富士山頂のLTEエリア化を実施!画像はGoogle Earthで見た富士山

今年も富士山の山開きが2014年7月1日(火)に開始された。これにより、昨年に引き続き、携帯電話大手3社が御来光写真の送信やSNSの利用など、スマートフォンや携帯電話の利用が多く見込まれる富士山の開山時期に合わせ、富士山頂における通信エリアの拡充を行う。

まず、NTTドコモは富士山頂および山小屋において7月10日(木)から9月上旬まで下り最大75MbpsのLTE(Xi)エリア化を行う。ただし、登山口や登山道は順次下り最大150Mbpsに高速化する予定だとのことだ。

また、KDDIは富士山頂のLTE(au 4G LTE)エリア化を行い、対策期間は7月4日(金)から9月上旬までで、7月中旬からは受信最大150Mbpsの高速通信を山頂で利用できる予定。

今年は、山小屋や休憩所などの建物内についても、オーナーの協力のもと、中継装置を設置して、エリア品質の拡充を行うとのこと。なお、登山口・登山道については、1年を通じて4G LTE通信の利用が可能。

さらに、ソフトバンクモバイルも富士山頂および山小屋において7月10日(木)から8月下旬まで下り最大112.5MbpsのLTE(SoftBank 4G LTE)エリア化を行う。ただし、利用開始日および終了日は前後する場合があると案内している。

◯NTTドコモ
NTTドコモでは利用可能となる場所は「富士山頂」および「山小屋」で、それ以外の「吉田口(登山口・登山道)」および「須走口(登山口・登山道)」、「御殿場口(登山口・登山道)」、「富士宮口(登山口・登山道)」については1年を通してLTEが利用可能だという。

これまでも2005年より富士山の山開き期間中、富士山頂および山小屋において3G(FOMA)サービスを提供してきたとのことだが、昨年より新たにLTEのエリア化を行っている。

NTTドコモでは山梨県側の山開きは7月1日だが、静岡県側の山開きは7月10日の予定で、静岡県側の山開きに合わせたようだ。

なお、一部エリアにおいては下り最大37.5Mbpsになるほか、一部エリアでは「2012年冬モデル」以降の一部Xi対応機種がLTEサービスの対象となり、その他機種については3Gサービスでの提供となるとしている。


◯au by KDDI
KDDIによると利用可能となる場所は「富士山頂」「吉田口ルート(山小屋・登山口・登山道)」「富士宮口ルート(山小屋・登山口・登山道)」「須走口ルート(山小屋・登山口・登山道)」「御殿場口ルート(山小屋・登山口・登山道)」で、山頂の山梨県側については7月中旬のエリア化を予定しているとのこと。

なお、電波の状況によっては3G通信または利用できない場合がある。お鉢巡りルートにおいては、一部利用できない場所もあるという。

4G LTE通信対象機種は、4G LTE対応のAndroid搭載auスマートフォン、iPhone 5s、iPhone 5c、iPad Air、iPad mini Retinaディスプレイモデル、iPhone 5・iPad(2012年発売モデル)となる。


◯ソフトバンクモバイル
ソフトバンクモバイルでは利用可能となる場所は「富士山頂」および「富士宮口(登山口、登山道)」、「須走口(登山口、登山道)」、「御殿場口(登山口、登山道)」、「吉田口(登山口、登山道)」となっている。

2001年より富士山の山開き期間中に富士山頂に臨時基地局の設置を行っており、昨年は初めてLTEサービスを提供し、今年はさらに対策を強化し、より高速な下り最大112.5Mbpsに対応するとのことだ。

なお、上記のエリアで下り最大112.5MbpsのLTEサービスが利用できるが、他社と同様に電波状況によっては3Gでの通信となる場合や利用できない場合があるとしている。



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