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iPhoneや携帯電話のアドレス帳データをGmailに移行するには?

前回の記事では、バージョンアップしたGmailの「連絡先」とiPhoneの連絡先を同期させると便利に使えることを紹介しました。しかし同期前にiPhoneや携帯電話にアドレス帳データが入っている場合、まずそのデータをGmailの連絡先に移行する必要があります。全3回特集の第2回となる今回は、iPhoneや携帯電話のアドレス帳データをGmailに移行させた後、実際にiPhoneの連絡先と同期させる手順までを紹介します。

iPhone→Gmailへの連絡先移行はiTunes経由で

まず、iPhoneからGmailへ連絡先を移行する方法から紹介しましょう。iPhoneユーザーであれば、PCやMacとの同期にiTunesを使用していると思いますが、このiTunes上で、iPhoneの連絡先をGmailに同期させることが出来ます。

iPhoneをPC/Macに接続した状態で、iTunesの「デバイス」から同期させたいiPhoneを選択して、「情報」タブの「連絡先を同期」をチェックします。同期先に「Google Contacts」を選択し、「構成」ボタンでGoogleアカウントの情報を入力すれば準備完了。iTunesで同期を実行すれば、iPhoneの連絡先がGmailに反映されます。同期終了後はGmailの連絡先を開いて、正しく反映されていることを確認しておきましょう。

【iTunesでiPhoneの連絡先をGmailと同期させる】
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最終的にはGmailとiPhoneが直接同期するようになるので、ここでiTunes経由の同期設定を解除しておきます。この時、「以前iPhoneに同期した連絡先を削除しますか?」と聞かれますが、ここではiPhoneに連絡先を残しておきたいので「連絡先を削除しない」を選択します。

【iTunes経由の同期を解除、連絡先は削除しない】
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携帯電話→Gmailへの連絡先移行はメモリカード経由が楽

iPhoneとは別に携帯電話を使っていて、そちらのデータを同期したいという人もいると思います。この場合、携帯電話からメモリカードにアドレス帳のデータを書き出して、それをGmailの連絡先に読み込ませることができます。

SDカードへのアドレス帳書き出し機能は「microSDへコピー」「データコピー」「メモリカード保存・読込み」など、機種によって異なる名前がついており、操作方法もまちまちです。またメモリカード上に書き出されるデータの位置(パス)も異なります。詳しくはお手持ちの機種の説明書を参照してください。

【docomo P-09Aの場合「microSDへコピー」】
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【KDDI(au) SH003の場合「データコピー」のコピー先にmicroSDを選択】
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【SoftBank 945SHの場合「メモリカード保存/読込み」から保存を選択】
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携帯電話のアドレス帳データは、「.vcf」という拡張子のファイルとしてメモリカード上に書き出されます。このファイルは「vCard」という共通規格なので、Googleのアドレス帳にそのまま取り込むことが出来ます。メモリカードに書き出されたアドレス帳データを探すには、「*.vcf」でカード内を検索するとよいでしょう。

【メモリカードに書き出された「vCard」ファイルを検索】
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メモリカードからvCardファイルを見つけることができたら、それをGmailの連絡先に取り込みます。メニューから「インポート」を選択し、vCardファイルを選んでインポートを実行します。

【Gmailの連絡先で「インポート」を選択】
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【携帯電話から書き出されたvCardファイルを選択してインポート】
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GmailとiPhoneの連絡先同期は「Gmail優先」

さて、ここまでの操作でGmailの連絡先にデータが反映されたら、いよいよiPhoneの連絡先と同期です。まず以前紹介した方法で、GmailアカウントをExchangeとして登録します。次にiPhoneのメールアカウント画面で「連絡先」のスイッチをオンにします。

【「連絡先」スイッチをオンにして同期を開始】
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ここで、iPhoneの連絡先にデータが存在する場合は「現在iPhoneにある連絡先をどうしますか?」と表示されますが、ここまでの操作でiPhoneの連絡先は全てGmailにコピーされているため「削除」を選択します。つまり、Gmailの連絡先を全てiPhoneに上書きして、もともとiPhoneに存在した連絡先を削除するという操作になります

【あらかじめGmailにアドレス帳データを移していれば「削除」で大丈夫】
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「削除」を選択すると「本当に続けますか?」という確認が表示されます。「現在のすべての連絡先が消去されます」という表示が少々怖いですが、上記の通りGmailに連絡先が全てコピーされているならば問題ありませんので「削除」を選択します。

【削除の最終確認。同意すればGmailの連絡先データでiPhoneを上書きする】
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これでGmailの連絡先をiPhoneに同期させるための操作は終わりです。iPhoneの連絡先を確認してみましょう。Gmailの連絡先と同じ内容が表示されているはずです。しかし移行元のアドレス帳データによっては、フリガナがついていなかったり、苗字と名前が分かれていなかったりという状況になっているかもしれません。全3回特集の最終回となる次回は総仕上げとして、連絡先のデータをある程度自動で整形してくれるiPhoneアプリを紹介します。

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