Appleの最新スマホ「iPhone XS」を開封レビュー!

Appleの新型スマートフォン(スマホ)「iPhone XS」および「iPhone XS Max」が9月21日に発売されました。両製品は日本では、NTTドコモやau by KDDI、SoftBankの移動体通信事業者(MNO)の3社より発売されたほか、Appleの直営店および公式オンラインショップにてSIMフリー版も販売されています。

そんな毎年人気のあるiPhoneの最新モデルですg,今回筆者はAppleの公式オンラインショップ(SIMフリー版)にてiPhone XSの256GB・ゴールドモデルを購入しましたので、ファーストインプレッションとして開封レポートや昨年モデル「iPhone 8」とのサイズ比較などをご紹介します。

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全画面iPhoneの第2世代をついに購入!


■「1枚の板」は表現できているか?
まずは開封からです。外箱はおなじみの小さな長方形のケース。表にiPhone XSがデザインされている点も過去のiPhoneシリーズを踏襲しています。

同梱品もこれまでのiPhoneシリーズとほぼ変わらず、取扱説明書やSIMスロット用のピン、有線イヤホン、Lightningケーブル、ACアダプター、そしてAppleのロゴマークのシールです。有線イヤホンはiPhone 8などに引き続きLightningケーブルタイプです。

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見慣れたパッケージと同梱品。見慣れないのはホームボタンのないiPhone


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説明書や注意書きなども必要最小限。それでもAppleのロゴシールは絶対に入れるのが同社の流儀


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全画面になり操作の仕様も大きく変わった。説明書はひと通り読んでおいたほうが良さそうだ


筆者は初めての全画面iPhoneとなるため、ホームボタンのない見た目にAndroid搭載製品を手にしているような不思議な雰囲気があります。

iPhone 8シリーズまでのデザインから大きく変更された点は他にもあり、サイドを囲む金属ベゼルがマット加工から光沢感の強い鏡面仕上げになりました。高級感がある一方で指紋などが非常に目立つことから好みが分かれそうなところです。

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電源を入れていない本体はまさに「1枚の板」


背面デザインは前機種であるiPhone Xから大きく変更された点はなく、デュアルカメラが縦に並ぶデザインです。カメラユニットが大きく飛び出しているため、ケースなどに入れないで利用する場合テーブルの上においた際にガタガタと安定しない上にテーブル側が傷つく可能性があります。

AppleはiPhone 6以降、このカメラユニットが本体から飛び出したデザインを採用し続けていますが、個人的にここだけはあまり好みではありません。また以前はワンポイント程度のアクセントだったカメラユニットが大型化したことで、それを主張し過ぎるようなデザインはかなり野暮ったいイメージを与え始めています。

「1枚の板」を目指し進化し続けてきたiPhoneがディスプレイ面でそれを達成しつつある中、背面デザインにもそろそろこだわるべきだと感じるところです。

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筐体デザイン全体を見ると、背面カメラは表面のTrueDepthカメラユニットと内部で干渉しない位置に配置されていることが分かる。カメラユニット自体がかなり大型なのだろう


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横から見るとカメラユニットが大きく飛び出しているのが分かる


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iPhone 8(上)とのカメラ周りの比較


■濃い目の色合いと大きなボディ
本体カラーは前機種のiPhone Xでは用意されていなかったゴールドを選択しましたが、iPhone 7から8になった際もゴールドの色合いが変わったように、今回も同じゴールドモデルでありつつ色合いはガラリと変更されています。

iPhone 7が明るめのイエローゴールド、iPhone 8が色味のハッキリとしたローズゴールドだったのに対し、iPhone XSでは深みのある色の濃いオレンジゴールドになっています。恐らくディスプレイ面の黒に負けない暗い輝きを放つ色を選択した結果で、背面のガラス面もiPhone 8と比較してかなり濃い色合いとなっています。

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左がiPhone 8、右がiPhone XS。XSの色味が濃いのが分かる


本体サイズの大型化も賛否両論ありそうなところです。iPhone Xとはほぼ同サイズで大きな違いはありませんが、iPhone 8からは高さで5.2mm、横幅で3.6mm、厚さで0.4mm大きくなっており、重さも29g増加して177gとなっています。

昨今のハイエンドスマホの多くが5インチ台後半から6インチ台の大型ディスプレイを搭載しており、重量でも200gを超えるものが少なくない中、これでもかなりコンパクトだな、というのが第一印象ですが、ホームボタンのない全画面iPhoneでもiPhone 8以下のサイズのラインナップが欲しかったところです。

小型の全画面iPhoneが作られない理由は、TrueDepthカメラユニットの小型化に限界がある点やSoCの大型化、バッテリー容量と連続使用時間の問題、そして販売予想の悪さ(小型端末はあまり売れない)などさまざまに考えられるだけに、なかなか難しいところではあります。

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下部デザインではサイドパーツのパーテーションが追加されているのが分かる


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iPhone 8より僅かに大きく厚く重い。この僅かな差が意外と持った時の快適さに影響してくる


■「サイドボタン」の使い方を覚えよう
音量ボタン(ボリュームボタン)やサイレントスイッチ(マナーボタン)の配置と大きさはほぼ変わりませんが、iPhone 8でスリープボタンだったものはサイドボタンと名称が変更されており、機能も若干変更されています(※iPhone Xと同じ操作)。

