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NTTドコモから11月20日に発売されたAndroid 5.1(開発コード名:Lollipop)を採用したハイエンドスマートフォン(スマホ)「Xperia Z5 Premium SO-03H」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を入手しました。
今冬に発売される「Xperia Z5」シリーズの3モデルの最上位モデルであり、なんといってもスマホとしては世界初となる4Kディスプレイを搭載しているところが最大の特徴です。
4Kの写真や動画をドットバイドットで劣化なく表示できるのはもちろん、YouTubeなどの動画などの4K未満のコンテンツを4K相当にアップスケーリングして高画質に表示する機能を備えています。
ディスプレイサイズは5.5インチで、5.2インチのXperia Z5よりもひと回り大きく、ディスプレイ以外の仕様としては本体の厚みが0.5mm厚く、バッテリー容量が530mAh多いだけでほぼ共通となっています。
デザインは背面の処理が異なり、半透明の「フロストガラス」を採用してマットな質感になったXperia Z5やXperia Z5 Compactに対し、Xperia Z5 Premiumは蒸着処理による鏡面仕上げとなっていてピカピカと光を反射します。カラーバリエーションはNTTドコモからはChromeとBlackの2色が発売され、今回はChromeを入手しました。
化粧箱は以前に紹介したXperia Z5のNTTドコモ版「Xperia Z5 SO-01H」のものと異なっていました。左がXperia Z5 Premiumで、右がXperia Z5です。
ただのボール紙を畳んで作ったような従来どおりのXperia Z5 SO-01Hの箱に対し、Xperia Z5 Premium SO-03Hの箱は薄手のダンボールのような、少し剛性の高い素材が使われていて、どちらかというとiPhoneの箱により近い感じです。手触りはしっとりすべすべで、この辺りからもうプレミアムっぽさが漂っています。
同梱品はXperia Z5 SO-01Hと同じで、Xperia Z5 Premium SO-03H本体、テレビ・モバキャスアンテナケーブル(SO02)、冊子類です。
Xperia Z5 Premium SO-03Hの前面。前面の上部と下部にはそれぞれスピーカーが配されています。後は前面カメラとセンサー類があり、左上端には通知LEDがあります。
背面はピッカピカでこの写り込みよう。まさに鏡そのもので、顔を寄せれば髪型やヒゲ、シミ(?)までしっかりとチェックできます。誰かの顔に光を反射させれば嫌がらせだって可能です!?
背面下部の「XPERIA」ロゴが滅茶苦茶映えます。店頭で見た時にはBlackもChromeも何だか安っぽく見えたのですが、なかなかどうして。実際にこうして手の中にあると……なるほど、確かにプレミアムと銘打つだけの重厚感、特別感、雰囲気、クールさ、そういったものを持っているような気がします。これで「docomo」ロゴがなければどれだけ格好良かったことか。
左の側面にはmicroSDカードとnanoSIMカードのスロットがあります。1枚のトレイに両方を載せて入れるタイプです。
側面にある「XPERIA」の刻印も銀細工のようで良い感じです。恐らくXperia Z5シリーズの中で「XPERIA」刻印が最もしっくり来るのが、このXperia Z5 PremiumのChromeなのではないでしょうか。
右側面には電源/スリープボタン、ボリュームボタン、カメラボタンがあります。
電源/スリープボタンには指紋センサーが内蔵されています。
サイドフレームとボタンはメタルです。光沢感があって、ヌメッとした手触りです。ずっと撫でていたくなるような気持ちよさがあります。
上側面に3.5mmのオーディオジャックが配置されています。
下側面にはmicroUSBジャックとストラップホールがあります。
ここからはXperia Z5 SO-01Hとの比較を紹介していきます。並べてみても、握ってみても、やっぱりひと回り大きいという印象です。ディスプレイの大きさの差はわずがに見えますが、実際に使ってみると映像の迫力に見た目以上の違いを感じます。スピーカーなど各部位の配置やデザインはまるっきり同じです。
背面は冒頭でも紹介したように質感が異なり、Xperia Z5 Premiumは鏡面仕上げで手触りはツルツル、Xperia Z5は曇りガラスのようなマットでしっとりとした感じです。
少し細かいところですが、Xperia Z5はXperia Z4と同じでカメラリングに凹凸がなく、背面パネルと一体化したように完全にフラットなのですが、Xperia Z5 PremiumはXperia Z3以前と同じでリング部分がほんの少し出っ張っています。
だから何だというレベルの違いですが、Xperia Z4の時にXpeira Z3からのひとつの差別化要素としてこのフラット化をアピールしていたので、Xperia Z5 Premiumで元に戻ってしまったのにはどういう理由があるのだろうと思ってしまいます。ちなみに、Xperia Z5 CompactもXperia Z5 Premiumと同様に凹凸があります。
撮り終えてから気が付いたのですが、各ボタンの間隔と底面から各ボタンまでの距離がXperia Z5とまったく同じ長さ・距離になっています。つまり、操作感があまり変わらないように配置されているということです。
こうしてみると0.5mmの厚さの違いは案外大きいですね。握った時にも厚さの違いははっきりと感じます。
しかし、さらに大きな6.4インチの「Xperia Z Ultra」は大型化することでよりスリムにできたわけですが、なぜXperia Z5 Premiumは逆に厚くしたのかも気になります。ディスプレイやバッテリーのモジュールが厚いのでしょうか。
記事執筆:ゼロから始めるスマートフォン
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■Xperia Z5 Premium SO-03Hの開封&外観レビュー。Xperia Z5 SO-01Hと微妙な違いがあった | ゼロから始めるスマートフォン
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