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NokiaがWindows Phoneトップメーカーに!

米調査会社Strategy Analyticsは24日(現地時間)、Microsoftが提供するスマートフォン向けプラットフォーム「Windows Phone」を搭載したデバイスの2011年第4四半期(10~12月)における出荷台数についての調査結果を発表しています。

この調査結果によると、2011年第4四半期におけるWindows Phone搭載スマートフォンの出荷台数は全体で270万台となり、その中でも昨年11月に欧州ではじめてWindows Phone搭載した「Lumiaシリーズ」を発売したNokiaが90万台を出荷してトップメーカーになったとしています。

なお、調査結果のプレスリリースでは、Nokia以外のメーカーについての詳細なレポートは含まれていません。

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Windows Phone全体の出荷台数は270万台で、前期比で36%増と爆発的ではないものの着実に伸びていることがわかります。ただし、まだまだスマートフォン全体の中では非常に小さいとしています。

Nokiaのシェアは前四半期までは0%でしたが、一気に33%まで上昇し、それまでトップだったHTCを抜いたとしています。

HTCなどの個別のメーカーにおける販売台数やシェアについては、調査結果のプレスリリースには含まれていませんが、Nokia以外のメーカー全体の出荷台数は前期の200万台から180万台に減っていることが判明しています。

また、Strategy Analyticsによると「Nokiaはまだ困難を乗り越えた」とは言えず、業績回復の道のりは長いだろうとしています。

ただし、その中でも、Windows Phoneのエコシステムにおいてトップメーカーになったことは、わずかでも今後の明るい兆しだと示しています。

なお、Strategy Analyticsでは、NokiaのWindows Phoneでの成長は、HTCのシェアの多くを奪っており、HTCはAndroid搭載デバイスでSamsung、Windows Phone搭載デバイスでNokiaという大きな2つの会社に挟まれ窮地に追い込まれているとし、早急に対策を打たなければより厳しい状況に陥るだろうとしています。

記事執筆:memn0ck


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Strategy Analytics: Nokia Becomes World's Largest Microsoft Smartphone Vendor in Q4 2011 | Business Wire