6c3fcff1.jpg
ウェアラブルな見守り端末が登場!日本向けも準備中だそうですよ。

東京ビッグサイトにて10月9日(水)から11日(金)まで情報通信技術やそれに関するビジネスに関する総合展示会「ITpro EXPO 2013」(日経BP主催)が開催されました。

なお、共催イベントとして、Cloud Days Tokyo 2013秋、ビッグデータ EXPO 2013秋、スマートフォン&タブレット2013秋、Security 2013、モバイル&ソーシャルEXPO2013 同時開催イベント:eドキュメントJAPAN 2013が併設。

当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でも会場展示ブースを中心に取材してきましたので、いくつかのレポートをお届けしていきたいと思います。

まずは、マイクロテクノロジーブースにて展示されていた単体での通話機能を持つ腕時計型見守りスマートデバイス「SOS MOBILE WATCH」を紹介します。

○オーストラリアの国政から生まれた!
SOS MOBILE Watchは、オーストラリアの国の政策で誕生という変わった経緯を持つ「見守りGPS搭載音声通話ケータイ端末」で、昨今話題のサムスン電子「GALAXY Gear」やソニー「SmartWatch2」といった周辺機器としてのウェアラブル機器と違い、単体で電話機として動作します。そのため、本体裏の蓋を開けるとSIMカードスロットがあります。

今回展示されているCareWatchは、オーストラリアで現在発売されているモデルで、2G(GSM)モデルとなります。説明員によると「来年発売予定で、現在、日本語向け3G(W-CDMA)版を用意している。」ということだそうです。また、「3G版にするにあたっての変更部分は、ノーマルSIMカードからmicroSIMカードにすることでスロットのサイズ変更と日本語ユーザーインターフェイス(UI)の実装程度になるだろう。」とのことです。

本機は、上述通り、オーストラリア政府が出資している企業のmCareWatchが開発し、オーストラリア最大のケータイキャリア「OPTUS」のネットワークを利用したGPS見守り機能や、登録した相手へのSOS発信などの機能をメインとした腕時計型端末です。

日本向けに仕様を変更して出すとした際にも、見守り機能などをメイン機能として推していく予定だそうです。

なお、説明員によると「OSにはAndroidを利用しており、腕時計型にするに当たって不要な機能を極力省いて軽量化している。」そうです。
01
SOS MOBILE WATCHの概要。良く見るとディスプレイに「OPTUS」(オーストラリアのケータイキャリア)の文字がありました。


○外観を写真でチェック!
02
SOS MOBILE WATCHの表面。

05
SOS MOBILE WATCHの裏面。

表面には液晶ディスプレイ(非タッチパネル)と通話用のマイクとスピーカーが配置されています。裏面は蓋になっており外すことが可能で、外すとフルサイズのSIMカードスロットがあるそうです。

03
SOS MOBILE WATCHの右側面。

04
SOS MOBILE WATCHの左側面。

両側面とも2つずつのボタンが配置され、それぞれの操作を行なうのに使用します。また、左側面中央にはmicroUSB端子があり本機の充電やPCとの接続に使います。本機は生活防水に対応しており、USBのキャップは防水キャップとなっています。
06
防水キャップを開けて、microUSB端子を出したところ。

microUSBによる充電は急速充電に対応しており、約3時間の充電で48~72時間(GPS利用の有無などで変化)のバッテリー動作が可能となっています。


○搭載機能について
0708
オーディオプレイヤーとGPSログ機能。

0910
アラームと各種設定画面。

この他、SMS受信・確認やSOSブザー、登録したスマートフォンへの位置送信機能を備えています。

デザインも使い心地も一級品で見守られなくても使いたくなる「SOS MOBILE WATCH」。日本向けの登場が本当に楽しみなウェアラブルケータイではないでしょうか!

記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
mCareWatch
ITpro EXPO 2013 トップページ
マイクロテクノロジー