約2260万画素のカメラを搭載するAQUOS Rの機能をチェック!

シャープが7月7日に発売した最新フラグシップスマートフォン「AQUOS R」について、前回は外観やベンチマークテストの紹介を行った。Qualcomm製の最新チップセット「Snapdragon 835」を搭載する同機は、3Dゲームや各種アプリが軽快に動作するだけではなく、独自の発熱対策により安定して快適に動作するという特長を持つ。

一方、カメラ機能として背面には約2260万画素、前面には約630万画素の高精細なイメージセンサーを搭載する。特に背面カメラには超広角22mm相当のF値1.9の高性能レンズと光学式手ぶれ補正を搭載し、広い屋外でも暗い屋内でも安心して写真撮影が楽しめるようになっている。

また前面カメラも超広角23mm相当とF値2.0のレンズを搭載し、小顔補正や美肌調整機能で仕上がりが綺麗なセルフィ撮影が可能だ。今回はこのハイエンドカメラを搭載するAQUOS Rの静止画、動画機能についてチェックしてみたいと思う。


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AQUOS Rのカメラ機能では、撮影モードにはオートモードの「おすすめオート」の他にマニュアル設定が可能な「おすすめプラス」モード、花火が開いたのを認識して自動で撮影可能な「花火撮影」モードなどがある。

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マニュアル露出モードは、左側にシャッタースピードやISO感度、ホワイトバランスの個別設定アイコンがある。ピントを合わせたい場所をタッチしてピンと合わせが可能だが、さらにタッチした位置に現れる「AE」アイコンを移動させるとその場所で露出(明るさ)を決定することができる。

例えば、黒い被写体にピントを合わせると画面が全体的に明るくなってしまうが、AEアイコンを被写体以外にあわせると、全体的に暗くなり被写体の黒を再現することが可能となる。

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22mm相当の超広角レンズは水平に撮影することで強烈なパースのないスッキリとした構図にまとめることができる。

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同じ位置画から「Galaxy S8」(サムスン電子製)の背面カメラで撮影したところ、写る範囲がここまで違った。

広角レンズは遠くの物ほど小さく写るため、被写体と距離があればあるほど広さを表現することができる。

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AQUOS Rで撮影
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Galaxy S8で撮影

こちらも同じ位置で撮影したものだが、AQUOS Rの方が写る範囲が広く、これによって後ろに下がって距離を取れない室内でも広い範囲を撮影というわけだ。

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超広角レンズであるために見上げたり見下ろしたりする構図にすると強烈なパースが付く。これを利用すると、人物撮影の際に足下から見上げるように撮影すると小顔で足長の写真撮影が可能だ。注意点としては顔が画面の中央に来るようにしないと顔も伸びてしまうので気を付けたい。

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超広角レンズであるため、他のカメラと同じ位置から撮影すると被写体が小さくなってしまうのだがAQUOS Rは接写機能が得意と言うことで、小さな被写体でも思いっきり寄って大きく写し込むことができる。寄れる超広角レンズは実用的だ。

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ISO感度1600では輝度ノイズが抑えられており、被写体の表面の質感を残しつつ荒れたザラザラ感がない。

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一部を等倍で切り出したもの

一方でカラーノイズを抑えるために彩度とコントラストを失っており、斑点状のカラーノイズもある。しかし、これはPCのモニターの等倍で見て気づくことなのでそれほど気にすることではないだろう。

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4K動画撮影は、多くの編集ソフトが対応する汎用的なH.264形式と、同じビットレートながらさらに高画質で撮影できるH.265形式をサポートする。動画撮影時はH.265の高画質で残しておくことをオススメしたい。特にH.265の4K動画は圧縮による影響が少なく、細かい模様などが破綻せず高精細に記録されている。

【AQUOS RのカメラでH.264とH.265の動画を撮り比べ】

動画リンク:https://youtu.be/HHCVPMmV1PA


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ひとつ気になったのは、撮影した映像はHDR表示に対応するAQUOS Rのディスプレイに最適化されているのか、明るい所から暗いところまで均一にトーンを調整しようとするところだ。

逆光に近い上記のシーンでは、他のカメラなら空が白くなり暗い影で覆われるところだが、AQUOS Rは空の階調を残しつつ、影が明るく持ち上がった”眠い”映像になった。

この映像をAQUOS Rで再生すると空の明るさや水面の輝きが表現され明るい日差しが感じられるHDR風の映像となるが、AQUOS R以外ではコントラストが低い映像に見えてしまう。

なお、同じくHDRに対応するGalaxy S8で「ビデオエンハンサー」をONにしたところ太陽光の明るさの表現ができることが確認できた。

【AQUOS R手持ち動画撮影テスト】

動画リンク:https://youtu.be/VB8TOHuePOc

動画の手ぶれ補正は、光学式手ぶれ補正の他に電子式手ぶれ補正を搭載する。光学式手ぶれ補正は主に静止画用と言うこともありゆっくりとした揺れを補正することができないが、映像がトリミングされることなく広い範囲を映すことができる。

電子式手ぶれ補正は、ゆっくりとした揺れを補正することができるため歩きながらの撮影でも安定した映像となる。デメリットは手ブレによる映像の動きをデジタル補正するため写る範囲が狭くなってしまうことだが、手持ち撮影なら安定した映像となるので電子式手ぶれ補正を使用することをお勧めしたい。

AQUOS Rのカメラは寄れる広角、電子式手ぶれ補正で安定した動画撮影が可能な優等生的な魅力を持つ。優等生と表現したワケは、4K動画撮影時の時間制限やビットレートの低さ、海外製スマホで採用されるようになった静止画のRAWデータ撮影ができないなど、マニアックなトピックが少ないところだ。一般的な利用ではまったく問題はないところだが、渾身のフラグシップということもあってこうした部分も是非サポートして欲しいと思う。


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記事執筆:mi2_303


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