ファーウェイがプレミアムノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」を6月15日に発売!

既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は10日、都内にて新製品発表会を開催し、日本市場向けに約13.9インチディスプレイを搭載した狭額縁デザインのモバイルノートパソコン(PC)「HUAWEI MateBook X Pro」(Huawei Technologies製)を2018年6月15日(金)に発売すると発表した。

市場想定価格(税抜)はチップセット(SoC)および内蔵メモリー(RAM)、内蔵ストレージによって異なり、Core i5-8250U・8GB RAM・256GB SSDモデルが149,800円、Core i7-8550U+NVIDIA GeForce MX150・16GB RAM・512GB SSD搭載モデルが209,800円となっている。

OSはWindows 10 Home 64ビット、両モデルともに画面はタッチパネル仕様となっており、タブレットPCのように触って操作することも可能である。今回はそんな狭額縁デザインでスタイリッシュなモバイルノートPCであるMateBook X Proを写真と動画で紹介していく。

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HUAWEI MateBook Proはまるで最近のスマートフォン(スマホ)のような画面占有率約91%の狭額縁設計により、前モデル「HUAWEI MateBook X」(約13インチ)に近いA4サイズながら13.9インチの大画面を実現した。その画面はOfficeソフトや写真編集ソフトなどと相性が良いアスペクト比3:2、解像度は3000×2000ドットの高解像度である。

またタッチスクリーンを採用しているため、タブレットPCのようなWindows 10のタッチ操作も可能としている。タッチパッドでマウスカーソルを動かすより、直接触れた方が早い場面もあるため、上手く使いこなすと効率よく操作可能となる。

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インカメラはファンクションキーの中央部分に位置し、押し込むと飛び出すポップアップ式としている。これによって、使用しないときはカメラがキーボード内に収納されるためプライバシーも守られるため安心だ。

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搭載するインテルの第8世代Coreプロセッサーは、両モデルともに4コア8スレッドでマルチタスクに強い。特にCore i7-8550Uは、第7世代と比べて40%高速化しているという。

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Core i5モデルはプロセッサー内蔵の「インテル UHD グラフィックス 620」、Core i7モデルはGeForce MX150(GDDR5 2GB)を搭載。Pascal アーキテクチャのGPUであるため内蔵GPUより高性能だが、ハイエンドゲーム向けではない。どちらかというとモバイルノートPCのプロセッサーだけでは負荷が掛かる動画再生・編集ソフトなどのGPU支援(CUDA対応)や、シンプルな3Dゲームなどに向いている。

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前モデルはCore i7搭載モデルでもファンレスであったが、MateBook X Proはパッシブモードでは空冷による冷却、アクティブモードではファンを稼働してさらに冷却効率をあげるよう再設計されている。高いパフォーマンスを維持し続けるよう設計されているということだ。

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さらに立体音響技術「ドルビーアトモス」へは引き続き対応しつつ、高音再生用のツイーターと低音を再現するサブウーハーを搭載している。従来モデルよりも音圧が増し、ドルビーアトモス対応コンテンツをより迫力のあるサウンドで楽しむことができるようになった。

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大画面でありながら低消費電力LTPS(低温ポリシリコン液晶)と約57.4 Whのリチウムイオンポリマーバッテリーによって、10時間以上の長時間動作を可能としている。

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インターフェイスはUSB 3.0 Type-AとUSB Type-C、Thunderbolt 3、3.5mmイヤホンマイク端子がある。ACアダプターはUSB Type-C、Thunderbolt 3ポートに接続する。

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なお、Thunderbolt 3ポートには外付けのGPUボックスの接続が可能で、GeForce GTX1080などハイエンドのGPUでゲームを楽しむことも可能だ。

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動画リンク:https://youtu.be/n7cJ-lliwOg



動画リンク:https://youtu.be/QNzIBeaTwC4


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14インチクラスのモバイルノートPCサイズだが、アスペクト比3:2の大画面でOffice文書やカメラのRAW現像などの作業効率が良さそうだ。

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重さは約1.33kgあり、サイズの割にズッシリ感がある。競合するモバイルノートPCには1kgを切る製品もあるが、MateBook X Proのターゲットはアップルの「MacBook Pro」の13インチモデルの1.37kgを意識しているようだ。

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天板には「HUAWEI」という文字とファーウェイの花びらのロゴのプリントがある。同時発表された「HUAWEI MateBook D」および前モデルには花びらのロゴがなかったため、クラス分けの意味がありそうだ。

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CPUにはCore i7-8550U、16GB RAMとパワフルな作業にも期待できそうだ。キーボード上部の赤枠はポップアップカメラだ。

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MacBookやMicrosoftの「Surface Laptop」のように片手で開くことができるようにヒンジが設計されている。こうした作りの良さもこだわりのポイントのようだ。

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横から見るとガラス面に一体化したディスプレイは薄く、そしてシンプルで美しい。底面をラウンドさせることで、薄さを強調している。

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キーストロークはやや浅めだが、打鍵感があるので「MacBook」ほどの癖はなく使い辛いことはなさそうだ。1つ気になるのは、ポップアップ式のカメラの位置だ。ファンクションキーの並びにあるため、慣れるまで誤操作してしまいそうである。

MateBook X Proは携帯しやすい薄型ボディーと、自宅でもオフィスでも扱いやすい13.9インチ大画面、そして4コア8スレッドを搭載するパワフルなモバイルノートとして魅力的だと感じた。発売が待ち遠しいところだ。



記事執筆:mi2_303


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