ファーウェイのIFA 2014の展示を写真で紹介!

既報通り、Huawei Technologies(華為技術、以下、ファーウェイ)は4日(現地時間)、ドイツ・ベルリンにて2014年9月5日(金)〜10日(水)まで開催される世界最大級の家電見本市「IFA 2014」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、約6.0インチフルHD(1080×1920ドット)液晶を搭載したスマートフォン(スマホ)の新機種「Ascend Mate7」およびメタルボディーを採用したミドルクラススマホ「Ascend G7」を発表してます。

今回は、そんなIFA 2014のファーウェイブースにおけるスマホおよびタブレットなどの展示の様子を紹介したいと思います。

◯Ascend Mate7
Ascend Mate7は約6.0インチフルHD(1080×1920ドット)LTPSインセルタッチパネル液晶を搭載した大型スマホです。5インチ以上7インチ未満のサイズはスマホとタブレットの中間として「ファブレット」(「Phone」+「Tablet」の造語)と呼ばれていますが、もはや6インチサイズでも普通に“スマホ”として投入されています。

Ascend Mate7には内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージが2GBと16GBのスタンダードモデル、3GBと32GBのプレミアムモデルが用意され、スタンダードモデルは価格が499ユーロ(約65,000円)、プレミアムモデルは599ユーロ(約80,000円)と設定されています。

サイズは約157×81×7.9mm、質量は約185gで、カラーバリエーションは写真のMoonlight silver(シルバー)のほかに、Obsidian black(ブラック)およびAmber gold(ゴールド)の合計3色が用意されており、スタンダードモデルがブラックとシルバー、プレミアムモデルがゴールドとなっています。

さらに、背面に指紋センサーを搭載しており、どの角度からでも指紋を認識させることができるほか、指紋認識はタッチするだけで良いということ。5件まで指紋を登録でき、登録した指紋ごとにモードを設定でき、プライベート用やビジネス用、もしくは、他人が使うときのゲスト用などという使い方が可能です。

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Ascend Mate7の正面および背面の様子


OSにはAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を採用し、独自ユーザーインターフェース(UI)の「Emotion UI 3.0」を導入しており、大きなサイズでも使いやすくなっているとのことです。

また、チップセットには傘下のHiSilliconが製造する「Kirin 925」を搭載しており、1.8GHzのARM Cortex A15コアを4つと1.3GHzのARM Cortex A7コアを4つを内蔵したBig.LittleなオクタコアCPUとなっており、LTE UE Category 6に対応した下り最大300Mbpsや各通信方式(FDD-LTEおよびTD-LTE、W-CDMA、GSM)の対応周波数帯が非常に多くなっているのも特長です。加えて、LTEに対応したSIMカードを2つ装着できるようになっています。

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Ascend Mate7の左右側面


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Ascend Mate7の上下側面


その他のスペックは約1300万画素CMOSアウトカメラや約500万画素CMOSフロントカメラ、4100mAhバッテリー、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、NFCなど。

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Ascend Mate7の各種端末情報



◯Ascend G7
Ascend G7はミドルクラスの「Ascend G」シリーズの最新機種で、LTE対応スマホです。日本国内でも前モデル「Ascend G6」がSIMフリーモデルとして販売されています。Ascend G7では普及モデルながら金属素材のメタルボディーを採用し、質感を高めているとのこと。

価格は299ユーロ(約40,000円)、発売時期は今年11月以降。サイズは約153.5×77.3×7.6mm、質量は約165g。カラーバリエーションはBlack(ブラック)とWhite(ホワイト)の2色が用意されています。

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Ascend G7の正面および背面の様子


スペックとしては約5.5インチHD(720×1280ドット)液晶や64bit対応1.2GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製Snapdragon 410「MSM8916」)、2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、約1300万画素CMOSアウトカメラ、約500万画素CMOSフロントカメラ、3000mAhバッテリーなどとなっています。OSはAndroid 4.4を採用し、Ascend Mate7と同様に独自UIのEmotion UI 3.0を搭載。

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Ascend G7の左右側面


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Ascend G7の上下側面


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Ascend G7の各種端末情報


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約1300万画素CMOSアウトカメラおよび約500万画素CMOSフロントカメラを搭載しており、普及モデルながらカメラ機能はかなり力が入っている模様



◯Ascend P7 Sapphire edition
日本でもSIMフリーモデルが販売されている「Ascend P7」においてディスプレイを覆うフロントパネルにサファイアガラスを採用した「Ascend P7 Sapphire edition」も発表され、実際に披露されていました。サイドがローズゴールドのメタルフレームになっており、リアもセラミックを採用し、質感が非常に高くなっているということです。

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Ascend P7の正面


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Ascend P7の左右側面


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Ascend P7の上下側面


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Ascend P7の背面(写真=左)および通常モデルも展示(写真=右)


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Ascend P7の各種端末情報



◯その他のスマートフォンやタブレット
低価格モデルでLTEに対応した「Ascend Y550」やミドルクラスで64bit対応のSnapdragon 410を搭載した「Ascend G620S」などをはじめ、新しく発表された機種以外にもすでに販売されているAscend GシリーズやAscend Yシリーズといったスマホも多数展示。ラインナップが非常に豊富になっています。

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すでに販売されているAscend G/Yシリーズが多数展示。右の写真はAscend G630


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Ascend G730(写真=左)と日本でも販売されているAscend G6(写真=右)


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Ascend P7 mini(写真=左)とAscend Y330(写真=右)


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Ascend Y530(写真=左)とAscend Y550(写真=右)


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Ascend Y600(写真=左)とAscend G620S(写真=右)


また、同社の低価格かつ性能もそれなりな普及モデルとして人気となっている「honor 3C」などの「honor」シリーズもありました。

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honor 3Cの正面および背面


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honor 3Cの左右側面


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honor 3Cの上下側面


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honor 3Cの各種端末情報


さらに、こちらも日本で発売されているタブレット「MeidaPad X1 7.0」などの各種タブレットも展示されていました。

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MediaPad X1 7.0の正面および背面


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MediaPad X1 7.0の左右側面


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MediaPad X1 7.0の各種端末情報



◯海外版イエデンワなど多彩な通信機器が展示
この他、日本でも発売された同社初のリストバンド型ウェアラブル端末「TalkBand B1」に加え、モバイルWi-Fiルーター「E5878」や3Gに対応した海外向け“イエデンワ”にあたる「Media Life P616」、PHSに近い規格のDECTを採用した家庭用コードレスフォン「Media Life F688」、セットトップボックス「Media Q M220」や「Media Q M310」など、多数の製品やソリューションが展示されていました。

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TalkBand B1


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Mobile Wi-Fi E5878


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Media Life WS5331c(写真=左)およびMedia Life PT500(写真=右)


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Media Life P616


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Media Life F688(写真=左)およびMedia Life DN369(写真=右)


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Media Q M220(写真=左)およびMedia Q M310(写真=右)


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記事執筆:S-MAX編集部


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Huawei、6インチ「Ascend Mate7」と5.5インチ「Ascend G7」のスマホ2機種を発表!サファイアガラスを採用した「Ascend P7 Sapphire edition」も - S-MAX