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AT&Tからは「XPERIA X10」、Verizonからは「DROID 2」が発売。

北米の携帯電話キャリアAT&Tは、2010年8月9日(現地時間)、Sony Ericsson製Androidスマートフォン「XPERIA X10」の発売を8月15日に開始することを発表しました。現在、すでに予約を受け付けています。

また、翌日の8月10日(同)、同じく北米の携帯電話キャリアVerizon Wirelessは、Motorola製Androidスマートフォン「DROID 2」を発表し、翌日から販売を開始しました。
Verizonは、昨年、Androidスマートフォン「DROID」をリリースしており、人気を博し、北米でのAndroidのシェアを伸ばしました。今回の「DROID 2」は、その直接の後継機となります。OSは最新バージョンとなる「Android 2.2(開発コード名:Froyo)」を搭載。

Flash Player 10.1やワイヤレステザリング機能といった注目の機能のほか、企業メールのプッシュ配信などのエンタープライズ向け機能も搭載されています。

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3.7インチのマルチタッチスクリーンに、スライド式QWERTYキーボードを搭載。文字入力はQWERTYキーボードのほか、タッチキーボード、タッチパネル用入力ソフト「Swype」を使用可能です。
500万画素カメラおよび8Gバイトストレージを内蔵し、DLNA接続にも対応しているとのこと。

販売価格は、新規2年契約付きで199.99ドル(100ドルのメールインリベート適用後)。ただし、テザリング機能には月額20ドルの追加料金がかかるそうです。

また、スター・ウォーズに登場する「R2-D2」をデザインに取り入れた限定モデルも、9月からオンラインで注文できるようになるとのことです。


一方で、AT&Tは、Apple製「iPhone」シリーズを販売していますが、直接競合する「XPERIA X10」を投入することになります。販売価格は2年契約付きで149.99ドルとなっています。

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XPERIA X10は日本のXperia SO-01Bとスペックはほぼ共通。


スペックは日本で発売されている「Xperia SO-01B」とほぼ共通しています。

注目のOSは、報道ではAndroid 1.6であると伝えられていますが、Sony Ericssonは7月~9月期にAndroid 2.1へのアップデートを実施すると発表していることから、米国版は最初からAndroid 2.1を搭載するのではないかという予測も飛び交っていたようです。

1.6で販売が開始されたとしても、後に2.1へのアップデートが提供される可能性も大きいでしょう。余談ですが、日本のXperiaも2.1へのアップデートが予定されています。

AndroidスマートフォンではMotorolaがかなり頑張っていて、日本国内でも先代DROIDのW-CDMA版姉妹機「Milestone」が人気を博しました。

今回のDROID 2についても発売前から注目が集まっていますし、AT&TからXPERIA X10が発売されたことで、アメリカでもAndroidスマートフォンの攻勢が強まることが予想されます。

記事執筆:Highmount

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