SIMフリースマホ「HUAWEI nova 5T」を写真と動画でチェック!

既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は14日、都内にて「ファーウェイ・ジャパン新製品発表会」を開催し、コストパフォーマンスの高いハイエンドスマートフォン(スマホ)「HUAWEI nova 5T(型番:YAL-L21)」やスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 2」、スマートバンド「HUAWEI Band 4」、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 3」(ともにHuawei Technologies製)を日本市場にて発売すると発表しました。

HUAWEI nova 5Tは11月29日(金)に発売され、価格はオープンながら市場想定価格が税別54,500円(税込59,950円)。販路は公式Webショップ「ファーウェイ楽天市場店」および「ファーウェイ Yahoo!店」のほか、仮想移動体通信事業者(MVNO)および量販店、ECサイトとなっています。

なお、同社ではHUAWEI nova 5Tの発売を記念してファーウェイ 楽天市場店およびファーウェイ Yahoo!店、エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jpにて購入すると「HUAWEI Mini Speaker」をプレゼントする「HUAWEI nova 5T限定ボックス」を数量限定・先着順(なくなり次第終了)で販売しています(予約販売含む)。

本記事では発表会会場に併設された展示コーナーにてHUAWEI nova 5Tをタッチ&トライしてきましたので、写真や動画を交えて紹介したいと思います。なお、HUAWEI nova 5TはGoogle PayやGmailなどのGMS(Google Mobile Service)にも対応しており、現在の情勢なら今後も過去の製品と同様にソフトウェア更新などが提供される予定となっています。

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HUAWEI nova 5Tを紹介するファーウェイ・ジャパン デバイス・プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏


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日本では手に取りやすいハイエンドスマホという位置付けとなってきた「HUAWEI nova」シリーズの最新モデルであるHUAWEI nova 5T

HUAWEI nova 5TはHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)のスマートデバイスを使いこなしてエンターテインメントコンテンツやSNSを楽しむ若者や女性などに向けた「HUAWEI nova」シリーズの最新モデルで、フラッグシップスマホ「HUAWEI Mate20 Pro」や「HUAWEI P30 Pro」と同じハイエンド向けチップセット(SoC)「Kirin 980」やクアッドリアカメラを搭載したハイエンドスマホです。

海外では今年8月に発表された製品ではありますが、アメリカがファーウェイおよびその関連企業を輸出規制リスト(Entity List)に追加した5月16日にはすでに開発が進んでおり、Google PlayやGmailなどのGMSにも対応しているため、これまで販売されてきた同社の製品と同様にGmailなどがプリインストールされているほか、コンテンツ配信マーケット「Playストア」アプリからアプリやゲームなどを追加できます。

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パンチホールディスプレイを採用


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HUAWEI nova 5Tを持ったところ。縦長な6.26インチということで最近ではスタンダードなサイズ感


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HUAWEI nova 5Tの実機で確認したパンチホール


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フロントカメラも約3200万画素CMOSと高画素で4in1ライトフュージョンやHDRに対応した上でAIによる「AIセルフィー」で綺麗に自撮りができるとのこと

特長としてまず紹介されたのがファーウェイ初のパンチホールを採用したディスプレイで、HUAWEI nova 5Tでは画面左上に直径4.5mmの穴が開けられており、そこに約3200万画素CMOS/F2.0レンズのフロントカメラが搭載されています。これにより、ディスプレイの周りの縁(ベゼル)が極めて狭い画面占有率約91.7%のフルスクリーンデザインとなっています。

画面はアスペクト比9:19.5の縦長な約6.26インチFHD+(1080×2340ドット)液晶を搭載。サイズは約154.25×73.97×7.87mm、質量は約174g、本体カラーはミッドナイトパープルやクラッシュブルー、ブラックの3色展開。また指紋センサーは右側面にある電源キーに搭載され、手に持った状態で自然に指を添えて約0.3秒という非常に短い時間でロック解除ができるとのこと。顔認証にも対応。

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指紋認証は画面内ではなく、右側面に搭載


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右側面には指紋センサーを兼ねた電源キーと音量上下キーが配置され、左側面にはカードスロットが配置


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背面は光を反射する光沢仕様で、ミッドナイトパープルやクラッシュブルーは鮮やかなカラーリングに


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リアカメラは縦に持ったときに縦に、横に持ったときに横に並ぶ4眼に

そしてパンチホール以外にもリアカメラが4つずつのセンサーとレンズを搭載するクアッドカメラとなっており、構成はメインの約4800万画素CMOS/F1.8レンズと超広角の約1600万画素CMOS/F2.2レンズ、深度用の約200万画素CMOS/F2.4レンズ、マクロ用の約200万画素CMOS/F2.4レンズで、背景ボケや超広角撮影、約4cmまで被写体に寄って撮影できるマクロ撮影などに対応しています。

