、キャプチャーした画像をハート型や撮影した特定の部位だけを切り抜けるようになったということです。その他、ディスプレイに文字を描くことでアプリを起動できるジェスチャーランチャーにも対応しました。
本体表面はナノコーティングによって防滴仕様となっており、軽い雨や湿気などによるトラブルは防げるとのこと。細かな特長ではカメラレンズが強度の高いサファイアガラスで保護されていたり、3つのマイクを搭載してノイズキャンセルなどに役立てられているなどしています。
仕様としてはHisilicon製64bit対応オクタコアCPU「Kirin 935」(2.2GHzクアッドクアCPU+1.5GHzクアッドクアCPU)および3GB内蔵メモリー(RAM)、光学手ブレ補正(OIS)に対応した約1300万画素裏面照射型CMOSリアカメラ(デュアルトーンフラッシュ搭載)、約800万画素裏面照射型CMOSフロントカメラ、2.4GHz対応IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、microUSB 2.0端子、位置情報取得(A-GPSおよびGlonass)、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、照度センサー、近接センサー、磁気センサー、2700mAhバッテリーなど。
OSはAndroid 5.1.1(開発コード名:Lollipop)で、独自ユーザーインターフェース(UI)の「EMUI 3.1」を採用。サイズは約149.8×75.3×7.2mm、質量は約156g。カラーバリエーションはStandard versionがTitanium Gray(チタニウム・グレー)およびMystique Champagne(ミスティック・シャンパン)の2色、Premium versionがPrestige Gold(プレステージ・ゴールド)およびCoral Pink(コーラル・ピンク)の2色の合計4色。Force Touch versionの色は後日発表予定。
携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応しており、対応周波数帯は投入国・地域によって「CRR-UL00」と「CRR-L09」の2つのモデルが用意され、それぞれ以下の通り。なお、SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)が2つのデュアルSIM対応で、片方はmicroSDカードと共通となっています。
CRR-UL00:
FDD LTE:B1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B17、B20
TDD LTE:B38、B39、B40、B41(100M)
UMTS:850、900、AWS、1900、2100(B8、B5、B4、B2、B1)
DC-42M:B1、B2、B4、B5、B8
TD-SCDMA:B34、B39
GSM:Main card:850、900、1800、1900MHz、Second card:850、900、1800、1900MHz
CRR-L09:
TDD LTE:B40
FDD LTE:B1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B17、B18、B19、B20、B25、B26、B28
UMTS:850、900、AWS、1900、2100(B19、B8、B6、B5、B4、B2、B1)
DC-42M:B1、B2、B4、B5、B8
GSM:850、900、1800、1900
Mate Sの公式紹介動画
記事執筆:memn0ck
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