ノマドワーカー必見!JR東日本の「駅ナカシェアオフィス」を試してきた

東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)が駅構内に電源やモニターなどの設備を完備したシェアオフィスサービス「STATION WORK」( https://www.stationwork.jp )の実証試験を東京駅・品川駅・新宿駅の「駅ナカ」にて11月28日より提供開始しました。

STASIONWORKは「働く人の“1秒”を大切に」をコンセプトに主に電車での移動時における時間ロスの少ない駅構内(および駅近く)にシェアオフィスを提供するJR東日本の新サービスで、法人向けの駅ナカに設置されるコワーキングスペース「STATION DESK」、STATION DESKの一画を月極契約でレンタルして利用できる「STATION OFFICE」、そして個人・法人どちらの会員でも利用できる個室のワーキングスペース「STATION BOOTH」の3つがあります。

今回、駅構内に設置された個室の作業スペースの貸し出しサービスであるSTATION BOOTHが正式サービス前の実証実験としてスタートし、筆者もさっそく体験してきましたので、個室ブース内の様子や設置場所の解説などをお送りします。

【駅ナカの個室のワーキングスペース「STATION BOOTH」】

現在、実証実験が行われているのは駅構内で個室のワーキングスペースが利用できるSTATION BOOTHで、筆者は東京駅の予約を取って実装実験に参加してきました。東京駅のSTATION BOOTHは法人向けの「Business」と一般向けの「Personal」のブースが各2つずつの合計4つ設置されていました。なお、BusinessとPersonalは内装や設備は同じとなっています。利用できる時間帯は9時00分から21時00分までで、実証実験なので1コマ15分単位での予約となり、1回あたりの利用上限は2コマ30分となり、2回分までの予約が可能。

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東京駅に設置されている「STATION BOOTH」

利用についてはSTATION WORKの専用Webページからスマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコン(PC)などから専用のアカウント作成を作成して予約登録を行い、予約した時間にブースに行けば無事に利用開始となります。

予約についてはスマホなどからも可能ですが、現在の実証実験ではブースに入る際にはiPhoneやiPadなどのiOS搭載製品の場合はSafari、Android搭載製品の場合はChromeの各Webブラウザーでないと入室時の認証がうまくいかないことがありました。なお、この問題については運営側も確認済みとのこと。

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入口の扉横に入室の際の認証に使用するタッチパネルのディスプレイがある


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スマホなどで認証されると開錠されて中に入れるようになる


○意外と狭さは感じないSTATION BOOTHの中

STATION BOOTHの中は1人用のミニオフィススペースとなっており、1人で利用するには十分すぎる長さのベンチ(2人で座るには狭いくらい)、ノートPCを広げて作業できる奥行と幅のあるテーブル、HDMI入力に対応した外部モニター、充電用のフルサイズのUSBポート、ACコンセント端子が整備されているほか、専用の無線LAN(Wi-Fi)も利用可能用意されています。

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STATION BOOTHの中を外から見たところ


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モニターからはHDMIケーブルがのびており、テーブルに広げた自身のノートPCなどを接続して利用できる


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USBケーブルやコンセントも利用でき、作業中の合間に手持ちのスマホやケータイを充電するといったことも可能


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ちょっとした時間の作業でも大きな画面が利用できるというのは大きなポイント


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室内にはW-Fiのほか、足元にはパネルヒーターも設置されている

STATION BOOTHの広さは、個室トイレをひとまわり大きくしたくらいの広さで、作業をサッと行うくらいであれば、まったく問題なく利用できるように感じました。デスクの幅は広く、14インチクラスのノートPCを広げても十分な奥行があり、外部モニターへ接続することで大きな画面で表示も可能になるので、作業効率の向上も期待できそうです。

また室内には専用のWi-Fiのほか、足元にはパネルヒーターがあり、寒い日でも安心して利用できるようになっています。ただし、中が広くないので、すぐに中の温度が上がってしまうと思ったため、今回は利用しませんでしたが……。さらにドアは曇りガラスとなっており、顔の判別はできないものの、中に人がいることはハッキリとわかるようになっています。

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中の人物の動きが見えてしまうので、不埒なことをしたりしないよーに!

利用時間については現在の実証実験中では15分刻みで最大でも30分までの利用となっているため、腰を据えてガッツリと作業はちょっと厳しそうですが、こういった感じで利用できるので、本サービスの際にどういった感じで使うと良いだろうかなどといった利用シーンを考えるためのお試しとして利用してみてはいかがしょうか。

なお、JR東日本の説明員(スタッフ)によると「現在都内3か所に設置しているSTATION BOOTHそのものもまだ仮のもので、実証試験中の利用者から意見などを集めて本サービス開始のときにはデザインや内装なども変わる可能性がある」ということです。

○どんな使い方が便利だろう?

コンセプトとしては「駅ナカの1人用ワーキングスペース」といった趣旨のSTATION BOOTHですが、個室であることを活かした利用にも活躍できそうです。ここでは、JR東日本のスタッフと実際にやりとりをした際に出てきた活用方法の例を挙げておきます。なお、JR東日本が推奨するものでなく、あくまでもこういった使い方もできるといった案です。

・イベントホールや発表会の多く開催されるエリア内の駅に設置してマスコミやメディア関係者が「簡易的なプレスルーム」として利用する。

・個室ブースであることを利用して、YouTubeやニコニコ動画などの動画配信での収録やライブ配信に利用する。(開封の儀を買ってすぐに執り行う)

・人前に大っぴらに見せられないもの(例えば発売前の製品の試供品とか…)を受け取り後、駅ナカのブースにてすぐに写真や動画を撮影するのに使う。

・ブース内は防音なので、大事な電話の連絡をするための個室としての利用。

・(電気街のある秋葉原駅に設置された場合、と仮定したうえで)買ってすぐのPCパーツ(ストレージやメモリなど)をノートPCへの組み込み、および換装作業をするための簡易作業室。

など、アイデア次第で色々な活用法がありそうです。実証試験は2019年の2月20日(水)まで行っており、実証試験中での利用料は無料となっています。エキナカに個室のワークスペースというこれまでにないユニークな試みで、今回の実証試験のSTATION BOOTHは個人ユーザーでも利用が可能ということで、参加の敷居も低いものとなっています。都内やその近郊で興味を持った方は是非、一度試してみてはいかがでしょうか。

記事執筆:河童丸


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