Microsoftが12インチ液晶搭載新型タブレット「Surface Pro 3」を発表!

Microsoft(マイクロソフト)が先月20日(現地時間)、米・ニューヨークでプレス向け発表会を開催し、Windowsを搭載したタブレット「Surfaceシリーズ」の最新モデル「Surface Pro 3」を発表しました。

Surface Pro 3はパソコンと同じOSを搭載した「Surface Proシリーズ」で、搭載OSはWindoss 8.1 Proとなっており、新たにディスプレイサイズがこれまでの「Surface Pro」や「Surface Pro 2」の10.6インチフルHD(1920×1080ドット)よりも大型化した12インチ2160×1440ドットになりました。

また、画面のアスペクト比も最近のパソコン用ディスプレイやノートパソコン、テレビ、スマートフォンなどの多くが採用している16:9ではなく、3:2になり、紙のノートと同じような大きさおよび形になっているのも特長です。

米国およびカナダでは発表翌日から受注が開始されており、6月20日より出荷開始となっているほか、日本を含むその他の地域でも8月末までに発売すると案内されています。なお、本日6月2日に日本マイクロソフトからSurfaceに関する発表が行われる予定となっており、恐らく国内向けの発売時期や価格などについて公表されるのではないかと見られています。


02

03


形状としては通常のタブレットと同様にストレート型のスレートタイプで、従来のSurface Pro 2でも採用されていた背面に搭載されたキックスタンドがさらに進化し、20°から最大150°まで開くことが可能となり、最大に開いた状態では机の上などで少しだけ傾いた状態になり、ペン操作などがしやすくなっているとのこと。

また、カバーも兼ねるキーボードアタッチメント「タイプカバー」も進化し、ヒンジが2重構造となったことで、への字型に曲げてワンタッチでより簡単にSurface Pro 3に磁石でくっつけることができるようになっています。

これによって、タイプカバーと本体の結合面積が大きくなるためより安定して合体でき、ノートパソコンのように腿の上などのような不安定な場所に置いて利用可能となっています。

さらに、タッチパッドの面積も63%大きくなり、摩擦を78%減少させることでより操作しやすいとのこと。

04

05


ディスプレイはSurface Proシリーズでは好評のデジタイザーペンに対応しており、新たに「Surface Pen」という名称が付けられ、液晶とペン先の視差を減らすことで、見た目と実際に描かれた線のズレをなくし、遅延もさらに少なくなり、精度も向上し、スムーズかつ繊細な手描き入力が行なえるようになっているという。また、ペン入力しているときには手が画面に触れても反応しない「Palm Block」技術が導入されています。

さらに、スリープ中にSurface Penの先端をクリックすると、メモアプリ「OneNote」が起動する機能を搭載し、紙とペンでのメモ取りに近い操作性でメモが取れるようになっています。

他にも、Surface Penでダブルクリックすると、スクリーンショットが撮影(画面キャプチャー)され、OneNoteで表示されるので、範囲指定すると該当部分のみが保存され、さらに、クリックするとすぐにクラウドストレージサービス「OneDrive」に保存されるというクラウドメモが実現されています。

06


ディスプレイサイズの大型化に伴い、292.1×201.4mmと大きくなっていますが、厚みはSurface Pro 2の13.5mmから9.1mmに薄くなり、重量は907gから800gへと軽くなっています。

スペックとしてはCPUはにIntel製「Core i3」または「Core i5」、「Core i7」から選択できるほか、
メモリーにデュアルチャネルの4GBもしくは8GB、ストレージ(SSD)は64GBもしくは128GB、256GB、512GBから選択、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、500万画素1080p動画撮影対応カメラ×2(背面および前面)、Dolby Audio対応スピーカー、USB 3.0、microSDカードスロット、Mini DisplayPort、環境光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、地磁気センサーなどとなっています。バッテリーはWebページ閲覧時で9時間とSurface Pro 2よりも約1割電池持ちが良いようです。

価格は米国およびカナダでは799ドルからで、最も高いスペックのCore i7と8GBメモリー、512GBストレージでは1,949ドル。

07


オプションにドッキングステーション(Gigabit Ethernetポート、4K出力対応のMini DisplayPort、USB 3.0×3、USB 2.0×2搭載)や1Gbps対応Ethernetアダプターなども用意されます。



記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Microsoft Surface タブレット - 使い方いろいろ、Windows タブレット