データ通信専用SIMを利用している人は注意!

Apple(アップル)から日本時間で本日19日未明(現地時間では18日)にスマートフォンなど向けの最新プラットフォーム「iOS 7」が提供開始されました。対象機種は、iPhone 4以降およびiPad 2以降、iPad mini、第5世代iPod touchとなっており、今まで通り、そこそこ前の機種でも最新バージョンが利用できるようになっています。

ただし、これらのiOS 7にアップデートできる機種の中で、SIMフリーの「iPhone 4」および「iPad 2」については、アップデートする前に注意しなければならない点があることが明らかになりました。

それは、IIJmioやb-mobileなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)によるデータ通信専用SIMサービスをiOS 7にアップデートしたiPhone 4およびiPad 2では利用できないというもの。

一方で、これらの2機種以外は問題なく、iOS 7にアップデートしたiPhone 4やiPad 2でもb-mobileの音声通話対応プランやmopera Uなどでは利用可能となっています。

この問題は、iOS 7のアップデートが提供される前に、すでにIIJmioからiOS 7へのアップデートをすぐに行わないように案内が出ていたことからはじまりました。

iOS 7のアップデートが提供開始された後、案内にあった通り、IIJmioではすぐに動作確認検証が行われ、上記の通り、iPhone 4およびiPad 2でアップデートした場合にデータ通信が行えなくなることが案内されました。

それ以外のiPhone 4SやiPhone 5、iPad 3(新しいiPad)、iPad 4(iPad レティーナモデル)、iPad miniではiOS 7にアップデートしてもこれまで通り利用できるとしています。

また、その後、b-mobileを提供している日本通信でも動作検証が行われ、その結果が公開されており、IIJmioと同じくiPhone 4について「iOS7にアップデートされた場合、データ通信専用SIMでご利用のお客様は通信が行えなくなります。音声SIMの場合はお使いいただけます。」といった注意が加えられています。

筆者も手持ちのSIMフリーのiPhone 4をiOS 7にアップデートしてみましたが、確かにb-mobileのデータ専用SIMでは通信できず、一方で、音声通話に対応しているmopera Uでは通信できていましたので、どうやらデータ通信専用の各サービスでは、iOS 7にアップデートしたiPhone 4およびiPad 2では通信できなくなるということのようです。両機種を持っている人は、ご注意ください。

なお、IIJmioではAppleに対し、『「バグではないか?」とレポートを提出していますが、現時点で回答はありません。』としています。今後のアップデートで改善されることを期待したいですね!

記事執筆:memn0ck


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