JALが羽田空港で実証実験!スマホでアナウンスなどを文字で確認可能に

日本航空(以下、JAL)は19日、パナソニック システムソリューションズジャパンの協力によって新技術「光ID」を用いて情報を伝える「LinkRay」アプリとヤマハが提供する音のICT化技術「SoundUD」を用いて情報を伝える「おもてなしガイド」アプリを活用した世界初の実証実験を実施します。

実験では光と音の新技術を活用してアナウンスの内容を文字化し、さらに手荷物受託方法や保安検査場の待ち時間などその他の付加情報をスマートフォン(スマホ)など向けアプリで確認できるようにするとのこと。

各種情報はサウンドファンが提供する「ミライスピーカー」から出力された音声トリガーによって複数台のデジタルサイネージの表示内容を同時に変更することができるため、空港スタッフの案内業務が効率的に行えるようになるということです。

期間は2018年7月20日(金)~8月17日(金)までで、場所は羽田空港国内線第1旅客ターミナル南ウイング JAL手荷物受託カウンター。対応OSはLinkRayアプリがAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)以上およびiOS 8.0以降、おもてなしガイドアプリがAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)以上およびiOS 9.0以降。

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実験は空港スタッフがタブレットによって操作するとミライスピーカーから音声トリガーが出され、まずこれをおもてなしガイドアプリによって確認できるようになります。おもてなしガイドアプリではアナウンスの内容がテキスト表示(多言語)になるとのこと。

一方、この音声トリガーを空港内にあるデジタルサイネージで受け取り、パナソニック システムソリューションズジャパンが開発した光IDによってデジタルサイネージから情報が発信され、LinkRayアプリで保安検査場の待ち時間などの情報が確認可能となります。

JALでは今回の実証実験を通して空港の利用者へストレスフリーなサービスを提供し、すべての人にとってやさしい社会にしていくとしており、アナウンスを聞き逃したりするだけでなく、保安検査場の待ち時間など、さまざまな付加情報がスマホで確認できるのはなかなか便利そうです。

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記事執筆:memn0ck


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光ID技術「LinkRay」と音のICT化技術「SoundUD」を活用した、世界初の実証実験を実施 | プレスリリース | JAL企業サイト