PHPの開発元であるThe PHP Groupは21日(現地時間)、コミュニティーベースで開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語「PHP」において認証なしのリモートコード実行(RCE)につながる重大な2件の脆弱性「CVE-2026-109618」および「CVE-2026-109619」(いずれもCVSS v4.0スコア9.2)を修正したPHPのセキュリティーリリースを日本時間(JST)の2026年10月21日(水)23:00に公開すると発表しています。
その後、実際にセキュリティーリリースが公開され、多くのサービスでこのセキュリティーリリースの適用が進められています。そうした中でソフトバンクでは23日、このPHPの脆弱性に対応するために「緊急速報メール」の緊急メンテナンスを実施しており、携帯電話サービス「SoftBank」および「Y!mobile」、「LINEMO」において緊急速報メールの配信を2026年10月23日(金)6:47から停止しているとお知らせしています。
対象サービスは「緊急地震速報」および「津波警報」、「災害・避難情報」となっており、メンテナンス中は緊急速報メールによるこれらの通知を受信できないため、緊急地震速報などを受信できるスマートフォン(スマホ)など向けアプリ「Yahoo!防災速報」などを利用するように案内しています。
一方、PHPの脆弱性とは関係ありませんが、以前に紹介していたオンラインサポート「My SoftBankおよび「My Y!mobile」、「My Menu」において一部システムへの第3者による不正アクセスの試みを検知したため、安全措置の一環としてこれらのサービスのWeb版を一時停止していたメンテンスについては2026年10月21日(水)21時頃にメンテナンスを終了してサービスを再開しているということです。
The PHP GroupではPHPの今回の脆弱性を修正したVersion 8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35を公開し、Web要求を処理するPHP全般に影響するので速やかに対応するように案内しており、多くのWebサービスで世界的に対応が進められています。当ブログもPHPを利用したCMSを利用していますが、レンタルサーバーを利用しているため、レンタルサーバーの事業者が対応を行い、10月22日未明に対応が完了しています。
そんなPHPの脆弱性ですが、日本でも銀行や通信事業者などのインフラを提供している企業にも影響が出ており、ソフトバンクでは緊急速報メールにおいて一時的に停止して緊急メンテナンスを実施して対応を行うことが案内されました。なお、すでに紹介しているように同様にNTTドコモでもPHPの脆弱性への対応のために緊急速報「エリアメール」の一部サービスおよび「どこでも災害・避難情報」を緊急メンテナンスを実施し、これらの配信を停止しています。
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