またメインカメラの約4800万画素CMOSは1/2型の大型なイメージセンサーで、さらに4つのサブピクセルをひとつにまとめて効率的に光を取り込む4in1ライトフュージョンに対応することで明るい場所でも暗い場所でもより鮮明に撮影可能となっており、最大ISO感度102400で光の少ない、暗い環境でも敏感に光を写し取り、美しい風景を捉えることができるようになっています。

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カメラの構成。リアカメラは上から超広角、メイン、深度用、マクロ


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ソニー製のフラッグシップセンサーを採用。発表会では「iPhone XS Max」や「Galaxy S10+」よりも25%大きなセンサーだと紹介


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さらに1画素0.8μmのセンサーを4つ合わせて1.6μm相当として利用する4in1ライトフュージョンにも対応


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静止画の最大ISO感度はミラーレスカメラ並だと紹介


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実際に暗い場所でiPhone XS Maxと写真を撮り比べてかなり明るくなることを紹介。iPhone XS Maxの最大ISOである6400ではなく3200だったりするのが気になるところですが

夜景モードもあり、AIによって合成させることで暗所だけでなく夜景も美しく撮影できます。またフラッグシップモデルのHUAWEI P30 Proなどのように「Leica」ブランドは冠していませんが、ユーザーインターフェース(UI)や機能面でもほぼ上位機種と同等だと見られ、動画でも「AIポートレートカラー」に対応していたりします。

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超広角撮影にも対応。なお、4つのカメラを搭載してはいるものの、光学ズームには非対応


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マクロレンズも搭載しており、約4cmまで寄って撮影可能。最近複眼カメラ搭載スマホでマクロレンズ搭載機種は増加中


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深度用カメラも搭載していることでポートレート撮影もプロ並みにうまく背景をぼかすことが可能だという

主な仕様はHisilicon製SoC「Kirin 980」(オクタコアCPU/2.6GHz×2+1.92GHz×2+1.8GHz×4)およ8GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、3750mAhバッテリー、加速度・環境光・近接・ジャイロホールの各センサー、電子コンパス、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・BDS・QZSS)、USB Type-C端子(USB 2.0)、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、NFC Type A/Bなど。外部ストレージスロットや3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載。

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Kirin 980によってCPUで75%、GPUで46%、AIで120%の性能向上が行われているとのこと


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ファイルシステムにEROFSを採用してファイルの読み書きも高速に


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3750mAhバッテリーを搭載し、本体下部にあるUSB Type-C端子で充電


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22.5Wの超急速充電にも対応。なお、ワイヤレス充電には非対応


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HUAWEI Histenによる音響効果に対応した9.1ch 3Dサラウンドにも対応。外部スピーカーは本体下部と上部に搭載


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OSはAndroid 9.0 PieベースのEMUI 9.1をプリインストール。Android 10ベースのEMUI10へのソフトウェア更新も予定しており、 先行テスターの募集を12月23日(月)に開始する予定

OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)をベースにした独自ユーザーインターフェース「EMUI 9.1」をプリインストールしています。また付属の充電器を使用すれば、22.5Wの超急速充電にも対応。携帯電話ネットワークではキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)が2つのデュアルSIMで、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)をサポートし、対応する周波数帯は以下の通り。VoLTEはauやワイモバイルなどをサポートしているということです。

FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28
TDD LTE: B38 / 40 / 41 (2545~2655 MHz)
キャリアアグリゲーション対応
WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz

販路は発表時点でMVNOがIIJmioおよびイオンモバイル、エキサイトモバイル、QTmobile、mineo、LINEモバイルなど、ECサイトがファーウェイ 楽天市場店およびファーウェイ Yahoo!店、Amazon.co.jp、Caravan Yu、e-TREND、ムラウチドットコム、楽天ブックスなど、量販店ではエディオンおよびケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなど。

同梱物は本体のほか、クリアケースおよびACアダプター、USBケーブル(A to C)、USB-C to 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプター、クイックスタートガイド、SIMピン。音楽再生はハイレゾ音源に対応していますが、ハイレゾ対応のイヤホンなどを利用する必要があります。充電時間は付属の充電器(5V・4.5A)で約1.5時間。

最後に発表会にて担当者にHUAWEI nova 5Tの外観や特長を説明してもらった様子を動画で紹介しておきます。プレミアムスマホ「HUAWEI Mate 30」シリーズは日本では5Gに合わせて投入するということで年内はなさそうですし、価格が安くなってきているKirin 980を搭載した「HUAWEI P30」と迷うところですが、HUAWEI P30がまだ実売7万円前後となっているため、より安いHUAWEI nova 5TもRAMが8GBと多いですのでありかなと思われます。



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