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Photoshop CS5と連携するiPadアプリを使ってみた

5月10日より公開となったiPad用Photoshop CS5連携アプリの一つ、Nav for Photoshopを早速導入してみた。

早速、どの様な機能が実装されているのが見てみよう。

まずは、Nav for PhotoshopとPhotoshop CS5を連携させるために、WiFi接続する必要がある。Photoshop CS5の編集→リモート接続からリモート接続の設定を行っておく。iPadのNav for Photoshopを起動し画面右下のPSアイコンをタップして接続を選び、Photoshopへ接続する。
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なお、詳しい手順はNav for Photoshopのヘルプにわかりやすく記載されている。

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ツールは簡単に入れ替えることができる。
画面構成はツールバー画面とドキュメント画面の2つ。
ツールバー画面は、16個のカスタマイズ可能なツールパレットが並ぶ。画面右には描画色・背景色の切り替えや画像の確認に便利なスクリーンモード切り替え、ピクセル等倍のボタンが並ぶ。

05矩形選択ツールをタップ

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Photoshopで矩形選択ツールがアクティブとなった。

画面をタップしてツールを選ぶと、Photoshop上のツールが選択される。また、Photoshop上でツールを切り替えると、iPad上のアクティブとなったツールが反転表示される。

ショートカットを駆使してPhotoshopを使う職人クラスとなると、このアプリ必要性があるかどうかは微妙かも知れないが、実際によく使うツールを並べて使ってみたところ、ダイレクトにツールの切り替えができて便利だと感じた。

画面中央の4つの■のアイコンをタップすると、ドキュメント画面となる。
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この画面では現在開いているドキュメントのサムネイルが表示される。サムネイルをタップすると、Photoshop上のドキュメントが切り替わる仕組みとなっている。サムネイル以外に、ドキュメントの詳細情報も表示できるので、複数のドキュメント開いている場合のドキュメントの切り替えが楽に行える。
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ドキュメント情報を参照しながら作業を進めることができる。


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iPadでも簡単なプレビューを行うことができる。
ピンチ操作でドキュメントを拡大表示することができる。Photoshop上でドキュメントを加工すると、Nav for Photoshopの画面表示も加工後の画面に切り替わる。転送される画像サイズは、iPadの解像度程度しかないため巨大な画像の拡大表示には向かないが、バナーやアイコンなどの等倍表示の簡単な確認用として使える。

Nav for Photoshopは、あくまで簡単なツールバーのアプリだと思っていたのだが、ドキュメントの切り替えなどナビアプリとして幅広く使えるようになっている。

まだ出たばかりのアプリなので、実際に使ってみると操作性や機能的にも物足りないと感じる。
ツールバーの操作は、フリックなどで系列のツールを簡単に呼び出せるようになれば、もっと効率のよいツールバーになるのではないだろうか?
ナビゲーション(拡大縮小、スクロール操作)操作もiPadで操作できると、Photoshopはフルスクリーンのドキュメント表示だけで使っていけそうではないだろうか?
レイヤー操作なども・・・などなど、将来に対して希望が持てると言うことはアプリ自体は決して悪くはない。
Photoshopをもっと使いやすくする可能性を秘めた革命的な試みが始まりだしたのだと思う。

記事執筆:mi2_303


[Image] QRコードアプリ名:Nav for Photoshop
価格:¥230
カテゴリ:写真
開発者:Adobe Systems, Inc.
バージョン:1.0.1
App Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id426614130?mt=8

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