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NTTドコモから10月29日に発売された最新エクステリアスマートフォン(スマホ)「Xperia Z5 SO-01H」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を購入しましたので、開封の様子や付属品、本体外観などをレポートします。

まずはおさらいですが、Xperia Z5 SO-01Hは約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)ディスプレイを搭載したAndroidスマホで、今冬の「Xperia Z5」シリーズには他に小型の約4.7インチHD(720×1280ドット)ディスプレイの「Xperia Z5 Compact」と大型の約5.5インチ4K(2160×3840ドット)ディスプレイの「Xperia Z5 Premium」があります。このうちのXperia Z5は「Xperia Z2」から続く5.2インチサイズのオーソドックスなメインのフラッグシップモデルです。

Xperia Z5シリーズの主な特徴としては、世界最速のわずか0.3秒での高速オートフォーカスや5倍までの無劣化デジタルズーム、Xperiaシリーズ初の指紋センサーなどがあります。また、デザインにも多少変化があり、Xperia Z5とXperia Z5 Compactは「フロストガラス」と呼ばれる磨りガラスを使ったくもったようなマットな質感の素材が本体背面に初めて採用されました。このうちのXperia Z5は本体カラーバリエーションにはホワイトおよびグラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色が用意されています。

この他の主なスペックはOSはAndroid 5.1(開発コード名:Lollipop)、チップセットは最大2GHzのオクタコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 810」)、3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、2300万画素リアカメラ、510万画素フロントカメラ、2900mAhバッテリーなど。通信はPREMIUM 4G(受信225Mbpsおよび送信50Mbps)に対応しており、無線LAN(Wi-Fi)もiEEE802.11acまで準拠、さらにBluetooth 4.1やNFCに対応。引き続き、防水・防塵に対応しています。

筆者はこれまで各世代のXperiaシリーズを購入してきており、今夏モデルの「Xperia Z4」は購入していませんでしたが、昨冬モデルの「Xperia Z3」からの機種変更になります。そのため、Xperia Z3との比較も含めて紹介していきます。

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今回もNTTドコモの公式Webストア「ドコモオンラインショップ」でオンライン購入しました。機種変更だったのですが、10月30日に注文して2日後の11月1日午前に届きました。頭金解除のためにいろいろなオプションに加入する必要がなく、到着も早いので本当に便利です。私のように田舎に住んでいると、予約なしで購入できるところもありがたく感じます。

なお、記事執筆している11月2日時点で販売価格は税込93,312円。機種変更の場合は毎月1,755円が24カ月にわたり利用料金から割引きされていきます。割引きの合計は42,120円。実質51,192円で購入したことになります。送料は無料です。

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同梱品はXperia Z5 SO-01H本体のほか、テレビ・モバキャスアンテナケーブル(SO02)、冊子類です。品数が少ないとはいえ、とてもコンパクトな化粧箱になりました。縦横が本体とほぼ同じサイズで、高さもかなり低いです。

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代わり映えしない前面パネル。本体サイズはXperia Z4と縦横が同じ長さで、厚さは0.4mm増しました。また重さも10g増しています。

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スピーカーは前面の上下にそれぞれあります。Xperia Z3やXperia Z4などの過去の機種と比べると、SONYロゴの光沢がちょっと控えめになった気がします。

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背面のフロストガラスは見た目が落ち着いていて上品な印象。グラファイト・ブラックを購入したわけですが、その名の通り、黒鉛のような濃いグレーで質感もマットです。手触りはしっとり、すべすべで、薄い石版を手にしているような感覚です。

Xperia Zシリーズのデザインはもうかなり飽きが来ていたので、この素材の見た目や触感は凄く新鮮で楽しめました。使うほどに愛着が湧いてきそうです。指紋があまり目立たないところも良いです。

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側面はXperia Z3やXperia Z4と比べて丸みが少なくなりました。恐らく電源ボタンの形状が変わったことが、フレームのデザインにも影響を与えたのだと思われます。その分、手のひらにエッジがひっかかる感じがして、多少ですが収まりはかなり悪くなりました。それと、フロストガラスは予想以上に滑ります。持ち変える時などにわりと神経を使います。久しぶりにリングストラップでも付けようかなと思ったほどです。

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電源ボタンは初代Xperia Zから続く丸型のデザインから変更され、長丸型になりました。これまで出っ張っていたものが突然凹んだので操作にかなりの違和感を感じますが、今はとりあえず指紋センサーが目新しくて楽しいので良しとしています。

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反対側の側面にはmicroSDカードとnanoSIMカードのスロットがあります。トレー式で、しかもひとつのトレーにSDカードとSIMカードを両方載せるようになっているので、どちらかのカードを頻繁に抜き差しするような場合は面倒に感じるかもしれません。

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SIMカードは本体に対して横向きに挿入する形なので、トレーを抜き差しする際に気をつけたほうが良いというアドバイスを読者からいただきました。内部に置き去りにしてしまう可能性があるのだと思います。

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また、microUSB端子は今作からキャップレス防水になりました。表裏のないUSB Type-Cに対応しなかったのは残念ですが、キャップレスになっただけでも有難いです。ケーブルの抜き差しがかなり楽になりました。なお、microUSB端子がキャップレス防水になったのはXperia Z4からです。

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Xperia Z3との比較。Xperia Z4を持っていないのでXperia Z3との比較になります。左がXperia Z5で右がXperia Z3です。Xperia Z3の画面が破損しているのは無視してください……。

サイズはほぼ同じで、Xperia Z5の方が0.1mm薄いだけです。フロントスピーカーの形状が変わりました。Xperia Z5のスピーカーの方が格好良いですね。

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背面はdocomoロゴが多少違うくらいで他はほとんど同じです。Xperia Z5はフロストガラスなので反射や映り込みがかなり少ないです。またカメラ部分に凹凸がなく滑らかです。

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上(茶)がXperia Z3で下(黒)がXperia Z5です。Xperia Z3は側面に丸みがあり、握りやすさはXperia Z3の方が断然上に感じられます。それとボリュームボタンもXperia Z3の方が操作しやいです。これはXperia Z5のボリュームボタンは下に行きすぎて、特に右手で持っている時、親指がボタンに届かないので持ち替えを強いられるのが嫌なためです。

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Xperia Z5ではクレードル用のマグネット端子がなくなりました。なんだかんだでこの端子は後半ほとんど使わなかったので、なくなっても私は困りません。デザイン的にもスッキリして良くなりました。

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上側面のデザインや構成は何ひとつ変化なし。

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Xperia Z4からですが、microUSB端子とストラップホールが下に移動して使いやすくなりました。





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Xperia Z5 SO-01Hを購入。開封してデザインや付属品をチェックしてみました | ゼロから始めるスマートフォン

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