楽天モバイルは31日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において2023年7月より実施している「Rakuten最強プラン」プロジェクトとして新たに2026年7月1日(水)から7月15日(水)までに全国32都道府県77市区町村で基地局を設置したとお知らせしています。
なお、サービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )は更新されておらず、2026年6月1日(月)付に更新されたままで、2026年5月18日(月)時点のデータとなっており、4Gや5GのSub6およびミリ波が色分けして表示でき、4Gのみや楽天モバイルショップの表示も可能になっています。ただし、このサービスエリアマップの4Gについてはパートナー(au)回線との合算となっています。
そのため、楽天回線のみの4Gエリアについてはホームルーターサービス「Rakuten Turbo」で利用できるサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/area/ )にて確認できるほか、パートナー(au)回線のサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/area/ )も個別に公開しています。
一方、楽天モバイルと楽天シンフォニーでは今年2月に商用のOpen RAN(O-RAN)ネットワークにおけるRAN省電力化でTM Forumより世界初の「自律型ネットワーク レベル4」認定を取得したことを発表しており、クラウドネイティブなO-RANとAI活用の自律型ネットワークによって従来の同ネットワークと比較してRANの消費電力を約20%削減を可能とするとしていましたが、改めて公式ブログにて認定取得までの経緯や担当者へのインタビューも含めて紹介されています。
楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を2020年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに何度かアップグレードされて2023年6月から新料金プランのRakuten最強プランに刷新し、パートナー(au)回線エリアも含めて3GB以下なら月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。
なお、Rakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなっているほか、Rakuten Linkは2023年8月にパソコン(PC)向けデスクトップ版も提供開始されました。また公式メールサービス「楽メール」も提供されています。そんなRakuten最強プランの提供開始に合わせてサービスエリアマップが更新され、Rakuten最強プランでは楽天回線だけでなくau回線でも同じ料金となることに伴い、4Gエリアについては楽天回線とau回線の合算表示となっています。
一方、2023年7月より新たに快適な通信環境を提供するために「Rakuten最強プラン」プロジェクトに取り組んでおり、全国各地の楽天モバイル基地局設置情報が市町村単位で公開されて確認可能で、一時は月1回の更新になったりもしていましたが、最近は再び月2回のペースに戻っており、今回は2026年7月1〜15日に全国32都道府県77市区町村で新たな基地局が設置されたとのことです。
特にau回線のローミング提供期間が現時点では2026年9月末までという問題もあり、楽天モバイルでは2026年に前年比3倍以上の2,000億円強という設備投資を計画しており、新たに「つながりやすさ強化宣言2026」としてトラフィックが集中するエリアなどでの通信品質向上を加速させ、特に都市部を中心に加入者数が増加しているエリアなどにおいてトラヒック増加分を自社ネットワークでカバーしきるように都市部をはじめとして設備を増強を行っているところです。
こうした中で楽天モバイルではAIの活用によって通信トラフィックの状況に応じて消費電力を自動調整することで従来ネットワークと比較してRANにおける消費電力を約20%削減することに成功し、電力コストを削減しながらネットワークの稼働率向上、より安定したパフォーマンス、そして全体的な品質の改善を実現していくとしています。
<TM Forumにおける自動運転ネットワークレベル>
・レベル0〜1:人が手動で運用し、基本的なタスクを単純なスクリプトで自動化。
・レベル2:複数のタスクをワークフローとしてつなげたプロセス自動化。ただし、例外的な処理は人が対応。
・レベル3:既知の問題を検知・解決できる、先を見越した自動化。ただし、想定外の状況では人の判断が必要。
・レベル4:AIと機械学習を活用し、想定外の状況に自律的に適応・最適化できる「認知型自動化」。
・レベル5:複数のサービス、ドメイン、ライフサイクル全体にわたり、認知的な自己適応が可能な完全自動化。
またネットワーク運用ではトラブルの発生を完全に避けることは難しいですが、レベル4の自律性は人が想定していなかった状況にも対応できるため、レベル4の自動化によって利用者から苦情が寄せられてから対応するのではなく、ネットワーク自身が問題を検知・予測して解決してくれるようになるということです。
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