au向けと見られる「SHV31」は"ガラホ"なのか!?写真は過去の「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」

いよいよ来週1月19日(月)に「au発表会 2015 Spring」が開催され、au向けの2015年春モデルが発表されます。以前に紹介したようにテレビ東京がニュース番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」にてガラケーとも呼ばれるケータイ(フィーチャーフォン)のような折りたたみ型形状でOSにAndroidを採用したau向けシャープ製機種が早ければ今月中にも投入されると伝えられており、"ガラホ"(ガラケーのようなスマホ)とも目されるこの機種がどういった製品なのか注目が集まっています。

そんな中、通信機能を搭載する製品を実際に販売するために特定機関にて認定を受ける必要があり、発表前にそれらの機関によってある程度の情報が公開されることがあります。

そこで、今回は未発表のau向けと見られるシャープ製携帯電話として認証を受けている「SHV31」についてまとめて紹介します。

SHVはすでに設計認証を電気通信端末機器審査協会(JATE)、技術基準適合証明・工事設計認証をテレコムエンジニアリングセンター(TELEC)にて取得し、アメリカ(米国)の連邦通信委員会(FCC)の認証も通過しています。

機関認証番号日時
FCCAPYHRO002142015年1月5日付け
JATEDF1403420012014年10月29日付け
TELEC001-P005862014年9月24日付け


これらから判明していることは2G(GSM)および3G(W-CDMA)、4G(FDD-LTEおよびWiMAX 2+)に対応した携帯電話であること、無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth、ANT+、RFID(FelicaおよびNFC)、GPS、VoLTEに対応していることとなります。

また、au向け製品の型番ルールであるメーカーを表す大文字2文字「SH」(SHARP)、続く「V」がVoLTE対応機種、残りの数字「31」は順番に付けられているもので、例えば、2014年冬モデルの初のVoLTE対応製品として発売されたLG Electronics製「isai VL」は型番が「LGV31」となっており、SHV31ならシャープ製のVoLTEによる音声機能に対応したスマホとなります。

これらの情報から折りたたみ型であることはわかりませんが、他にau向けシャープ製スマホのみ発表機種で各認証機関を通過しているものがないことから可能性が高そうです。

この他、GSMは850および900、1800、1900MHz、W-CDMAは850MHz(Band 5)および2100MHz(Band 1)、FDD-LTEは700MHz(Band 17)および800MHz(Band 26)、1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)、WiMAX 2+(TD-LTE互換)は2500MHz(Band 41)、Wi-Fiは2.4および5.xGHzデュアルバンド対応IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠であることは明らかとなっています。

なお、FCCでは各種認証マークなどを示すラベル部分の図も公開されていますが、形状などはわからないように思われます。「AQUOS」シリーズとして発表されるのかも含めて、もうすぐではありますが、発表が待ち遠しいですね!

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記事執筆:memn0ck


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"APYHRO00214" - OET List Exhibits Report
DF140342001 | 一般財団法人電気通信端末機器審査協会(JATE) | 総務省 [PDF]
技術基準適合証明等の公示(平成26年度分)テレコムエンジニアリングセンター9月分後半 [PDF]