モトローラが新しいスマホ「Moto X4」を発表!

Lenovo傘下のMotorola Mobilityは31日(現地時間)、ドイツ・ベルリンにて2017年9月1日(金)から9月6日(水)まで開催される世界最大級の家電見本市「IFA 2017」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、デュアルカメラを搭載したAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)採用の防水対応ミッドレンジスマートフォン(スマホ)「Moto X(第4世代)」(以下、Moto X4)を発表しています。

発売時期はヨーロッパでは9月を予定し、価格は399ユーロ(約52,000円)。また今秋以降にアメリカを含む他の国・地域でも順次販売する計画となっています。なお、日本への投入については明らかにされていません。

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Moto X4は「Moto X」シリーズの最新モデルで、ラインナップとしては「Moto G」シリーズと「Moto Z」シリーズの間といった位置付けとなるミッドレンジスマホです。日本ではMoto Xシリーズは過去に「Moto X Play」が発売されていますが、それ以降は販売がありません。

新たに今年8月に発表されたばかりの「Moto G5S Plus」に続いて背面にデュアルカメラを搭載し、メインのGalaxy S7・S8シリーズなどと同じ像面位相差オートフォーカス(PDAF)に対応した約1200万画素デュアルピクセルセンサー(1画素当たり1.4μm)に加え、サブに超広角120°撮影に対応した約800万画素センサー(1画素当たり1.12μm)を搭載。

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リアカメラのレンズの明るさはメインがF2.0、サブがF2.2となっており、同じデュアルカメラでもMoto G5S Plusはレンズは同じでサブカメラによって奥行き情報を取得してボケ味のある写真が撮影できるようになっていましたが、Moto X4ではASUSTeK Computerの「ZenFone 4」のように広角と超広角の2つの異なるレンズを搭載して切り替えて風景などが撮影しやすくなっています。

またピントをずらしたボケ味のある写真も撮影できる「Selective Focus」機能にも対応するほか、色温度補正に対応したデュアルLEDフラッシュライトも搭載。フロントカメラは約1600万画素センサー(1画素当たり1μm)とF2.0レンズ、セルフィー用フラッシュLEDライトを搭載し、400万画素に画素数を落とした低輝度モードにも対応しています。

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画面は約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)LTPS IPS液晶(424ppi)を搭載し、ディスプレイを覆う強化ガラスはCorning製「Gorilla Glass」を採用。外観はメタル(金属)とガラスを使ったものになっており、全体的にラウンドしたデザインで、ディスプレイの下中央には指紋センサーを内蔵したホームキー「Moto Key」を搭載。またIP68に準拠した防水・防塵にも対応しています。

サイズは約148.35×73.4×7.99mm(カメラ部分の突起を含めると9.45mm)、質量は約163g、本体色はSuper Black(スーパーブラック)およびSterling Blue(スターリングブルー)の2色展開。電池容量は3000mAhバッテリー(取外不可)で、急速充電「TurboPower(15W)」によって15分の充電で6時間使えます。

機種Moto X4Moto G5S Plus
画面5.2型FHD5.5型FHD
大きさ148.35×73.4×7.99〜9.45mm153.5×76.2×8.0〜9.5mm
重さ163g168g
SoCSnapdragon 630Snapdragon 625
背面カメラ1200万画素(広角)+
800万画素(超広角)
1300万画素×2
前面カメラ1600万画素800万画素
電池容量3000mAh3000mAh
防水・防塵

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主な仕様は64bit対応のQualcomm製2.2GHzオクタコアCPU「Snapdragon 630」(GPUは650MHzの「Adreno 508」)、3または4GB内蔵メモリー(RAM)、32または64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大2TBまで)、2.4および5.xデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n準拠のWi-Fi、Bluetooth 5.0、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、加速度センサー、ジャイロセンサー、環境光センサー、近接センサー、重力センサー、磁気センサー、センサーハブ、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、マイク×3など。Motorola MobilityとしてははじめてAmazonの人工知能(AI)による音声認識アシスト機能「Alexa」もプリインストールされます。

携帯電話ネットワークはモデルによって異なるものの、LTE UE Category 11(受信時)および5(送信時)による下り最大600Mbpsおよび上り最大75Mbpsに対応し、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズを採用。対応周波数帯は投入される国・地域によるモデルの違いによって異なるものの、例えば、アメリカなどで販売されるモデルでは以下のようになっています。

2G: GSM band 2/3/5/8 CDMA BC 0/1/10
3G: WCDMA band 1/2/4/5/8
4G: FDD LTE band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/66
TDD LTE band 38/41


動画リンク:https://youtu.be/brh6rei7bI0


動画リンク:https://youtu.be/qJBdN4sOlYA


動画リンク:https://youtu.be/rHnMI5hWp2Q

記事執筆:memn0ck


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