新フラッグシップスマホ「Xiaomi 13」と「Xiaomi 13 Pro」が登場!

Xiaomiは11日(現地時間)、新製品発表会を開催して新たにフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xiaomi 13」および「Xiaomi 13 Pro」、スマートウォッチ「Xiaomi Watch S2」、完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 4」、スマートスピーカー「Xiaomi Sound Pro」、ルーター「Xiaomi Router 10000」、パソコン「Xiaomi Mini PC」を発表しています。

それそれまず中国本土にて発売され、Xiaoimi 13およびXiaomi 13 Proは中国本土では現地時間(CST)の2022年12月14日(水)に発売されるとのこと。またフォルダブルスマホ「Xiaomi MIX Fold 2」はCMFにおいてデザインが刷新されてリアカメラがセラミックカバーになったほか、シルバーとブラックの新色が追加されて現地時間(CST)12月20日(火)に8,999中国元(約177,000円)で販売開始されるとのこと。

また新製品の中国本土での価格はXiaomi 13が3,999中国元(約78,000円)から、Xiaomi 13 Proが4,999中国元(約98,000円)から、Xiaomi Watch S2が999中国元(約20,000円)から、が中国元(約円)から、Xiaomi Buds 4が699中国元(約14,000円)、Xiaomi Sound Proが999中国元(約20,000円)、Xiaomi Router 10000が1,799中国元(約35,000円)、Xiaomi Mini PCが3,699中国元(約73,000円)。

さらに同社が開発するAndroidベースの独自ユーザーインターフェース「MIUI」の最新バージョン「MIUI 14」も発表され、Xiaomi 13およびXiaomi 13 ProはMIUI 14をプリインストールしているということです。本記事ではこのうちのXiaomi 13およびXiaomi 13 Proについて紹介します。なお、現時点においてこれらの新製品の日本での販売については明らかにされていませんが、Xiaomi Watch S2やXiaomi Buds 4あたりは発売される可能性は高そうです。

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Xiaomi 13およびXiaomi 13 ProはXiaomiのフラッグシップスマホの最新機種で、新たにチップセット(SoC)としてQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載しているほか、同社がドイツの光学機器メーカーであるLeica Camera(以下、ライカ)と共同で開発を進めているカメラ機能の第2世代製品としてライカの「True Color Imaging」と焦点距離75mmの望遠用フローティングレンズを備えたハイエンドモデルとなっています。

外観はまったく新しいミニマルなデザインを採用し、Xiaomi 13はベゼルが非常に狭く画面占有率は93.3%にまで達しているほか、フラットディスプレイとフラットフレームを採用しており、対照的にXiaomi 13 Proは特にリアカメラパーツが滑らかに一体化するように均一な前面側と背面側の両側が湾曲したラウンドボディーを備えています。また両機種ともに防水・防塵(IP68準拠)に対応しており、Xiaomi 13 Proはディスプレイが強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われているとのこと。

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Xiaomi 13のカラーバリエーション


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Xiaomi 13の限定カラー


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Xiaomi 13 Proのカラーバリエーション

カラーバリエーションはXiaomi 13がクラシックで魅力的なホワイト(白色)およびブラック(黑色)、フローラグリーン(旷野绿)、マウンテンブルー(远山蓝)の4色がラインナップされ、限定カラーとしてフレーミングレッド、サファイアブルー、ハリケーンイエロー、ジャングルグリーン、セメントアッシュの5色も用意され、Xiaomi 13 Proがセラミックホワイト(陶瓷白)およびセラミックブラック(陶黑色)、フローラグリーン(旷野绿)、マウンテンブルー(远山蓝)の4色がラインナップされています。

なお、Xiaomi 13とXiaomi 13 Proのマウンテンブルーは背面がナノテクノロジーを利用したシリコンポリマーを採用した新素材のフェイクレザーパネルで、その他の色のXiaomi 13はガラスパネル、Xiaomi 13 Proがセラミックパネルとなっており、サイズはXiaomi 13が約152.8×71.5mm、Xiaomi 13 Proが約162.9×74.6mmで、厚みと質量はXiaomi 13のガラスパネルモデルが約7.98mmと約189g、フェイクレザーパネルモデルが約8.1mmと約185g、Xiaomi 13 Proのセラミックパネルモデルが約8.38mmと約229g、フェイクレザーパネルモデルが約8.7mmと約210gとなっています。

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両機種ともにIP68をサポート

ディスプレイはXiaomi 13が8bitカラー(⊿E≈0.36、JNCD≈0.32)の約6.36インチFHD+(1080×2400ドット)、Xiaomi 13 Proが10bitカラー(⊿E≈0.28、JNCD≈0.21)の約6.73インチ2K(1440×3200ドット)となっており、どちらも上部中央にパンチホールが配置され、アスペクト比9:20で、最大120Hzリフレッシュレートや最大240Hzタッチサンプリングレート、DCI-P3、明るさ1900nits、360°光センサー、HDR 10+、Dolby Visionなどをサポートしています。

またXiaomi 13 Proの有機LEパネルはLTPOを採用し、可変リフレッシュレートに対応しているほか、1920HzのPWM調光もサポートしているとのこと。パンチホール部分には4-in-1ピクセルビニング技術対応の約3200万画素CMOS(1画素0.7μm)/広角レンズ(F2.0、画角89.6°、5P)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しています。

