ソニーから5G対応モバイルルーター「ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』」が登場!

ソニーは30日、高速・低遅延映像伝送を実現する「5G(第5世代移動体通信システム)」に対応したモバイルルーター「ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』」を発表しています。日本市場にて2024年3月22日(金)に発売され、発売に先立って2月7日(水)10時より予約受付を開始し、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格およびソニー公式Webショップ「ソニーストア」では159,500円。

PDT-FP1はチップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platfrom」を採用した高性能なモバイルルーターで、安定した連続通信を実現する冷却ファンとダクト構造を搭載し、報道写真や放送映像制作などの撮影から納品、放送や配信までスピードが求められる現場で活用する無線通信機器となっており、屋外だけでなく有線LANや無線LAN(Wi-Fi)などの安定した高速通信が使えない屋内でも高速・低遅延で安定したモバイルデータ通信を利用可能となっています。

またソニーのミラーレス一眼カメラαとの連携によって効率的でシンプルなシンプルなワークフローを実現し、接続端子としてLANポートやUSB Type-C端子、HDMI Type-A端子を搭載しているため、カメラ有線接続設定を行うことで撮影現場での設定時間を短縮でき、ケーブルで接続するだけで写真や動画をカメラから同機に取り込み、そのデータを指定したFTPサーバーやソニーが提供するクラウドサービスに自動転送が可能なほか、本体の充電用USB Type-C端子を併用して外部給電をしながらライブ配信やカメラからのデータ転送ができるようになっています。

なお、ソニー直営店(ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神)では2月中旬以降に先行展示を実施するということで、展示開始日が決定次第、同社の公式Webサイトにてお知らせするとしています。

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ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』は高速・低遅延映像伝送を実現する5G対応モバイルルーターで、カメラから撮影データの転送を完了させることによってカメラを起動していない移動中でも本機に記録されたデータを転送することが可能で、さらにカメラと接続することによって本機経由でのライブストリーミングもでき、報道写真の撮影現場ではカメラで撮影した撮影データを高速かつ安定した5G通信でFTPサーバーなどに転送することによってデータの受け渡しやコンテンツ制作や配信までの時間を短縮できるとのこと。

また放送映像の撮影現場では無線通信による中継や撮影データファイル転送が可能になるため、カメラワークの自由度が広がり、機材セッティングの簡素化などにも貢献し、さらに遠隔撮影が求められる撮影現場では離れた場所にいるコンテンツ制作者への撮影データの速やかな受け渡しによって制作ワークフローの効率化を実現し、動画配信クリエイターの現場ではカメラで撮影する映像をUSBストリーミング出力することで安定した無線通信によるYouTube配信や撮影データファイル転送が可能となるので撮影・配信場所の制約を解消可能です。

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外観はほぼスマートフォン(スマホ)と同様となっており、正面には約6.1インチFHD+(1080×2520ドット)OLED(有機EL)ディスプレイを搭載し、スマホのようにタッチ操作が可能となっており、通信品質やファイル伝送状況を同時表示することができるため、撮影中でも転送状況を確認可能で決定的な撮影機会を逃しにくくなっているほか、電波状況を可視化する専用のアプリ「Network Visualizer」によって使用中の通信状況などを視認できるようになっています。またカメラとの併用に適した本体形状を採用し、カメラと三脚を固定するネジ穴(1/4インチ)に加えてケーブル止めアクセサリーなどを取り付けるストラップホールを備えています。

冷却システムは新規開発のDCファン(約5.0mm、約51L/分)とヒートシンク(約37.15×19.3×7.3mm)を内蔵しており、最大40°Cの環境でも熱遮断を防ぎ、薄型設計でありながら効率的に内部の熱を放散するダクト構造を備えることによって安定した連続通信を強力にサポートするようになっています。また撮影状況に応じてファンの動作モードをオート(バランス)または冷却優先、静音優先から選択可能となっているとのこと。サイズは約170×80×26.6mm、質量は約308g、本体色はブラックの1色のみ。

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主な仕様は8GB内蔵メモリー(RAM)および256GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、5000mAhバッテリー、USB Type-C端子(充電用)、USB Type-C端子(データ転送用)、HDMI Type-A端子、有線LAN端子(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T)、2次元コード読み取り用「2Dコードスキャナー」、Wi-Fiテザリング(最大10台)、Wi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.3、位置情報取得(A-GNSS、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSSなど)、スピーカーなど。連続動作時間はLTE経由のFTP転送時で約4時間、HDMI経由のビデオアップロード時で約2時間、連続待受時間は4Gで約600時間、5Gで約450時間、充電時間は約115分。

携帯電話ネットワークは5GのSub6およびミリ波(mmWave)などに対応し、最大通信速度は下り8.1Gbpsおよび上り1.1Gbpsで、対応バンドは以下の通り。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットとeSIMに対応したデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しており、日本だけでなく国外を含めた幅広い携帯電話ネットワークの対応周波数帯(以下、バンド)に対応しているため、国内外で柔軟な運用可能となっています。なお、OSにはAndroid 13を採用していますが、コンテンツ配信マーケット「Google Playストア」やGMailなどのGoogle製アプリ「Google モバイル サービス(GMS)」には対応していません。

[5G]
Sub6 NSA: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n20, n25, n28, n30, n38, n40, n41, n66, n71, n77, n78, n79
Sub6 SA: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n20, n25, n28, n38, n40, n41, n48, n66, n71, n77, n78, n79
mmWave: n257, n258, n260, n261

[4G]
LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48, 66, 71


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記事執筆:memn0ck


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