コミュニケーションカメラ第2弾の「LUMIX DMC-CM10」をレビュー! |
パナソニックから2月25日に発売されたコミュニケーションカメラの第2弾「LUMIX DMC-CM10」。第1弾「LUMIX DMC-CM1」は限定販売でしたが、いよいよ汎用製品として登場しました。
コミュニケーションカメラとは高性能コンパクトデジタルカメラのよさ(携帯性と大型イメージセンサーによる写真撮影)とスマートフォン(スマホ)の良さ(単独で通信でき、写真が簡単にアップロード・シェアできる)を組み合わせた新しいジャンルの製品(SIMフリーカメラ)と言えます。
LUMIX DMC-CM1以来、コミュニケーションカメラのファンである筆者は当然ながら新しいLUMIX DMC-CM10も購入しましたので、今回は開封および外観デザインを写真でチェックしていきます。
今回紹介するLUMIX DMC-CM10、そして、この旧モデルにあたるLUMIX DMC-CM1ともにスマホ好きの気持ちをくすぐる最大の魅力は「デジタルカメラでありながらSIMカードが差せる」ということでしょう。ただし、あくまでジャンルとしての分類はカメラ。パッケージもカメラ寄りのものとなっています。
パッケージに同梱されているのはLUMIX DMC-CM10本体のほか、充電器とハンドストラップ、そして、取扱説明書です。SDカード(LUMIX DMC-CM10で使用できるサイズはmicroSDカードサイズ)は同梱されておらず、バッテリーも内蔵(着脱不可)となっています。
付属のアクセサリー品は最小限といえますが、いずれもしっかりとした質感。本体価格(希望小売価格)が107,784円(税込)と決して安いとはいえませんが、このあたりは本体だけでなく付属品にも手抜き感などは感じません。
LUMIX DMC-CM10本体は金属製の本体に革のシボ感を再現した樹脂パーツを配置した本格的な仕上がり。そして、なんといっても1インチの大型イメージセンサーを搭載したカメラも非常に目立つデザイン上の特徴といえます。
カメラ周囲にはコントロールリングと呼ばれる指で掴んで回すことで撮影時のズーム倍率や明るさ、ISO感度、絞り値(F値)などを物理的操作で調整できる機構が設けられています。もちろんこれらは画面タッチでも変更できますが、構えた時に両手で別々に設定が弄れる考えられた配置となっています。
側面を見ていくと、まず(カメラとして構えた際の)上面に電源キー、音量キー、そしてカメラスイッチ、シャッターボタンといった物理キー/スイッチ類が配置されています。
カメラスイッチはスライド式となっており、これを横に動かすことで1秒程度でカメラが高速起動。スマホのようにカメラを使う際にいちいちカメラアプリのアイコンを探すといった手間がなく、とっさのシャッターチャンスも逃しません。またシャッターボタンは半押しでのフォーカスロックも可能です。
(カメラ側の)側面にはイヤホンジャック、そして、保護キャップの下には充電やデータ転送に用いる外部入出力端子が配置されています。
一方下面には、保護キャップの下にSIMカード/microSDカードのスロット、そして、ストラップホールが並びます。
ストラップホールは右下に配置。LUMIX DMC-CM10は右手で本体を持って構え、左手で前述のコントロールリングを回すといった扱い方が基本となります。そのため持ち手側にストラップホールが設けられています。
保護キャップの下にはmicroSDカードスロット(写真左)とSIMカードスロット(写真右)が並びます。SIMカードの種類(サイズ)はマイクロSIMとなっており、専用のトレイに乗せてから差し込みます。
カメラと反対側の側面にはスピーカーを配置。以前(旧モデルで)はここの形状を利用してストラップホールとして利用している方も見受けられましたが、今回はストラップホールがしっかり設けられたことで、安心して使うことができますね!
外観としてやはり大きなカメラ部分が目立つLUMIX DMC-CM10ですが、裏返してみると印象は大きく変わり、一般的なスマホと変わらないものになります。ディスプレイサイズは4.7インチと現行ではコンパクトサイズに分類されますが、解像度はフルHD(1920x1080ドット)と妥協なし。
携帯性のよさがウリのひとつであるLUMIX DMC-CM10ですが、手で持ってみるととサイズは非常にスリムです。重量感はそれなりにありますが、これが撮影時にはかえって「しっかり持っている感」が感じられ、扱いやすく感じることができます。
また、カメラ面はシボパーツ部分とカメラ部分の間に傾斜が設けられており、ディスプレイをタッチ操作する際に持ち手の指がフィットする(持ちやすい)デザイン設計となっています。カメラとしての機能にスマホとしての使いやすさをしっかりと組み合わせたポイントのひとつと言えるのではないでしょうか。
OSにAndroidも搭載する「SIMフリーカメラ」であるだけに、ソフトウェアも気になるところ。こちらは次回また改めて紹介することにします。
パナソニック
2016-02-25
記事執筆:そうすけ
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