Jawboneの新しい活動量計「UP MOVE」を買った!

Jawbone(ジョウボーン)から今月下旬に発売された新しいモジュール型活動量計(アクティビティートラッカー)「UP MOVE」。Bluetooth 4.0 LE(Bluetooth Smart)によってスマートフォン(スマホ)などと連携し、汎用のボタン電池を採用して約6ヶ月も電池交換なしで利用できるエントリーモデルとなっています。価格は大手Webショップ「Amazon.co.jp」では6,450円(税込)。

また、円形で"花びら"のようにも見える時計の文字盤をイメージしたデザインで、グレープローズ×パープルおよびスレートローズ×イエロー、ブラックバースト×ブラック、ブルーバースト×フォグ、ルビーローズ×レッドパンチのカラフルな5色が用意されているのも魅力です。

今回はそんなUP MOVEを購入しましたので写真を交えて使ってみた感触を紹介したいと思います。

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UP MOVEの箱(パッケージ)を開けてみた


UP MOVEは"コイン"サイズのモジュール型活動量計です。これまでの「UP」シリーズでは腕に装着するリストバンド型でしたが、競合する「Fitbit」シリーズの初期モデル(「Fitbit One」や「Fitbit Zip」など)に近いスタイルとなり、より価格を抑えたエントリーモデルとして投入されました。

なお、JawboneではUP MOVEと同時に従来のUPシリーズの後継機種としてより多機能になった「UP3」も発表し、日本国内では2015年1月に発売予定となっています。

UP MOVEは上述通り、ボタン電池「CR2032」(3V、225mAh)を採用し、約6ヶ月間電池が持つほか、5色のカラーバリエーションが特長。大きさは約27.64×27.64×9.75mm、質量は約6.8g(本体のみ)。

また、パッケージにはモジュールを固定するクリップが同梱されていますが、その他に別売りですが、イエローおよびレッド・パンチ、パープル、オニキスの4色のストラップ(腕に固定するためのリストバンド)も用意されています。ただし、このストラップは国内ではまだ販売されていない模様です(睡眠時に利用するために欲しいのですが……)。

箱はクリアパックとなっていて、中央にクリップに収まったUP MOVEが見えます。パッケージの中身は本体とクリップ、ボタン電池(1個)、クイックスタートガイドの非常にシンプルな内容です。

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UP MOVEのパッケージの中身


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同梱されているクイックスタートガイド(簡易説明書)


まずは箱から出して、専用の開閉器具(小銭でも良さそうですが)で裏側にある電池蓋を開けてボタン電池を装着します。

なお、クリップやUP MOVE本体の裏側は医療用TPU樹脂となっていて、金属アレルギーがある人などでも安心して装着できる素材を採用しています。UP MOVE本体は他にナイロンやアルマイトとなっており、完全防水ではありませんが、生活防水設計になっています。

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クリップに収まったUP MOVE本体とボタン電池、電池蓋を開閉する器具


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UP MOVE本体をクリップから外し、裏蓋を開けます


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UP MOVEの電池蓋を開けて電池を入れます


電池を入れたら、連携させるスマートフォン(スマホ)に無料の専用アプリ「UP - Tracker Required (UP/UP24/UP MOVE)」(以下、UPアプリ)をインストールし、Bluetoothをオンにして、UPアプリからUP MOVEを追加します(右上の「+」アイコンからさらに「+」(それまでにUPを使ったことがなければ「ペアリングバンドなし」)を選択)。

UPアプリの使い方はこれまで通りで、歩数や睡眠などは自動的にUP MOVEと同期して記録され、食事などは手動で追加します。睡眠はリカバリーモード(後から睡眠部分を認識させる)が追加されましたが、きちんと記録するにはUP MOVE側で睡眠モードに切り替えたほうが良いでしょう。

睡眠モードにするにはUP MOVE本体の前面がボタンとなっているので、1回長押しすれば通常(目覚め)モードとトグルで切り替わります。また、3つめのモードとして運動を行なうときに利用するストップウォッチモードは短く1回押した後に素早く連続で長押しすると利用でき、終了するには長押しします。各種ボタン操作は公式ムービーを参照してください。



デザインが文字盤のようになっているだけあって、常時時計を表示することができませんが、ボタンを2回短く押すとアナログ時計のように時計を表示することができます。

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UP MOVEの時計表示


慣れないとなかなかパッと見で何時何分かわからなかったりしますが、慣れればなんとか……今回、数日使ってみて、ある日の活動記録は以下のようになりました。

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UPアプリ。細かいことですが、UP MOVEとペアリングすると右上のアイコンがきちんとUP MOVEの形状になるのは気が効いていますね


UPシリーズなどの腕に装着する活動量計は腕が動くと歩数にカウントされてしまうこともあり、多く出てしまいますが、UP MOVEは現状クリップで腰やスマホなどに装着しているため、そういった非常に大きな値になることはなく、大体、スマホの歩数計などと同じような数値となっています。

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同じ日のサムスン電子「GALAXY Note 3」に付属する健康支援アプリ「S Health」の歩数記録


いくつかの活動量計を使ってみていますが、UPアプリは比較的使いやすく、UP MOVEは電池がかなり持つのでバッテリー切れの心配も普段はしなくて良いのは便利ですね。また、ボタン電池は100円均一などでも手に入りますし、それほど高価ではないのもありがたいです。

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初代UP(左上)や「Nike+ Fuelband SE」(右上)、「SmartBand SWR10」(左下)、UP MOVE(右下)の比較(写真下ではUP MOVEをクリップから外してみた)


これまでのUPシリーズとの違いでは目覚ましのためのバイブレーションがなくなっていますが、どちらにしてもバイブレーションくらいでは起きないのでなくても良いかなといったところ。

ただ、ストラップが別売りなので、購入すると結局旧機種と同じくらいの値段になってしまうので、値段という意味ではそれほど安価ではないのではないでしょうか。

見た目はかわいいですし、クリップでも使えるほうが良いという場合にはオススメです。



記事執筆:S-MAX編集部


[Image] QRコードアプリ名:UP - Requires UP/UP24/UP MOVE
価格:無料
カテゴリ: 健康&フィットネス
開発者:Jawbone
バージョン:4.0.2
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.jawbone.up

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[Image] QRコードアプリ名:UP - Tracker Required (UP/UP24/UP MOVE)
価格:無料
カテゴリ:ヘルスケア/フィットネス
開発者:Jawbone
バージョン:4.0.1
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id461125277?mt=8

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