Amazon プライム会員向けのビデオサービスと4K対応のSTBを紹介

アマゾン ジャパンは24日、都内にて開催した「デジタル関連サービスに関する記者発表会」において同社が運営するWebストア「Amazon.co.jp」に新たに提供を開始した「Amazon プライム・ビデオ」だけでなく、AmazonビデオやHulu、Netflix、YouTubeなどに加え、日本のサービスであるGYAO!やニコニコ動画、ビデオマーケットなども視聴できるセットトップボックス(STB)「Amazon Fire TV」とスティック型STB「Fire TV Stick」を2015年10月28日(水)に発売することを発表した。

両製品ともにすでに予約が開始されており、価格(税込)はAmazon Fire TVが12,980円、Fire TV Stickのスタンダードリモコン付属版が4,980円、声認識リモコン付属版が6,480円。今回はAmazon プライム・ビデオの取り組みと、Amazon Fire TVおよびFire TV Stickについて紹介していく。

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Amazo.com Amazon ビデオ 国際部 バイスプレジデントのティム・レスリー氏は、Amazon プライム・ビデオに対する取り組みとして、「2014年だけで1500億円を越える投資し、ライセンス、オリジナルのコンテンツの提供を目指してきた。今年はさらに追加投資することで様々なオリジナル、ライセンスのコンテンツを提供していく。」と語った。さらに「日本においても同じように投資をし、ベストなコンテンツ、オリジナルの番組を提供することを目指していくと」と述べた。
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Amazon.com 製品開発・事業開発・アマゾンデバイセズ バイスプレジデントのピーター・ラーセン氏は、Amazon Fire TVとFire TV Stickを紹介した。Amazon プライム・ビデオサービスはスマートフォンやタブレット、ラップトップなどで好きなときに、好きな場所で観られることを特徴として説明した後、改めてビデオを視聴するにはテレビが一番良いと語りドイツ、英国、米国でナンバーワンのストリーミング・メディアプレイヤーがAmazon Fire TVであるとアピールし、同製品の日本での発売を発表した。
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ラーセン氏はAmazon Fire TVは接続が簡単で高性能そして4K(Ultra HDコンテンツ)対応であることをアピールするとともに、独自の機能「ASAP機能」について説明した。ASAP機能はユーザーの嗜好や行動を学習して再生するであろう動画を先読みしておく機能なのだという。実際にデモンストレーションを行うと、動画を選ぶと「接続中」や「バッファリング中」といった表示がなくすぐに動画が再生されていた。
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背面のmicroSDカードはアプリ保存用なのだという


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続いて、リモコンで操作するSTB(セットトップボックス)では、番組検索をする際に文字入力が大変である点に触れプレゼンのスクリーンに表示された日本語かなキーボードを使った文字入力の煩雑さをデモンストレーションした。この点を解消するために音声検索が可能なリモコンを搭載し、音声で番組名や出演者、ジャンルを指定するだけで検索結果が表示される点をアピールした。
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役名でも検索可能



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さらにリモコンでゲームプレイを披露したところで、入力装置として「Amazon Fire TV ゲームコントローラー」があることを紹介し、ゲーム機としても楽しめることをアピールした。このAmazon Fire TV ゲームコントローラーにはヘッドフォン端子と音声検索にも対応する製品だ。
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ラーセン氏は、さらにストリーミング・メディアプレイヤーとして「Fire TV Stick」の発売も発表した。ハードウェアスペックはAmazon Fire TVよりも下のグレードになり、4Kに非対応となるが音声検索対応のリモコン付きモデルでも6,480円と価格が安いことと、手のひらに収まる小さいサイズが特徴となっている。
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Fire TV Stickは音声検索付きリモコン(写真=中央)と通常のリモコン(写真=右)の2製品



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側面にはACアダプター接続の端子がある



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様々なサブスクリプションタイプの動画配信事業者が増えて来ているが、Amazon プライム・ビデオサービスはAmazon プライム会員向けのプラスαサービスと考えるとコストパフォーマンスは高い。また、Amazon Fire TVをはじめとするSTBはアプリで「Hulu」や「Netflix」といったサービスも利用可能としており、それぞれの良さを取り込んで共存していける点がユーザーとしてメリットがある。






記事執筆:mi2_303


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