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リアカメラは以下の構成となっており、Xiaomi 13 Proのメインカメラである広角カメラはALD超低反射コーティングやレンズエッジインクコーティングが施された新しい環状オレフィン素材の8枚非球面レンズと1型センサーで「Xiaomi 12S Ultra」と同じ光学品質を達成するためのスピンコーティングされたプロセスIRフィルターを採用してるとのこと。またXiaomi 13のメインカメラである広角カメラは同じくALD超低反射コーティングが施された新しい環状オレフィン素材の7枚非球面レンズと1/1.49型センサーを備えています。

<Xiaomi 13>
・約5000万画素CMOS「Sony IMX800」(1/1.49型、1画素1.0μm、4-in-1)+広角レンズ(8P、F1.8、23mm、HyperOIS)
・約1200万画素CMOS(1/3.06型、1画素1.12μm)+超広角レンズ(F2.2、15mm、光学0.6倍相当)
・約1000万画素CMOS(1/3.75型、1画素1.0μm)+望遠レンズ(F2.0、75mm、光学最大3.2倍相当、OIS)

<Xiaomi 13 Pro>
・約5000万画素CMOS「Sony IMX989」(1型、1画素1.6μm、4-in-1、Octa-PD)+広角レンズ(8P、F1.9、23mm、HyperOIS)
・約5000万画素CMOS+超広角レンズ(F2.2、14mm、画角115°、光学0.6倍相当)
・約5000万画素CMOS+望遠レンズ(F2.0、75mm、光学最大3.2倍相当、OIS)

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Xiaomi 13 Proのリアカメラ部分


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Xiaomi 13のリアカメラ部分

また両機種ともにHyperOISや4-in-1ピクセルビニング技術に対応し、4つの画素を1つにまとめるとXiaomi 13 Proは1画素3.2μm相当、Xiaomi 13は1画素2.0μm相当とかなり大きくなるため、暗い場所でもノイズの少ない美しい撮影が可能となっているほか、引き続いてライカの撮影スタイルである「Leica Authentic Look」と「Leica Vibrant Look」という2つのモードが利用可能となっています。

さらに両機種ともに新しい75mm望遠カメラを搭載し、一眼レフカメラのレンズの光路設計を参考にしたフローティングフォーカスレンズ設計によって6枚のレンズを革新的に2つのグループに分割することで10cmから無限遠までの広い焦点範囲を実現し、望遠やポートレートだけでなく、スーパークローズアップも撮影でき、歪みを抑えて非常に浅い被写界深度と独特のボケ効果をシミュレートすることで被写体を際立たせるクラシックなライカカメラを実現しています。

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性能としてはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したことによってCPUではパフォーマンスが37%向上した上で消費電力が47%削減され、GPUでもパフォーマンスが42%向上した上で消費電力が49%削減されており、さらに内蔵メモリー(RAM)はLPDDR5Xの8533Mbps、内蔵ストレージはUFS 4.0を採用したことによってデスクトップパソコンと同等のデータ転送速度を実現しており、UFS 4.0では断片化を防ぐファイルベースの最適化も含まれています。

なお、中国本土ではXiaomi 13は8GB RAM+128GBストレージモデルが3,999中国元、8GB RAM+256GBストレージモデルが4,299中国元、12GB RAM+128GBストレージモデルが4,599中国元、12GB RAM+256GBストレージモデルが4,999中国元、Xiaomi 13 Proは8GB RAM+128GBストレージモデルが4,999中国元、8GB RAM+256GBストレージモデルが5,399中国元、12GB RAM+128GBストレージモデルが5,799中国元、12GB RAM+256GBストレージモデルが6,999中国元が販売されます。

またこれらの性能を安定して発揮できるように大型のベイパーチャンバー(VC)を含む液冷による冷却システムが内蔵されており、VCの面積はXiaomi 13が4642mm2、Xiaomi 13 Proが3400mm2となっているとのこと。さらに自社開発の充電制御チップ「Surge」シリーズを搭載しており、Xiaomi 13は電池容量が4500mAhで最大67Wの超急速充電と最大50Wの急速ワイヤレス充電、Xiaomi 13 Proは電池容量が4820mAhで最大120Wのの超急速充電と最大50Wの急速ワイヤレス充電に対応しています。なお、Xiaomi 13の電池パックにはシリコン酸素アノードバッテリーが採用されているということです。

その他の仕様ではWi-Fi 6およびBluetooth 5.3、NFC Type A/B、赤外線リモコン、位置情報取得(デュアルバンド対応A-GNSS、GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSS)、デュアルステレオスピーカー、X軸リニアモーター、加速度センサー、近接センサー、環境光/色温度センサー、フリッカーセンサー、ジャイロスコープ、電子コンパスなど。SIMは中国向けはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つのデュアルSIMに対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。

[Xiaomi 13]
5G NR: n1 / n3 / n5 / n8 / n28a (Up: 703-733MHz,Down: 758-788MHz) / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
4G LTE: B1 / B3 / B4 / B5 / B8 / B18 / B19 / B26 / B34 / B38 / B39 / B40 / B41 (2496-2690 194MHz) / B42
3G W-CDMA: B1 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19
2G CDMA 1X: BC0
2G GSM: B3 / B5 / B8;

[Xiaomi 13 Pro]
5G NR: n1 / n3 / n5 / n8 / n28a (Up: 703-733MHz,Down: 758-788MHz) / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
4G LTE: B1 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B26 / B34 / B38 / B39 / B40 / B41 (2496-2690 194MHz) / B42
3G W-CDMA: B1 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19
2G CDMA 1X: BC0
2G GSM: B3 / B5 / B8


記事執筆:memn0ck


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