オッポの高コスパSIMフリースマホ「OPPO AX7」を開封!

既報通り、オッポジャパンが日本市場向けのSIMフリースマートフォン(スマホ)「OPPO R17 Pro(型番:CPH1877)」および「OPPO AX7(型番:CPH1901)」(いずれもOPPO Mobile Telecommunications製)を12月中旬以降に発売すると11月26日に発表した。

このうちのOPPO AX7は2018年12月14日(金)に発売される。発売時の市場想定価格は税抜29,880円(税込32,270円)という低価格帯モデルで、販路はビックカメラグループおよびノジマ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jp、IIJmio、楽天モバイルといった量販店およびECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)での取り扱いとなる予定だ。

すでにAmazon.co.jpや楽天モバイルなどでは予約受付を開始しており、Amazon.co.jpでは税込32,270円、楽天モバイルではSIMカードとセットとなる新規契約および他社から乗り換え(MNP)で税込32,270円、機種変更(オンライン)で税込29,043円となっているほか、楽天モバイルではキャンペーンで新規契約・MNPで税込21,470円となっている。

今回は、そんなOPPO AX7の評価機をオッポジャパンより借りることができたので、開封して外観や同梱品をチェックしつつ、基本機能の指紋認証や顔認証の設定を中心にレビューする。

【まずは開封して内容物の確認する】

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内容物一式

まず新品の状態で借りることができたが、あくまでも評価機ということで、製品版とは仕様が異なる場合があることをあらかじめ了承いただきたい。

パッケージにはOPPO AX7本体のほか、保護ケース、ACアダプタ、USBデータケーブル(microUSB)、SIMカードスロットピン、重要情報ガイド(安全ガイド)、クイックガイドが付属している。

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電源を入れると言語選択画面からはじまる


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初期設定を終了するとホーム画面に


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背面にはデュアルレンズカメラと指紋認証用のセンサーを搭載している

電源投入後、画面表示される案内の通り初期設定を進めていき、初期設定が終了すればホーム画面が表示される。SIMフリースマホのため、通信キャリア系サービスの設定画面は出てくることはなく、プリインストールされているアプリも通信キャリア系のものは一切入っていない。

ディスプレイは水滴型ノッチ(切り抜き)デザインを採用した約6.2インチHD+(720×1520ドット)TFT液晶を搭載し、スクリーン比率は9:19、画面占有率は88.4%という仕様だ。また約1300万画像(メイン)+約200万画素(サブ)のリアカメラおよび約1600万画素のフロントカメラ、約4230mAhの大容量バッテリーを搭載。

プラットフォームはAndroid 8.1(開発コード名:Oreo)をベースにした最新バージョンの独自ユーザーインターフェース(UI)「ColorOS 5.2」となっている。なお、日本市場でニーズが高い防水・防塵やおサイフケータイ(FeliCa)には対応していない。

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SIMカードスロット

本体正面向かって左側面上部にあるSIMカードスロットは、2枚のSIMカード(DSDV:デュアルSIMデュアルVoLTE)に加え、microSDカードをセットできる「トリプルスロットデュアルnano-SIM」仕様だ。

SIMカードを2枚、microSDカードを1枚、合計3枚を同時に利用できる。microSDカードは、最大256GBまでのmicroSDXCに対応する。スロットは、奥からSIM1、SIM2、microSDの順になっている。


【付属の純正保護ケースを装着してみた】

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保護ケースを装着した状態の背面

初期設定後に、同梱する保護ケースを装着してみた。脱着しやすいクリアなソフトケースで、左右側面のボタン類は、ケースを装着したまま操作できる。下部側面も、microUSB端子や3.5mmイヤホンジャックはケースを外すことなくケーブルを接続できる。

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保護ケースは本体よりも厚みがある


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SIMカードスロット部分は覆う仕様


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保護ケースを装着した状態の本体下部側面


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保護ケースを装着した状態で手に持った様子

一方、左側面にあるSIMカード・microSDカードスロット部分は覆われているため、スロットを引き出す際はケースを外す必要がある。

ディスプレイ側は保護ケースのでっぱり(厚み)がある。これは、ディスプレイを下に向けて机に置いた場合、ディスプレイ面に傷が付くのを防ぐという仕様だ。

ケースを装着した状態で手に持った印象だが、ケースを装着したことによる大きさはそれほど感じず、滑り難い印象を受けた。


【指紋認証と顔認証を設定してみよう】

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端末情報画面(右)と設定画面(左)

続いて指紋認証と顔認証を設定をしていこう。設定画面には、ほかにも「指紋、顔およびパスコード」という項目があり、この項目をタップすると指紋認証、顔認証の登録や設定ができる。なお、設定画面内にある「端末情報」をタップすると、本体の仕様を確認できる。

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指紋、顔およびパスコード画面(左)と、指紋を追加の画面(右)


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指紋と顔認証を利用する項目を選択する画面

「指紋、顔およびパスコード」の画面では、指紋や顔の登録をし、認証を有効にするかどうかの設定ができる。どちらも、画面の表示にあわせて進めていくことで、難しい操作などはなく登録や設定ができる。

それぞれの認証によって「ロック解除」「アプリロック」「プライベートセーフ」が可能。利用したい項目をオンにすればOKだ。デフォルトでは、ロック解除のみになっている。

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顔認証でロック画面の解除ができる

指紋および顔認証をどちらも設定することができる。たとえば、ロック画面の解除では、本体背面の指紋センサーをタッチすればスリープ状態からホーム画面が立ち上がる。一方の顔認証では、一度スリープ状態から立ち上げ、フロントカメラで顔認証すれば、ロック画面に表示されいる「鍵マーク」が開き、その後画面をスワイプしてホーム画面に辿りつく。

手順としては指紋認証のほうが圧倒的に早い。顔認証も認証自体はかなりスピーディーなので、スワイプ操作が気にならなければ顔認証でも問題ないだろう。指紋、顔ともに併用できるためしばらく使ってみて、使いやすいほうを選択するのもよいのではないかと感じた。


なお、以下の動画はオッポジャパンの発表会において同社の説明員にOPPO AX7の特徴を聞いたものなので併せて参考にしてみて欲しい。SIMフリースマホ市場は高性能な高価格帯のハイエンドモデルとコストパフォーマンスの高い低価格帯から中価格帯のエントリーモデルに主に別れつつあるが、特にエントリーモデルでは大容量バッテリー搭載機種は人気があるだけにOPPO AX7の販売動向は注目したいところだ。







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