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秋吉 健のArcaic Singularity:FOMAの悪夢再び?大都市を襲うNTTドコモの通信品質低下は何故起こるのか。3つのキーワードとともに考える【コラム】


NTTドコモの通信品質の低下について考えてみた!

既報通り、NTTドコモは26日、オンラインにて「5Gネットワーク戦略に関する記者説明会」を開催しました。内容はユースケースの拡大についても説明されましたが、質疑応答では一部の混雑エリアにおける通信途絶や通信速度低下といった直近の同社の携帯電話ネットワークにおける通信品質の問題への対応策が中心となりました。

これらの通信品質の問題は首都圏でも超過密地域や通勤通学ラッシュの激しい地域に住んでいる方々以外にはあまりピンと来ないかもしれませんが、平日の通勤ラッシュの時間帯やお昼時など、山手線圏内ではNTTドコモの携帯電話回線がパンク(逼迫)状態になる(通信が極端に滞る)ことが多々あるのです。

この事象についての現在の対応状況や今後の取り組みが説明されたのですが、その内容は非常に根の深い面倒な問題であることを示唆していました。

何故通信回線がパンクしてしまうのでしょうか。また解決への取り組みはどのように行っていく予定なのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は3つのキーワードを取り上げ、技術的な面からNTTドコモの通信ネットワークの状況改善への道筋を探ります。

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ソフトバンクが5Gサービスエリア拡大を発表!4月中旬に基地局数6万5千局突破、全国7500カ所超の商業施設などで利用可能に。SAも順次拡大


ソフトバンクが5G人口カバー率が90%を達成!ネットワーク強化のための資金調達も実施

ソフトバンクは28日、政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて同社が提供している携帯電話サービスにおいて「5G(第5世代移動通信システム)」の基地局整備を加速して進めており、5Gの基地局数が2022年4月中旬に6万5000局を突破したとお知らせしています。

またより多くの利用者が同社の5Gサービスを利用できるようにするための対策も進めており、今回、全国7500カ所超の商業施設などにて5Gが利用可能になったとしています。さらにスタンドアローン(Stand Alone)方式の5G(以下、5G SA)についても提供エリアを順次拡大しているとのこと。

同社ではすでに紹介しているようにこれまでに2022年3月末時点で5Gの人口カバー率90%を突破しており、その後も順調に5Gのエリア整備を進めており、今後もさらに増加するトラフィックに対応してストレスフリーなネットワークの実現に向けて5Gのさらなる高度化とエリア拡大を推進し、世界最高レベルの5Gのネットワークの構築をめざしていくとしています。

なお、総務省は25日、2022年3月に策定したデジタル田園都市国家構想に基づく「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」について今般、その後の取り組みの進捗および社会情勢の変化を踏まえて計画を改訂したことを公表しており、5Gの人口カバー率の目標を2024年3月末までに95%などとするように各携帯電話事業者とともに進めていくとしています。

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NTTドコモがネットワーク戦略説明会を開催!一部混雑エリアで通信速度が低下する問題は瞬速5Gを活用するなどで今夏までに解消めざす


docomoが「5Gネットワーク戦略に関する記者説明会」を開催!

NTTドコモは26日、オンラインにて「5Gネットワーク戦略に関する記者説明会」を開催し、直近で主に過密地域などの一部混雑エリアにおける4Gネットワークにて通信速度が低下するなどの事象が発生している問題について説明した上で今夏までに対策を行うことを明らかにしました。

また5Gの新たな取り組みとして新しいユースケースへの対応を挙げ、そのためにもスタンドアローン(SA)方式の5G(以下、5G SA)の提供場所を今年度中にもこれまでの主要駅や商業施設だけでなくスタジアムや大学、空港などの施設にも拡大するほか、2024年度以降は面展開できるように進めていくということです。

さらに2024年度のネットワークスライシング対応に先駆けて2023年度に1端末複数スライス制御や無線区間制御の実証実験を予定しているとのこと。その他、これまでは5G向けに割り当てられた周波数帯を利用した「瞬速5G」を優先的に展開してきましたが、5G SAを面展開するためにも今後は4G向け周波数帯の転用による5Gも積極的に可能な地域から進めていくとしました。