ホームボタンが無くなったことでサイドボタンにその機能の一部が割り当てられており、ワンクリックでスリープのON/OFFは変わりませんが、ダブルクリックでApple Payの起動、長押し(ホールド)で電源を入れたりSiriの起動ができます(Siriは従来通り音声による呼び出しも可能です)。

またこの変更に伴い電源の切り方も変更されており、ホームボタンのあるiPhoneではスリープボタンの長押しのみで電源OFFダイアログが呼び出せましたが、iPhone XSではサイドボタンと音量ボタン(上下どちらか1つ)を同時に長押しします。

この他、スクリーンショットの撮影方法もサイドボタンと音量ボタンの上を同時に短く押す方式へ変更されています。

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音量ボタン周りのデザインはほぼ同じ。サイドパネルを分割するパーテーションが細くなっている


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スリープボタンはサイドボタンへ名称変更され大型化。左側にあるのはSIMスロット


SIMカードスロットは若干の位置変更がありますが、サイズはほぼ変わりません。日本向けのiPhone XS/XS Max/XRは物理SIM(nanoSIMカード)とeSIMによるDSDSとなっています(中国向けなど一部の海外モデルはnano-SIM 2枚によるDSDS対応)。

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SIMスロットは従来通りのトレー式


■起動からアクティベート、表示品質の確認まで
それではいよいよ起動です。iPhone XSを起動するとはじめにアクティベート作業がありますが、以前からiOS 11以上のiPhoneシリーズやiPadシリーズを使っている方でなら、それらの端末のBruetooth機能をONにして近づけるだけでアクティベートが完了します。このやり方は非常に簡単ですのでオススメです。

※必ず自分が使っているApple IDのiPhone/iPadでアクティベート作業を行ってください。

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他のiPhoneを隣に置くだけで自動的にアクティベート作業が始まる。何も入力しなくて良いのはとても楽だ


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iPhone XSに表示されたイメージを他のiPhoneのカメラで読み込めばアクティベートは完了


画面サイズの大きさは電源を入れると特に強く感じます。ホームボタン領域や受話スピーカー部の余白がない分画面の配置にも余裕があります。個人的にはアイコンをもっとぎっしりと並べてもらいたいくらいですが、押し間違えや見栄えを考えるとこのくらいが丁度良いのかもしれません。

また、操作方法として画面下のホームバー領域を上下左右にスワイプする操作が追加されているので、アイコンを増やさないのであれば操作領域にもう少し余裕が欲しいと感じました。

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ホーム画面下部のドック(白く囲まれたアイコン)部がもう少し上にあるとホームバー領域の操作も楽になりそうだが……


画面の表示品質は評判通りの美しさです。静止画ではOLED(有機EL)らしい沈み込むような黒の表現が美しく、上部のTrueDepthカメラ部のノッチ周辺の表示が黒になると、ノッチ部と色が同化して全く境界線が分からなくなるほどです。

OLEDは応答速度が高く残像がほとんど出ないのも特徴の1つで、液晶と比較すると非常にくっきりとした動画表示です。画面の動きが激しいスポーツ観戦や映画コンテンツなどではOLEDディスプレイのiPhone XSは大いに威力を発揮しそうです。

ただし弱点もあります。iPhone XSのディスプレイを斜めから見ると画面が青っぽく変色して見えます。これはRetina HDディスプレイ(液晶ディスプレイ)を採用しているiPhone 8では見られなかった現象で、TN液晶のような色の反転は起こらないものの、使用していて若干の違和感があります。

今回のように隣同士で端末を並べて視野比較などをしない限りは気になるレベルではありませんが、OLEDディスプレイならではの特性として購入の際の検討材料にするのも良いでしょう。

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ディスプレイのTrue Tone機能(外部の明るさに合わせてディスプレイの色を変える機能)をOFFにして検証


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斜めから見ると画面が青く変色する。正面からの見た目と比較すると分かりやすい


■ユーザーに操作を意識させないUI
以上、開封からアクティベートおよび画面品質の確認までのファーストインプレッションでした。iPhone XSは価格が11万円超~15万円超と非常に高額である点が常に指摘されますが、その価格に見合った品質と性能になっているかは未知数です。

ただ、なんと言ってもホームボタンがなく前面すべてをディスプレイとして利用できる快適さを一度知ってしまうともうiPhone 8以前には戻れません。ウェブサイトの閲覧やSNSのタイムラインの表示に大きな威力を発揮するだけではなく、SNSへの書き込み時など、表示領域と入力領域のどちらも広く視認性と操作性の両面で便利さが際立っています。

また筐体の大型化によって片手操作が難しくなる問題については、ホームバーを画面下へさらに引き下げる「簡易アクセス」機能をONにすることでかなり改善されます。iPhone 8などでもホームボタンのダブルクリックなどで操作可能でしたが、それよりも「ホームバーを下げる=画面を下げる」という直感的な操作になったことで利用しやすくなった印象です。

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このようにスルッと画面を下げられる。画面を戻す時はアプリやホーム画面のUIを操作するか、ホームバーを上へ引き上げればOK


iPhone Xから始まった新たなiPhoneシリーズとして第2世代と言っても良いiPhone XSは、Face IDのスムーズな認証機能と相まって、何か機械を操作しているという感覚を意識させない丁寧な作り込みを感じます。

価格的に躊躇している方には、10月に発売が予定されているiPhone XRなども良いかもしれません。新しくなった全画面iPhoneを、ぜひ使ってみてください。

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さあ、全画面iPhoneを使い倒そう









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iPhoneXS 保護フィルム (UNiCASE)
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記事執筆:秋吉 健


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