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KDDI、auの個人向けでも5G SAを提供開始!専用契約&SIMが必要で変更に手数料が必要。まずGalaxy S22・S22 Ultraがソフトウェア更新で対応


auにて5G SAが個人契約でも利用可能に!Galaxy S23・S23 Ultra・S22・S22 Ultra・Z Fold4・Z Flip4やXperia 1 IV・5 IVが対応

KDDIおよび沖縄セルラー電話は11日、携帯電話サービス「au」においてスタンドアローン(SA)方式による第5世代移動通信システム(5G)を個人向けにも2023年4月13日(木)より提供開始すると発表しています。なお、auでは2022年2月から提供している法人向けに続いてとなります。

合わせて5GのSA方式(以下、5G SA)に対応するソフトウェア更新をフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S22 SCG13」および「Galaxy S22 Ultra SCG14」(ともにSamsung Electronic製)に2023年4月12日(水)より提供開始しています。ただし、5G SAを利用するには5G SA契約に変更の上で専用のSIMカードを利用して5G SA通信機能をオンにする必要があるとのこと。

また5G SA契約以外で5G SA通信機能をオンにした場合には最適な通信を利用できないことがあるため、5G SA契約以外では5G SA通信機能をオフのまま利用するように案内されています。なお、既存の利用者が5G SA契約にする場合には事務手数料がかかり、2023年4月19日(水)までは3,300円(金額はすべて税込)、2023年4月20日(木)以降は3,850円となっています。

さらに公式Webストア「au Online Shop(エーユー オンライン ショップ)」では5G SA対応SIMの契約が可能となるとのことですが、サービス開始の4月13日時点ではau ICカード(物理SIMカード)のみの提供となり、eSIMについては4月20日以降に受付開始を予定しているということです。

その他の5G SA対応製品は最新フラッグシップスマホ「Galaxy S23 SCG19」および「Galaxy S23 Ultra SCG20」がそれぞれ発売時時点から対応しており、既存製品では「Galaxy Z Fold4 SCG16」および「Galaxy Z Flip4 SCG17」、「Xperia 1 IV SOG06」、「Xperia 5 IV SOG09」には2023年5月以降に5G SAに対応するためのソフトウェア更新が配信される予定となっています。

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ソフトバンク、5G SAを使った法人向けマネージドサービス「プライベート5G」を提供開始!シャープがモバイルルーター「SH-U01」を納入


ソフトバンクが法人向けマネージドサービス「プライベート5G」を提供開始!対応機種「SH-U01」も発売

ソフトバンクは29日、携帯電話サービス「SoftBank」において5G(第5世代移動通信システム)のSA(Stand Alone)方式(以下、5G SA)を利用した法人向けマネージドサービス「プライベート5G」を2023年3月29日(水)に提供開始したと発表しています。

プライベート5Gは企業や自治体などのさまざまなニーズに合わせて個別にカスタマイズした5Gネットワークを提供するサービスで、まずはパブリック5Gの設備や電波を利用する「共有型」(以下、プライベート5G(共有型))のサービスを提供するとのこと。

合わせてシャープがソフトバンクのプライベート5Gに対応したモバイルルーター「SH-U01」を商品化したと発表し、ソフトバンクより3月29日に発売されたとのこと。5G NR方式のSub6(6GHz未満)に対応し、5G SAをサポートして下り(受信時)最大約2.1Gbpsで利用可能となっています。

またソフトバンクと住友電気工業がこのプライベート5Gを活用したスマート工場の実現に向けて協業を開始し、プライベート5Gの対応端末として住友電工が開発中の産業用5G端末を2024年をめどに提供する予定であると発表しています。

また産業用5G端末に加えて住友電工の独自技術であるAI(人工知能)による映像圧縮・解析ソリューションなどを活用して生産現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることによって住友電工グループをはじめとする工場の生産性向上に向けた取り組みを推進していくとしています。

なお、ソフトバンクでは利用者の敷地内に専用の基地局や設備を設置して高度なプライベートネットワーク環境を提供する「プライベート5G(専有型)」は2023年度中に提供開始予定だとしています。

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